人気配信者の日常

ノベルバユーザー399241

人気配信者の夕方

「楽しかったですね〜今日は、明日もあるのでここら辺で終わりにしておきましょうか。」

『楽しかった』『お疲れ〜』『結局……タイマンで……誰も………勝てなかった…だ……と?』『魔王だからね仕方ないね』『やべーよ』

「ではでは〜今週も良い一週間になるといいですね〜。さようなら〜」

楽しかった配信も終わり。時間は、午後2時、5時間ぶっ通しで配信をしていた訳でもなく途中からチーム戦をしたりご飯休憩をしたりしていたのであまり飽きさせずリスナーを楽しませることができたと思う

しかし、今から何をしよう?
次の配信の為に面白そうなゲームを探すのもいいしyoutubeを見るのも良いと思いアプリを開くが特に見たいと思う動画が無くアプリを閉じる。

「ふぁ〜眠いですね寝ましょう。」

そのままベッドに横になり目を閉じるとドッと疲れが押し寄せてきてすぐに寝ることができた。









「おーい渚さーん?おきてくださーい」

ももさんの声が聞こえ目がパッチリ覚めました。

「ももさん?何故馬乗りに、なっているんでか?」

「渚さんの寝顔が良く見えるからです!」

「そうですか。どうでした?」

「凄く素敵でした…………閉じ込めたいくらい(ボソッ」

「そうですか。閉じ込めるのは辞めていただきたいですが。」

軽く冗談(?)を言い合いももさんをどけ、起き上がり……

「今何時ですか?」

「もう6時ですよ?いくら寝るが好きだと言っても寝過ぎだと思いますよ?」

「そうですか。でも寝ることが僕の1番のリフレッシュ方法ですからやめる気はありませんが。」

「そうですか。じゃ、母さんがご飯を作っているのでお風呂に入ってください。」

「分かりました。」

ももさんから、言われたのでそのままお風呂に向かいます。






(桃香side)

私は、大空 桃香です。突然ですが私には、可愛くてとてもカッコいい兄 渚さんが居ます。
渚さんと比べたらそこら辺にいる男なんて、雑草と大差ありません。

そんな可愛くてカッコいい渚さんがお風呂に向かいます。
渚さんの良い所は、沢山ありますがお風呂に入っている渚さんは、物凄くカッコいいのです。

なぜかと言うと、渚さんはお風呂に入ると歌を歌いだすのです!!!!

へっ?だからどうしたって?

ふっっっ(笑)渚さんの素晴らしい声を知らないなんて人生十割損してますね。
とにかく渚さんの声は、プロなんて目じゃない位素晴らしいのです。
何でも私が、「なんでそんなカッコいい声しているんですか?」と聞いたところ

「カッコいい声を意識しているからです。」

「えっ?カッコいい声は意識したら出るんですか?出ないでしょう?」

「出ますよ?」

と言っていました。流石になにかの間違いだと思い「じゃっじゃぁ、カッコいい声以外は、出せるんですか?」と、動揺しながらも聞くと

「ん?出せますよ?聞きます?どんな声がいいです?」

と差も同然と言った様に言ってきました。
あれ?これって私がおかしいんですか?違いますよね?そうですよね?

「じゃあ、私、年下の兄弟がほしいかったので年下っぽい声でおねがいします。」

と言った所「分かりました。」と言って渚さんは、咳払いを何回かした後、

「こ、これで良いかな?桃香おねちゃん?」

「ガハッ?!」
と、とても庇護欲を掻き立てる様なか弱く柔らかく、いわゆるロリボで言ってきました。
私はあまりの可愛さに意識が吹き飛びかけました。

「ももねぇ!?どうしたの?大丈夫?」

「グハッ?!」

ゆ、油断していました。
ロリボが聞こえてきてこれだけだと思っていたのですが、、、
人懐っこそうで元気に溢れているショタボも出せるなんて、、、
鼻血で…………いし……………き…………………が……………………




「はっ?!な、何が?」

「もう、"私"の声を聞いて倒れるなんてイケナイ娘ね」

「グハッッッ?!」

意識が戻った瞬間女の私でも、興奮してしまいそうな色気溢れるお姉さんボイスで渚さんが膝枕をしてくれながら出迎えてくれました。もともと女の子っぽい容姿の渚さんが膝枕をして、私を見下げて色っぽい声で話しかけてくるのです。
このあと、私が貧血でもう一度気をなくしたのは、言うまでもない。


このように様々な声を操る事ができ、絶対音感を持っている渚さんなので歌う曲に合わせて曲に一番あう声を変え歌うのでその歌声は素晴らしいなんて言葉で片付けられません!!!

だから私はそんな世界的遺産を後世に残すために(誰にも聞かせる気はないが)スマホを片手に音を立てずお風呂に向かうのでした。











その後、お風呂場の前で悶絶している桃香を渚が白い目で見たのは言うまでもない

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