ロリコン村の転生英雄~少女化した魔物達の最強ハーレムで世界救済~
041 不格好な再会
「はははははっ!!」
自分の馬鹿さ加減に哄笑しながら、ただただサユキの攻撃を回避する。
フェリトの時と同様に身代わりとして使い、凍結したままの左手を庇いながら。
「イサク様! 自暴自棄になってはいけません!」
「ご主人様! まだ終わった訳じゃないです!!」
「貴方がしっかりしないで、誰があの子を助けるのよ!」
そんな俺の姿に、イリュファやリクル、フェリトもまた俺が破れかぶれになってしまったと考えてか、各々必死に奮起を促そうとしてきた。
そんな三人にちょっと申し訳なく思いながらも、完全に勘違いしてしまった彼女達の様子に少しだけ吹き出しそうになる。
とは言え、さすがに本気で心配してくれている彼女達を前に、それは余りにも失礼だ。
「はーっ……」
俺は一つ大きく息を吐き出して胸の内に渦巻く感情を落ち着かせ、気持ちを整えた。
勿論、サユキの攻撃は今も尚続いており、当然ながら回避も継続している。
「分かってるさ、そんなことは」
「イ、イサク様?」
一転して冷静な口調で返してやると、普段比較的落ち着いているイリュファが酷く戸惑ったような声を出した。何だか、珍しい反応だ。
「やるべきことも、分かった」
ついつい表情が緩んでしまいそうになるが、それも我慢して真面目に告げる。
すると思った以上に穏やかな口調になり、先程までとのギャップが一種の威圧感を作り出したのか、イリュファは押し黙ってしまった。
「ま、待て、イサク!」
その気配に俺が更なる無理をしようとしているのではないかと焦燥感を抱いたのか、イリュファの代わりに俺を止めようとする母さん。
「もう、これ以上は――」
「母さん。後一回だけ、俺に任せて」
対して俺は続く言葉を遮り、懇願するように言った。精神的に不安定になっている訳ではないことを示すために静かに、しかし、ハッキリと。
「じゃ、じゃが……」
「それで駄目だったら、母さんと父さんに従うから」
「…………策が、あるのか?」
今度は父さんが問いかけてくる。
嘘は許さないと言うような圧力ある声色と共に。
「うん。一つだけ」
対して俺は、自信があることを誇張するように一層柔らかい声で答えた。
まあ、正直なところを言えば策と呼べる程のものではない。
一種の賭けのようなものだ。
救世の転生者としての使命を負った身としては、本来そんな不確かで非合理的な真似をするべきではないだろう。
フェリトの時に、イリュファから無謀な真似をしないよう間接的に乞われてもいる。
だが、やはりフェリトの時と同じ。
少女の形をした存在が、悲しみの淵にあって救われないまま終わるなど許せない。
許せないのだ。
「……分かった。やってみろ」
そうした表層の誤魔化しではない覚悟を感じ取ってくれたのか、父さんは力強く背中を押すような言葉をかけてくれた。
「本当に、いつの間にか子は育つものじゃな……」
対照的に、苦しげに辛そうに、本当は今すぐにでも連れて帰りたい気持ちを声に滲ませながらもそう呟く母さん。
ステレオタイプな男親と女親みたいな感じの反応だが、いずれにせよ、それぞれから俺が赤子だった頃と変わることのない深い愛情を感じる。
「イサク。負けてはならぬぞ。負けたら妾は、母さんは泣いてしまうからな」
多分、母さんの場合は泣くどころではないだろう。
下手をすれば、また危篤状態になってしまうかもしれない。
「うん。負けない」
だから、母さんの言葉をしかと胸に刻み、頷く。
そうでなくとも俺は必ずサユキを救う。負けるつもりは毛頭ない。
再び彼女に全意識を集中させる。
「サユキ、ごめんな。こんなに手間取って。後で怒っていいから、もう少し我慢してくれな。…………火の根源に我は希う。『広域』『炸裂』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈焦熱〉之〈爆裂炎〉。光の根源に我は希う。『纏繞』『同化』『直進』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈日輪〉之〈瞬転光〉」
もう一度、先程サユキに接近するために使用したものと同じ祈念魔法を連続で使い、しかし、今度は一度彼女から距離を取るために使う。
爆風に吹き飛ばされて吹雪が晴れた空間を超高速で駆け抜け――。
「火の根源に我は希う。『収束』『成形』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈焦熱〉之〈炎像〉」
