海にて

モールでの水着選びが終わり、ついに海へ行く日になった。

「お〜き〜ろ〜！」
「ぐほぉ！」

陽菜にダイブされて起こされた。

「お前…重いんだよ…」
「し！失礼な?!」

よくよく見ると、既に水着姿だった。

「おい、何で水着なんだよ。」
「えへへ〜！楽しみ過ぎてもう着ちゃった！」

陽菜は朝ごはんを作ってくれていたようだ。

「ほら、食べましょ！」
「おお！陽菜料理うまくなったな！」

というか、いつの間に普段着に戻ってた…?!

「真奈ちゃ〜ん！」
「陽菜ちゃん…！」

海岸で待ち合わせしていた真奈達に合流した。

「さあ！着替えましょ！」
「翔、わりーな。」
「あはは…仲良さそうでいいじゃん！」

真奈は陽菜に引っ張られて更衣室へ連れ込まれた。

「俺達も…着替えるか…」
「そうだな…」

「よーし！海だー！」
「ノリノリだな、翔は。」

翔は海に向かって走り、ダイブした。

「いて〜！ここ浅いな?!」
「どこでダイブしてんだよ…」

少し遊んでいると、陽菜と真奈が着替え終えて出てきた。

「優人〜！どう?!似合う?!」
「か、可愛い…かも…」
「ほ〜ら！真奈ちゃんもパーカー脱いで！」

真奈がパーカーを着たまま必死に拒否する。

「しょぉくん…助けてぇ…」
「真奈ちゃん?!」

真奈の上目遣いと恥ずかしがる顔が炸裂した。

「真奈ちゃんはそのままでいいんだぞ〜！」
「えぇ〜！真奈ちゃんの見たい〜！」
「さっき見たじゃない…もう揉まれるのは嫌よぉ…」

おい陽菜?!お前更衣室で真奈に何してたんだ?!

「ていうか、私もパーカー着たいんだけど！」
「お前が最初に脱いだんだろ?!」

真奈に貸していた陽菜のパーカーを返してもらい、くるまった。
…が、パーカーを取られた真奈の水着が露に…

「いやぁぁぁ！見ないでぇ〜！」
「真奈ちゃん可愛い〜！やっぱりダイナマイト〜！」
「陽菜、それを返してやれ。」
「えぇ〜！私のパーカーなのに〜！」

to be continued…

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