転移守護者と10人の天使《テン・エンジェルズ》
出会い
さて、まずは街にいがないとな…。ガブさん、ここらへんに魔物は?
『"今のところは"近くにはいませんね。』
わかった!よし、行こう!
ねぇガブさんは出てこれないの?
『そうですね…。出られるには出られるのですが…。』
?
『まだ守さんのレベルが足りないのと天使礼装を使ってないからですね。』
天使礼装?
『はい。天使礼装というのはですね、私の力をそのまま繕うことです。そうすることでまた一段と身体能力が上がります。』
なるほどね。守護礼装とは少し違うんだね。もう少しあの森で修行しといた方が良かったかな?そういえば黒い狼みたいのと赤い龍倒したけどレベル上がらなかったんだけどさ、なんでかわかる?
『多分私と守護者としての契約をしていなかった為かと思います。』
そうなんだ…。地道にレベル上げしようっと。
『そういえばもうすぐ邪竜が近くの街を襲いに行きますよ。倒しに行ってみればどうですか?』
さらっと爆弾発言ッ!まぁいいか。うん。倒してくるよ。
『頑張ってください!』
ん?あれは…。
「ギャァァァァァァァァ!」
「邪竜!?倒さなきゃな。来い、神槍バルムンクッ!」
やっぱり槍が1番使いやすいんだよなぁ。それに偉い立場そうな人の馬車が襲われとる。
「援護します!」
「あぁ助かる!」
いかにも"騎士"みたいな感じだな。
「修羅螺旋斬ッ!」
「ギャァォォォォォォォ!」
「全然きいてないみたいだな!騎士さん!少し離れててください!」
「!あぁ、わかった!」
「我、守護者の力を受け継ぎし者なり。今ここに力を顕現せよッ!守護之王、守護礼装起動!」
《次回から詠唱なしで守護之王を使えるようになりました。》
おぉ。楽になったな。
「あれは…10人目の天使ガブリエル様の力?」
「守護対象エルネスト!近くにいる騎士と馬車!」ドックンッ!
「いきます!天恵時間ッ!
終わりの舞斬ッ!」
「ギャォォオ」ドーンッ!
「天恵時間解除。守護之王も解除、っと。」
守護礼装の時は口調と姿が変わるんだな。
『すみません。私の口調と戦闘時の姿になってしまうんです〜。』
少し女っぽくなるんだ…。
『私のことが嫌いなのですか?』ウルッ
そんなことはないけど(汗)
『本当ですか?』
うん。本当だから。
「すまない。少しいいだろうか?」
「別にいいですよ。どうしました?」
「あぁ、口調は普通で構わない。俺はファイスト国王女直属騎士、ナルダンだ。よろしく頼む。」
「よろしく。俺は輝守。守で構わないよ。」
「珍しい名前だな。それじゃあ守、さっきの力って…。」
ガブさん。このこと言っていいんかね?
『別にいいと思いますよ。言ってもそこまで騒ぎになることはないですし。』
そうなのか。
「俺は守護者ガブリエルとリンクしているな。
というかさっきリンクしたばっかだけどな。」
「リンクしたばっかでその力ですか。すごいですね…。」
「なぁ。あんたが口調普通でいいからって言ったから戻したのにこれじゃあ不平等じゃないか?」
「そうか。ならいうけどな、この世界にお前を除いて9人の天使とリンクしている奴がいるって知ってるだろ?俺が護衛している王女様もそのうちの1人だぜ?」
「そうなのか!?是非あってみたいものだなぁ。」
「ん?言ってみれば会えなくもないぞ?だって守は守護者だしな。」
「そうなのか?それじゃあナルダン、王女様を呼んできてくれ。」
「わかった。きいてみるな。」
ここにいるなんてな。
『恐らくファイストと言っていたので炎の管理者アリエルさんの契約者ですね。』
そうだろうなぁ。
「貴方が守護者ですか?」
「そうだけど…。君が王女様かな?」
「そうです。私はファイスト国第1王女、ルビー・アイン・ファイストです。炎の管理者アリエルの契約者です。」
「俺は輝守。守で構わないよ。守護者ガブリエルの契約者だ。」
「やっと見つけました。」
「何がだ?」
「今9天聖が必死に守護者を探していたんです。」
「エルネストの勇者の利用…の話だよね?」
「そうです。何故そのことを?」
「実は俺は転移者。今召喚されて利用されかけてる勇者の知り合いなんだけどね。後前世が守護者らしい。」
「そうだったんですか。助けに向かう途中でしたか?」
「そう。1人でもいけるかなって思ってさ。」
「私たち天聖達と同じことをしようとしてますね。貴方1人でも余裕でしょうが念のために"10天聖"でいきましょう。」
「10天聖?」
「大天使と契約している人がそう呼ばれてるんですよ。取り敢えず集まりましょうか。ちょうど天聖で集まりがあったのでついてきてもらえますか?」
「うん。いいよ。」
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