その途中で新たな祈念魔法を使用する。
複合発露〈擬竜転身〉を使用した俺に似せた形状の熱源を作るそれを。
そして、作り出した炎の像を復活した雪の嵐の中に残してその領域を出て、半球形の縁をなぞるように一気に駆けていく。
「火の根源に我は希う。『広域』『炸裂』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈焦熱〉之〈爆裂炎〉」
そして、雪の嵐から抜け出した位置とは逆。
反対側の地点において、俺が祈念魔法で作った人型の熱源がサユキの空間の凍結によって消し飛ばされる直前に再び雪の嵐を吹き飛ばす。
「光の根源に我は希う。『纏繞』『同化』『直進』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈日輪〉之〈瞬転光〉」
同時に俺は再びサユキを目指し、その領域に突入した。
ある行動を選択しながら。
「なっ!? イサク! 何故そんな真似を!?」
瞬間、母さんが驚愕と共にその理由を問うてきた。
理由は一つ。俺が〈擬竜転身〉を解除したからだ。
しかし、その訳を説明している余裕はない。
黙殺し、ただサユキを目指す。
彼女は俺が作り出した熱源を凍結させ、眼前の脅威を取り払ったと勘違いして油断したらしく僅かながら動きが鈍っていた。
更に探知の役割を持つ雪の嵐を一時的に取り払ったこと、俺が背後から接近したことが加わって彼女の反応は完全に遅れていた。
それでも暴走・複合発露は自動的に俺を凍らせようとしてくる。
「イサク!!」
母さんが懸念するように〈擬竜転身〉を解いたことで天秤は大きく傾き、その影響は急激に大きくなる。四肢の末端、表面から凍りつき始める。
だが、無視する。
超高速による移動中。母さんや父さんでも止めることは不可能だ。
そして再び吹雪が起こり始め、ようやくサユキがこちらを振り返った時には俺は彼女の目の前に至り――。
「サユキッ!!」
恐怖の表情と共にこちらを向いた彼女。その背中に凍りついた左手を回して押し倒さないように支えながら、右手で強く抱き締めた。
「ひっ」
認識が追いつかず、当然のように小さな悲鳴を上げるサユキ。
そんな彼女と顔を向き合わせる。
一瞬、頬の辺りが半端に凍りついて皮膚の引きつりで目元に痛みが走る。
「イサク! 離れて!」
フェリトが焦燥と共に叫ぶ。しかし、むしろ離れてはいけない。
実際、サユキが意図的に凍結させようとする力はそれ以上作用していない。
頬の凍結は広がっていない。
本能的に彼女も悟っているのだ。俺が抱き着いた状態で凍結させてしまえば、自分自身もまた氷の中に閉じ込められてしまうということを。
それ故に、暴走・複合発露の影響もまた最小限に抑えられている。
「サユキ」
「あ、う、ううう!」
サユキは変わらず俺から逃れようとするが、たとえ〈擬竜転身〉がなくとも、祈念魔法による身体強化を常時使用している俺に力では敵わない。
サユキが正気を取り戻すまで、死んでも離さない。
万が一、諸々の予想が外れて彼女共々氷漬けになってしまったとしても構わないという程度には覚悟を決めているつもりだ。
「サユキ……ごめんな。こんなになるまで気づかなくて」
抱き締めたまま、右手でその白銀の髪を撫でながら瞳を覗き込む。
本来なら同じ色に煌めき、愛らしいはずの瞳。
今は負の感情に濁ったそれを。
「サユキはずっと信じて探してくれてたんだよな」
額と額を合わせ、その言葉に乗せた感情が、触れ合った部分を通して伝達しているだろう振動から伝わるように願って告げる。
「あ、あ……」
僅かにサユキの動きが鈍る。
「けど、だったら、サユキも覚えてくれてるよな? あの日の、約束を」
その問いに揺れる視線が定まって、確かに俺の顔を捉える。
それを肯定と受け取って……俺はあの別れの日のお返しをするように口づけをした。
短くない時間の後、顔を離す。
「イ、サ……」
「……俺のお嫁さんに、なってくれるんだろ?」
それから俺は、懐にしまって持ってきていた簪を取り出し、右手しかまともに使えないので酷く不格好ながら少しだけ彼女の髪を束ねて挿し入れた。
正にその瞬間――。
「イサ、ク……イサクッ!!」
サユキは目に光を取り戻し、悲しみとは違う涙を浮かべながら抱き着いてきた。
同時に俺の頬や体の末端の凍結は解け、左手を覆っていた氷も砕けて自由になる。
