ゼロからはじめる島津大河誘致

郭隗の馬の骨

第13話 佐土原の島津豊久

宮崎県宮崎市佐土原(さどわら)島津義弘の甥、島津豊久の居城の名前である。
蛇足ではあるが作者の馬の骨は今まで(さどはら)と勘違いしていた。
都城(みやこのじょう)もそうだがこの地域の地名は難易度が高いので読者の皆様もお気をつけください。
ネット界、とりわけニコニコ動画では人気のキャラクターでありその人気は今年のゴールデンウィーク期間中のアニメ動画部門で1位の再生数を伺う勢いであった。
海外の視聴者の反応を見るとジャパニーズカウボーイ、日本ではそのクレージーさから妖怪首置いてけという形容しがたいあだ名で親しまれて(?)いた。
彼をここまでの人気者にしたのは「ドリフターズ」という漫画と作者平野耕太さんの功績が大きかった。
フウイはかつて歴史は「今の人々が作るもの」という教訓を学んだ。かつてフウイは南九州の発信力を問題視していたがここ宮崎では健闘しているとも分析していた。
実は大河ドラマ誘致に関しても決して無策ではない。
数年前、とある与党の県議会だよりで当時の議長が「島津豊久を大河ドラマに」という題目で活動報告を記していた。
フウイは政治的に中立を心がけ、あまり政治に立ち入らないようにしていたが、こうした活動については高く評価してもいいのではと考えていた。
都城についても動きはあった。とある市議会議員が議会での質疑でインターネットを使い都城憲章にてらして功績のある者に表彰をしてはどうかという提案をしていた。田舎の発言力が弱いといっても決して努力をしてないわけじゃない。
こうした動きに何か工夫なり提案なりをすればもっと現実的になる。
フウイの現状認識は厳しくともまだ始まってもいない状態に希望を抱いていた。
佐土原に話を戻そう。
ここは宮崎市であり南九州では都会といってよく当然人口もネット民も多い。
最近は島津豊久の影響もあり観光地としても少しづつ知られていくようになっている。彼は佐土原押しのネット民と話したが意気揚々としており、大河誘致運動に火が付いたら盛り上がるだろうと希望を持っていた。
もしも、ドリフターズのファンと宮崎市がタッグをくんで誘致運動を展開出来たらどんな影響があるだろうか。近くて遠い蜃気楼のような未来の世界線、でも決して不可能でも類似の成功例のない方法である。何かあるはずだと思い付きを願っていた。
その時ふと気づいた。残念ながら名案ではなく都城サイドの問題点であった。島津。立花問わず大河誘致運動を俯瞰した時、鹿児島、宮崎、福岡、と3つの都市の影響度は大きく感じる。それに対し都城はまだ何もないに等しいのだ。善悪の問題ではないが、やはり寂しいというのは問題である。
これがシミュレーションゲームであれば救済イベントで何かボーナスが出るがこれは現実である。都城でもりあげる方法はないか。
さすがのフウイもじりじりとした感情がよぎった。
目標に向かって真っすぐ突き進んだ島津豊久がまぶしくそしてうらやましく感じた。

          

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