転移守護者と10人の天使《テン・エンジェルズ》
新たな地へ
「さて…と、どういこうかな?」
「ゆっくり進んで行きましょう!あまり早くいきすぎてもアレですし。」
「そうだな…。ゆっくりいくとするかな。そういえばガブさんは大丈夫なの?」
「?何がですか?」
「ここの世界に出てきてもって話なんだけど…。」
「大丈夫ですよ!制限とかは特に。好き好んで下界に降りてくる天使は私達大天使ぐらいですけどね。」フフッ
「そうなんだ。そういえば他の天聖たちの国にもいきたいんだけど、結構遠そうなのか?」
「そうですね…。意外と近いのはウォパシェですかね。あそこはとても良い国だとききます。」
「まずはマギア王国行ってその後ウォパシェ!そういう感じで行きたいけどいい?」
「はい!私も楽しみですから!」ニコ
「カワイイ…。」ボソ
「ッ//」
「!口に出てた…?」
「…//」コクコク
「…//恥ずかしいな。」
「…はい//私は守さんのパートナーですから!いつでも一緒にいます!」
「俺もだ。ガブさんを守るから…。だからガブさんも俺をパートナーとして守ってくれ。」
「はい!」ニコ
「よし!道中のドラゴンでもささっと倒しちゃうかな!」チョウドイルシ
「私も行きます!」
「いくぞ!風の刃、雷弾 !」
「落ちて下さい!雷鼓伴星!」
「ギャァァァァァァァァ!」
「武器創造ッ!行けッ!」シュンシュン
「虚無星雲ッ!」
「ギャァァ…。」ドーン
「まだこれぐらいならいけるか…。」
「それは辛辣の森でSSSランクのレッドドラゴンを初期のステータスで倒しましたからね…。」
「あれSSSランクだったの!?」
「そうですよ?意外と強いんですよね。」
「いやいやいや!ラスボス級の魔物をやってたって…。どうなってるんだ?俺のステータス…。」
「私と同じ守護者ですからね!」フフン
なんでそんなに胸張ってるんだよ…。
「そうだったね…。今言うのもあれだけどガブさんを初めてみた時一目惚れしたんだよね〜。」
「…//ソウダッタンデスカ。ナラハヤクコクハクシテキテモヨカッタノニ…。」ボソ
「ん?どうしたの?」
「いや!なんでもないです//」
「そうなのか。」
「はい!あの…。」
「ん?」
「私の旦那さんになってはくれません…か?」
「!?!?」
急にどうしたんだ!?上目遣いまでしてきて!俺の方が身長高いからかも知れないけど!
「やっぱり幼馴染の沙耶さんとかの方がいいでしょうか…?」
「いやいや!そんなことないって!ていうか俺はガブさんの方が可愛いと思ってるよ!」
「そ、そうなんですか!?」
「うん。でも急にどうしたんだ?」
「私は守さんのことが好きなんです!だからです!」
「そ、そうか…。俺もガブさんのことが好きだし、なんだ?その…。俺の妻になってくれますか?」
「はい!喜んで。」ニコ
「しかしどこで式をあげようかな…。」
「私もこの世界のことは実はあまりよく知らないんです。どこに何があるのかというぐらいしか分からなくて…。すみません…。」ズーン
「いやそれぐらいわかってたら凄いって。天聖たちとか会うついでに聞いてみようか。」
「はい!」
「それじゃ宿も取らなくちゃいけないし街に行こうか!」
「了解です!」
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