ゼロからはじめる島津大河誘致

郭隗の馬の骨

第22話 コモロウの妄想日記

※ この話はフィクションであり実際の歴史上の人物とは異なります。またあくまで一女性の妄想の世界であり、空想の世界で人を貶めることはないことをご理解いただきます。
BLをやるのに薩摩ほど面白いものはない。根拠は不明だがコモロウはばく進しました。
島津4兄弟が題材で長兄の義久と次男の義弘が主の座をかけ争った後の仲直りBL、三男坊の歳久と末っ子の家久がそれぞれの母親自慢をした後にケンカして仲直りBL。
義弘の息子の久保が7匹のかわいい猫とたわむれるイチャイチャ、最後はそのうちの雄猫が恩返しに擬人化してやはりBL
家久の子供の豊久が女装させられた後、筋肉モリモリの家臣たちに囲まれてのBLなどヤマもオチも一応ありますが最後はBLというお決まりの話でした。
これには正直祭り之介もフウイも微妙な空気が漂い、感想を聞かれると異口同音に「お、おう」というしかありませんでした。
困ったことに一部については歴史に忠実なところを使うのが実に巧妙でした。
それと同時に自分たちも歴史や文化のうんちくを長々と話すとき、コモロウからは似たような気持で見られていたのかと思うと、言葉に形容しずらい気分になりました。
とはいえ、フウイは彼女の作品に魅力を感じてもいた。
4コマ漫画のように短くても起承転結があり、のりがよくて楽しく読めると感じたからです。
変に知識をひけらからず、自分の好きな場面や設定を切り出してそこから話を進める、才能といってもいいのではと感じました。
なまじ難しいことを考えず、批判にもわきめを振らず好き勝手に書くこともひとによってはいい方法なのか、フウイはそう感じました。
ひとはそれぞれだと思う、アドバイスを聞いて成長する優等生タイプもいる、型破りな方法で現状を打破しようとする者もいる、静かに時を待ち、時が来たら火のごとく行動する者もいる、今自分のやろうとする島津大河誘致活動もそうしたいろいろな人々を集まって行いたい、そう思いました。
そして、そのような考えを祭り之介に振ると、彼はこう応えました。
祭りもそうさ、たくさんのいろんな人がいた方がいいに決まっている。
祭り之介は行動した後に思ったほど反応がなく、ほとんど進展がないことに不安を感じていました。
フウイは自分が頭の中だけで事を想像し現実的には何もしてないことに恥ずかしさを抱いていました。
そんな二人の前で、自分本位にハチャメチャにふるまい話題を振るというより洪水のように押し寄せてくるコモロウの姿はまぶしかった。
そして二人は何かおぼろげな希望を再確認しながら彼女に感謝のメールを送ったのでした。

「ゼロからはじめる島津大河誘致」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「歴史」の人気作品

コメント

コメントを書く