その左手で、俺は彼女のひんやりした背中を撫でた。
「会いたかった! 会いだがっだよぉ!!」
涙でぐちゃぐちゃの顔を肩に押しつけてくるサユキ。
しかし、もはや怒りも悲しみも恐怖もその表情にはない。
泣き顔ではあっても、そこに滲むのは喜びの感情だけだった。
そんな彼女の様子に安堵しつつ、しっかり離さないようにより強く抱き締め返す。
いつの間にか雪の嵐も晴れ、冬の太陽がそんな俺達を祝福するように照らしていた。
自分の馬鹿さ加減に哄笑しながら、ただただサユキの攻撃を回避する。
フェリトの時と同様に身代わりとして使い、凍結したままの左手を庇いながら。
「イサク様! 自暴自棄になってはいけません!」
「ご主人様! まだ終わった訳じゃないです!!」
「貴方がしっかりしないで、誰があの子を助けるのよ!」
そんな俺の姿に、イリュファやリクル、フェリトもまた俺が破れかぶれになってしまったと考えてか、各々必死に奮起を促そうとしてきた。
そんな三人にちょっと申し訳なく思いながらも、完全に勘違いしてしまった彼女達の様子に少しだけ吹き出しそうになる。
とは言え、さすがに本気で心配してくれている彼女達を前に、それは余りにも失礼だ。
「はーっ……」
俺は一つ大きく息を吐き出して胸の内に渦巻く感情を落ち着かせ、気持ちを整えた。
勿論、サユキの攻撃は今も尚続いており、当然ながら回避も継続している。
「分かってるさ、そんなことは」
「イ、イサク様?」
一転して冷静な口調で返してやると、普段比較的落ち着いているイリュファが酷く戸惑ったような声を出した。何だか、珍しい反応だ。
「やるべきことも、分かった」
ついつい表情が緩んでしまいそうになるが、それも我慢して真面目に告げる。
すると思った以上に穏やかな口調になり、先程までとのギャップが一種の威圧感を作り出したのか、イリュファは押し黙ってしまった。
「ま、待て、イサク!」
その気配に俺が更なる無理をしようとしているのではないかと焦燥感を抱いたのか、イリュファの代わりに俺を止めようとする母さん。
「もう、これ以上は――」
「母さん。後一回だけ、俺に任せて」
対して俺は続く言葉を遮り、懇願するように言った。精神的に不安定になっている訳ではないことを示すために静かに、しかし、ハッキリと。
「じゃ、じゃが……」
「それで駄目だったら、母さんと父さんに従うから」
「…………策が、あるのか?」
今度は父さんが問いかけてくる。
嘘は許さないと言うような圧力ある声色と共に。
「うん。一つだけ」
対して俺は、自信があることを誇張するように一層柔らかい声で答えた。
まあ、正直なところを言えば策と呼べる程のものではない。
一種の賭けのようなものだ。
救世の転生者としての使命を負った身としては、本来そんな不確かで非合理的な真似をするべきではないだろう。
フェリトの時に、イリュファから無謀な真似をしないよう間接的に乞われてもいる。
だが、やはりフェリトの時と同じ。
少女の形をした存在が、悲しみの淵にあって救われないまま終わるなど許せない。
許せないのだ。
「……分かった。やってみろ」
そうした表層の誤魔化しではない覚悟を感じ取ってくれたのか、父さんは力強く背中を押すような言葉をかけてくれた。
「本当に、いつの間にか子は育つものじゃな……」
対照的に、苦しげに辛そうに、本当は今すぐにでも連れて帰りたい気持ちを声に滲ませながらもそう呟く母さん。
ステレオタイプな男親と女親みたいな感じの反応だが、いずれにせよ、それぞれから俺が赤子だった頃と変わることのない深い愛情を感じる。
「イサク。負けてはならぬぞ。負けたら妾は、母さんは泣いてしまうからな」
多分、母さんの場合は泣くどころではないだろう。
下手をすれば、また危篤状態になってしまうかもしれない。
「うん。負けない」
だから、母さんの言葉をしかと胸に刻み、頷く。
そうでなくとも俺は必ずサユキを救う。負けるつもりは毛頭ない。
再び彼女に全意識を集中させる。
「サユキ、ごめんな。こんなに手間取って。後で怒っていいから、もう少し我慢してくれな。…………火の根源に我は希う。『広域』『炸裂』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈焦熱〉之〈爆裂炎〉。光の根源に我は希う。『纏繞』『同化』『直進』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈日輪〉之〈瞬転光〉」
