最強の転生者(仮題)

シオン

プロローグ

 なんだ?ここはどこだ?俺は何をしてたんだ?…ダメだうまく思い出せない…
「そりゃ派手に死んだからな、脳みそも粉々になってるだろうから記憶がないのも当然だ」
 誰だ?あれ?声が出ない…
「今お前は精神体…つまり魂の状態だからな、肉体もないから声も出せんよ」
 目の前にとても美しい女性が現れた。
 綺麗だ…
「ほう…私の姿がはっきり見えているのか、それは驚きだ。相当に強い魂なのだな」
 そうなのか?
「そうだ。弱い魂はモヤがかかった光程度にしか見えないはず、少し強くても辛うじて人型に見える程度だ。姿がはっきり見えるほど強い魂など今まで見たことない」
 そうか、あまり実感はないが…って、俺声出せないのに会話成立してないが?
「そりゃ私は女神だからな、魂の声だって聞けるさ」
 女神なのか、不思議と信じられるな。まぁいい、それより俺は死んだのか?
「ああ、そりゃもう無残に」
 ……どうやって死んだかは聞かないでおくよ
「それがいい。まぁ簡単な説明だが、今のお前は死んで魂だけがこの空間、神界へと迷い込んだ状態だ。私はここで魂の行き先を示す先導者と思ってくれて構わない」
 なるほど、俺はどうなるんだ?
「まだわからない。今はお前のことについて知る必要がある。私が知ってるのはお前の死ぬ前後だけなのでな」
 そうか、わかった。俺はどうすればいい?
「質問に答えればいい。わからなければわからないでいい。じゃあまず、自己紹介してみろ」
 自己紹介?まぁいいか。黒乃白夜だ年は17、ミリタリー武器やサバイバルの動画を見るのが好きだ。部活では一応剣道をやっていたが別に強いわけじゃない。こんなんでいいか?
「充分だ。あとは…お前、白夜だったか、白夜はこれからどうなりたいとかあるか?」
 どうなりたいか…叶うかはわからないが異世界転生というものをしてみたい。そういう系本は結構好きで憧れたりしてたからな。魔法と剣の世界に転生出来たら最高だな。
「なるほどな、よし、これで行き先は決まった。白夜は魂がものすごく強いから私の干渉をかなり弾くな、これなら白夜の望み通りになるだろう。」
 おぉ〜!つまり異世界転生ができるのか?
「おそらくだがな。しかし本当に強いな、本当は記憶も消さなきゃなんだが…強すぎて消せん。というか私の干渉をほとんど弾いてしまった。一応加護だけはつけられたからよしとしよう。」
 加護?加護ってなんだ?
「加護は…と説明したいがもうそろそろ時間だ。あっちに行ってから確認できるようにしておくから知りたかったら確認するといい。」
 そうか、時間なら仕方ない
「じゃあ新しい人生を楽しみたまえよ!白夜!」
 ああ、ありがとう女神様!
「アストリアだ。覚えておくといい」
 アストリアか、わかった覚えておくよ
「ああ」
その声を最後に俺の視界は白い光に包まれ、意識も薄れていった。
 
 

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