転移守護者と10人の天使《テン・エンジェルズ》

ガブさん愛好会会長

知らない森にて


「ここはどこだ?」

確かあの時天使エルンとかいうやつに異世界につれてかれて…。

「ていうことはここ異世界じゃん!」

ちょっとまて、落ち着け守。まずみんなで異世界に召喚されたはず…。まずここはok。次になぜみんながいない?これ大問題じゃね?

「はぁ。取り敢えずこの森を出たいな…。見るからにやばそうだ。」

カサカサッ

「!」

何か来るッ!できれば害のないものでお願いします!

「ガァァァァァァァ」

「やっぱりダメだったァァァァ!しょっぱなから大きい黒い狼はやばいて!!!」

どうする?逃げなきゃ!でも絶対追いつかれるッ!

「ガァァァァァァァ!!!!」




『俺は守護者。だから守らなくてはならないんだ。』




ドックンッ!

今のは前世の記憶…?取り敢えず戦える知識は得た!

光の矢シャイニングアローッ!」

「ギャァゥンッッッ!」

「…倒したのか?」

取り敢えず良かった。それよりもさっきの記憶は…。ッ!




「***は何のために戦うの?」

「ん?それは俺の好きな人、仲のいい人、お世話になった人、そして生き生きとしたこの街がある世界を守るために"守護者"として戦ってるんだ。」




守護者…か。多分俺は守護者、だったんだな…。前世の力の使い方がよくわかる。それは助かるな…。でも前世の記憶は全能じゃないからなぁ。

《スキル守護之王ガブリエルを取得しました。これによりステータスが変更されます。成功しました。》

うわッ!びっくりしたぁ。ステータスってどう見るんだろう?念じたらいけるのか?
"ステータス"

『名前』輝 守

『レベル』1

『魔力』unknown

『スキル』守護之王ガブリエル世界地図ワールドマップ武器創造ウエポンズクリエイト無限収納ストレージ神器召喚ゴットウエポンコール

『職業』守護者

『称号』召喚されし者コールリペクター
    前世の記憶を持ちし者
    絶対的守護者ガーディアン
    

なるほどこうなってるのか…。前世の記憶によると無限収納と神器召喚は前世から持ってきた感じかな。守護之王は今さっき手に入ったし…。世界地図と武器創造は神様からの贈り物かな?ありがとうございます!てか魔力unknownってなんだよッ!

「守護之王はどういうものなんだろう?説明見たいのないかな?」

あった!なになに?




守護之王ガブリエル・・・前世が守護者だった者でかつ大天使ガブリエルに認められたものだけが取得できるユニークスキル。守りたい対象がいる時身体能力が100倍になる。また、守護礼装ガーディアンモードになることができ、守護礼装の時身体能力が100倍になる。




…。なんかすごいことなっとる。いわゆるチートというやつかな?

「まぁ取り敢えずここがどこなのか調べてみるか。世界地図!」

ふーん、ここは辛辣の森…。で難易度はSSSランク!?最初からここに飛ばすのはちょっとやばいて。俺じゃなかったから死んでたよ。近くに街があるから行くか。ん?モンスターが引っかかった。

「さて、何が来る…?」

「ギャァォォォォォォォ!!!!」

「ドラゴンかいッ!」

前世の感覚をまずは取り戻さなくちゃね。

「来い、神槍バルムンクッ!錯覚羅越斬ノーフィカルスライスッ!」

「ギャァォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!」

「はぁぁぁぁぁ!風纏突斬ウィンドスピアッ!」

「ギャァォォォ…」

ドーンッ!

「よし、こんなもんかな?無限収納に入れとくか…。ん?あれは…。」

やっぱり道だ!これを辿っていけば街に着くはず!よし、行くか!

ピピッ

「ん?」

『あーあー。聞こえますか?』

「!?バッチリ聞こえてるよ。」

『あ、声に出さなくてもいいですよ。はじめまして!私は大天使ガブリエルと申します!貴方がなぜクラスの皆さんと離れ離れになってしまったのかを伝えに来ました!』

貴女がガブリエルか。教えてくれ!

『はい。召喚した側は28人しか召喚できなかった。残った一人は何処かに飛ばされる、そうなっていて、その1人にたまたま当たっちゃっただけなんです。』

…。死ぬ寸前だったんだぞ?

『その点も含めて私の能力守護之王をあげたんですから。』

なるほどな。そこまで干渉していいのか?

『はい。今回は特別に私が貴方のサポートをさせてもらうことになりました。なので力の使い方がわからなかったら聞いてください!』

ありがとう!

この日から境に世界の『歯車』は動き出したのであった…。











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