最強の転生者(仮題)

シオン

 チュン、チュン。
 鳥の囀りの音で俺は目を覚ました。
 目に入るにはゴツゴツとした岩肌。
 あぁ、やっぱり夢じゃなかったか。
 体を起こし、奥の水で顔を洗う。
 さっぱりしたところで、カシの実を食べながら今日は何をするか考える。
 まずは拠点を発展させたいが、自分に何ができるのかわからないからな。今日は自分を理解するか。じゃあまず…
「ステータス!」

名前:ビャクヤ・クロノ
種族:人間
年齢:5歳
レベル:1
生命力:10000/10000
魔力:200/200
物攻:20
物耐:2000
魔攻:500
魔耐:5000
俊敏:110(+10)
知能:800
運:100
スキル
《回復力上昇》《魔力感知》《魔力操作》《鎌術》《気配遮断》《暗殺》《魔眼》+《跳躍》《収穫》《作成》《火属性》
加護 
《命神の寵愛》《魔神の加護》《死神の加護》
称号 
『転生者』『神の寵愛を受けし者』

 あれ?俊敏とスキル増えてる。
 内容的に昨日、カシの実を取った時に得たみたいだな。
 スキルとかステータスってこんなに上がりやすいのか?
 そういえばまだ称号って見てなかったな。

『転生者』
 記憶を保持したまま世界を渡った者に与えられる称号
 ステータス上昇に補正がかかる

『神の寵愛を受けし者』
 いずれかの神の寵愛を受けた者に与えられる称号
 スキル取得に最大の補正がかかる

 やっぱりこれか、今度から称号もちゃんと見とこ。
 そしたら取得したスキルについて見てみよう。

《跳躍》
 跳躍に補正がかかる

《収穫》
 収穫の際に取りやすくなる

《作成》
 何かを作る際に手際が良くなる

《火属性》
 火を生み出すことができる

 割とそのまんまだな。
 しかしこれはかなり使える気がする。
 まずは異世界に転生したら試したくなるだろう魔法!
 おそらく《火属性》は魔法に使えるはず!特に根拠はないが…
 魔法の出し方など知らないから、よくあるイメージでやってみよう。
 右掌に魔力を集中。その魔力を燃料に燃えるイメージ…ボッ!
 お、出た!赤い炎か、もっと空気を送り込むようにして…ゴォォ…
 やばい!勢い強いすぎた!酸素量をそのままにただただ燃えてる感じで…ボォォ…
 よし!いい感じの青い炎だ!
 魔法は簡単にできたな。
 他の属性って出来ないのかな?試してみるか。
 魔力を集めて、集めたものが水に変わるイメージ…ジャー
 …出来ちゃった…
 じゃ、じゃあ次は魔力を岩に変えて…ゴロ…
 つ、次は風!…フワッ…光!…ピカッ…闇!…モワッ…あとは…あとは…雷!…バチッ…氷!…パキッ…
 す、全てできてしまった…。
 こんな簡単に魔法が使えるとは…一応ステータス確認してみるか…
「ステータス」

魔力:165/200
スキル
 《作成》→《創造》
 《火属性》→《全属性魔法》
  new《合成》
加護
  new《創造神の加護》
称号
 『全属性保持者』

 ちょっと魔力減ってるな…魔力を使って使ってるからかな、7回使って消費が35だから一回あたり消費が5。《魔力操作》次第ではもっと減らせるかもしれないが、今はいい。
 それよりもスキルだ。
 元あったやつが消えて上位のスキルになってるところを考えるとスキルって進化するのかな?
 まぁとりあえず全部見てみよう

《創造》
 魔力を使ってあらゆるものを作ることができる
 また、素材を使う際は効率と速度が早くなる

《全属性魔法》
 全ての属性魔法を使うことができる
 (火、水、風、土、光、闇)

《合成》
 2つ以上のものを1つに合わせることができる
 
《創造神の加護》
 何かを作る際のイメージがより鮮明になる
 スキル《創造》を取得する

『全属性保持者』
 スキル《全属性魔法》を取得した者に与えられる称号
 魔力消費量の抑制、魔法効果の向上、魔力回復力の上昇の効果がある。

 うん、チートだよね。もういいや、諦めよう。今後自重なんてしてやるものか。
 ここまできたら最強にでもなってやる!
 よし!とりあえず拠点の発展だな
 《土魔法》と《創造》があれば洞窟の拡張も強化も思いのままだ。
 とりあえず住みやすいように床と壁は平らにする。
 どんなに魔力を使っても《回復力上昇》と『全属性保持者』の影響で数秒で全回復するのでまず使いきることはない。
 ものの数分で床と壁は平らにになり、かなり住みやすくなった。
 ついでに奥にあった池の容量も増やした。
 もし湧き水がなくなっても、水魔法があるので大丈夫だろうが、念のためにしっかり確保しておく。
 洞窟の入り口は一度壁にしてから真ん中に扉をつける。
 扉は外開きで内側から鍵がかけられるようにした。
 扉の上の壁には柵状に穴を開けて空気の通り道を作る。
 そしてカシの実を頬張る。うん、うまい。
 部屋完成!
 次は暖炉を作る。
 壁の下側に大きめに穴を作り、その穴をある程度上にあげたら外まで繋げる。
 外側の穴は柵状にする。
 そしてカシの実を頬張る。うん、うまい。
 暖炉完成!
 これで洞窟内で火を使っても、朝になって一酸化炭素中毒死ってことはないだろう。
 拠点を改造しているうちに夜になってしまった。
 今日も硬い床で寝ることになってしまった。
 明日はまず寝るところを作ろう。よし、そうしよう。
 暖炉に魔法で火をつけて、温まりながら眠りについた。

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