転移守護者と10人の天使《テン・エンジェルズ》
プロローグ
第1章 守護者誕生
「ねぇ***!死なないでよ!」
「ごめん。これで…カハッ!世界は平和になったから…。」
「それで貴方がいなくなったら意味がないのッ!お願いだから死なないでよ…。」
「俺は"守護者"。だから世界を…守ら…なくては…駄目なん…」
「***!」
「ハッ!」
今のはなんの夢だったのだろうか?それに意識が覚醒していくにつれなんの夢を見ていたのか薄れていく。"夢とはそういうものだ。
「まぁいいか。ご飯食べて学校行くか。」
俺の両親は物心つく前からいない。親戚の人の話によると『事故死』だったそうだ。そのあと祖父母が引き取ってくれたが中学の時にこの世を去った。俺には仲が良い友達が沢山いたので一人ではなく日々楽しい生活を送っている。
「よっ!守!朝から考え事か?」
「おはよう、トモ。少し昔のことをな。」
こいつは鳴上智弘(なるかみともひろ)。昔からの友人でお調子者。明るい性格から友達が多く、人付き合いが良い。
「なぁ守。今日新しく転校生が来るらしいぜ?」
「そうなのか?少し楽しみだな。」
「俺は女子がいいかな!可愛い子が来て欲しい!」
「少なくとも俺のクラスの男はそう思ってるだろうな。」
「そういうお前はどうなんだよ?」
「勿論俺もだけどな!」
『ハハハ!』
「おはようございます。守くん。智弘くん。」
「あぁ、おはよう。沙耶。」
「沙耶おーす!」
こいつは中島沙耶(なかじまさや)。俺たちが通っている学校の生徒会長で性格と顔の良さから男女からの人気がある。こいつも昔からつるみがある。
「そういえば転校生は私達のクラスに来るそうですよ?」
「そうなの?」
「初めて知ったぜ。」
俺達3人は同じクラスで昔からの幼馴染だ。
だから結構仲のいい方だと思う。
「またクラスでな!」
「また後で!」
「はーい!」
「女子だといいな!」
「そうだな。」
「なんか冷たくね!?」
「よう守!トモ!おはよ!」
「おはよう、サッタ。」
「おっす!」
こいつは佐々木寛太(ささきかんた)。クラスメイトで仲が良い。
「今日も朝は眠そうだな守(笑)。ちゃんと寝たんか?」
「しっかりと寝たよ…。」
なんやかんやでみんなと話して朝の会が始まった。
「みんな注目!今日から仲間になる子がいます!入ってきて!」
「はい。」
おぉー!女子だ!キャー可愛い!だのうるさくなったな…。気持ちは分からなくもない。
「私は天使エルンと申します。」
は?
「いきなりで悪いのですが貴方達には異世界に行ってもらいます。特殊能力を授けておくので向こうで確認してくださいね。ではいってらっしゃ〜い!」
「ちょっとま」
シュンッ!
俺の言葉を遮るように俺達のクラス29名がこの世界から旅立ったのであった。
「ねぇ***!死なないでよ!」
「ごめん。これで…カハッ!世界は平和になったから…。」
「それで貴方がいなくなったら意味がないのッ!お願いだから死なないでよ…。」
「俺は"守護者"。だから世界を…守ら…なくては…駄目なん…」
「***!」
「ハッ!」
今のはなんの夢だったのだろうか?それに意識が覚醒していくにつれなんの夢を見ていたのか薄れていく。"夢とはそういうものだ。
「まぁいいか。ご飯食べて学校行くか。」
俺の両親は物心つく前からいない。親戚の人の話によると『事故死』だったそうだ。そのあと祖父母が引き取ってくれたが中学の時にこの世を去った。俺には仲が良い友達が沢山いたので一人ではなく日々楽しい生活を送っている。
「よっ!守!朝から考え事か?」
「おはよう、トモ。少し昔のことをな。」
こいつは鳴上智弘(なるかみともひろ)。昔からの友人でお調子者。明るい性格から友達が多く、人付き合いが良い。
「なぁ守。今日新しく転校生が来るらしいぜ?」
「そうなのか?少し楽しみだな。」
「俺は女子がいいかな!可愛い子が来て欲しい!」
「少なくとも俺のクラスの男はそう思ってるだろうな。」
「そういうお前はどうなんだよ?」
「勿論俺もだけどな!」
『ハハハ!』
「おはようございます。守くん。智弘くん。」
「あぁ、おはよう。沙耶。」
「沙耶おーす!」
こいつは中島沙耶(なかじまさや)。俺たちが通っている学校の生徒会長で性格と顔の良さから男女からの人気がある。こいつも昔からつるみがある。
「そういえば転校生は私達のクラスに来るそうですよ?」
「そうなの?」
「初めて知ったぜ。」
俺達3人は同じクラスで昔からの幼馴染だ。
だから結構仲のいい方だと思う。
「またクラスでな!」
「また後で!」
「はーい!」
「女子だといいな!」
「そうだな。」
「なんか冷たくね!?」
「よう守!トモ!おはよ!」
「おはよう、サッタ。」
「おっす!」
こいつは佐々木寛太(ささきかんた)。クラスメイトで仲が良い。
「今日も朝は眠そうだな守(笑)。ちゃんと寝たんか?」
「しっかりと寝たよ…。」
なんやかんやでみんなと話して朝の会が始まった。
「みんな注目!今日から仲間になる子がいます!入ってきて!」
「はい。」
おぉー!女子だ!キャー可愛い!だのうるさくなったな…。気持ちは分からなくもない。
「私は天使エルンと申します。」
は?
「いきなりで悪いのですが貴方達には異世界に行ってもらいます。特殊能力を授けておくので向こうで確認してくださいね。ではいってらっしゃ〜い!」
「ちょっとま」
シュンッ!
俺の言葉を遮るように俺達のクラス29名がこの世界から旅立ったのであった。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
440
-
-
55
-
-
2
-
-
63
-
-
1
-
-
4112
-
-
4503
-
-
147
-
-
89
コメント