もう一度、先程サユキに接近するために使用したものと同じ祈念魔法を連続で使い、しかし、今度は一度彼女から距離を取るために使う。
爆風に吹き飛ばされて吹雪が晴れた空間を超高速で駆け抜け――。
「火の根源に我は希う。『収束』『成形』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈焦熱〉之〈炎像〉」
その途中で新たな祈念魔法を使用する。
複合発露〈擬竜転身〉を使用した俺に似せた形状の熱源を作るそれを。
そして、作り出した炎の像を復活した雪の嵐の中に残してその領域を出て、半球形の縁をなぞるように一気に駆けていく。
「火の根源に我は希う。『広域』『炸裂』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈焦熱〉之〈爆裂炎〉」
そして、雪の嵐から抜け出した位置とは逆。
反対側の地点において、俺が祈念魔法で作った人型の熱源がサユキの空間の凍結によって消し飛ばされる直前に再び雪の嵐を吹き飛ばす。
「光の根源に我は希う。『纏繞』『同化』『直進』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈日輪〉之〈瞬転光〉」
同時に俺は再びサユキを目指し、その領域に突入した。
ある行動を選択しながら。
「なっ!? イサク! 何故そんな真似を!?」
瞬間、母さんが驚愕と共にその理由を問うてきた。
理由は一つ。俺が〈擬竜転身〉を解除したからだ。
しかし、その訳を説明している余裕はない。
黙殺し、ただサユキを目指す。
彼女は俺が作り出した熱源を凍結させ、眼前の脅威を取り払ったと勘違いして油断したらしく僅かながら動きが鈍っていた。
更に探知の役割を持つ雪の嵐を一時的に取り払ったこと、俺が背後から接近したことが加わって彼女の反応は完全に遅れていた。
それでも暴走・複合発露は自動的に俺を凍らせようとしてくる。
「イサク!!」
母さんが懸念するように〈擬竜転身〉を解いたことで天秤は大きく傾き、その影響は急激に大きくなる。四肢の末端、表面から凍りつき始める。
だが、無視する。
超高速による移動中。母さんや父さんでも止めることは不可能だ。
そして再び吹雪が起こり始め、ようやくサユキがこちらを振り返った時には俺は彼女の目の前に至り――。
「サユキッ!!」
恐怖の表情と共にこちらを向いた彼女。その背中に凍りついた左手を回して押し倒さないように支えながら、右手で強く抱き締めた。
「ひっ」
認識が追いつかず、当然のように小さな悲鳴を上げるサユキ。
そんな彼女と顔を向き合わせる。
一瞬、頬の辺りが半端に凍りついて皮膚の引きつりで目元に痛みが走る。
「イサク! 離れて!」
フェリトが焦燥と共に叫ぶ。しかし、むしろ離れてはいけない。
実際、サユキが意図的に凍結させようとする力はそれ以上作用していない。
頬の凍結は広がっていない。
本能的に彼女も悟っているのだ。俺が抱き着いた状態で凍結させてしまえば、自分自身もまた氷の中に閉じ込められてしまうということを。
それ故に、暴走・複合発露の影響もまた最小限に抑えられている。
「サユキ」
「あ、う、ううう!」
サユキは変わらず俺から逃れようとするが、たとえ〈擬竜転身〉がなくとも、祈念魔法による身体強化を常時使用している俺に力では敵わない。
サユキが正気を取り戻すまで、死んでも離さない。
万が一、諸々の予想が外れて彼女共々氷漬けになってしまったとしても構わないという程度には覚悟を決めているつもりだ。
「サユキ……ごめんな。こんなになるまで気づかなくて」
抱き締めたまま、右手でその白銀の髪を撫でながら瞳を覗き込む。
本来なら同じ色に煌めき、愛らしいはずの瞳。
今は負の感情に濁ったそれを。
「サユキはずっと信じて探してくれてたんだよな」
額と額を合わせ、その言葉に乗せた感情が、触れ合った部分を通して伝達しているだろう振動から伝わるように願って告げる。
「あ、あ……」
僅かにサユキの動きが鈍る。
「けど、だったら、サユキも覚えてくれてるよな? あの日の、約束を」
その問いに揺れる視線が定まって、確かに俺の顔を捉える。
それを肯定と受け取って……俺はあの別れの日のお返しをするように口づけをした。
短くない時間の後、顔を離す。
「イ、サ……」
「……俺のお嫁さんに、なってくれるんだろ?」
それから俺は、懐にしまって持ってきていた簪を取り出し、右手しかまともに使えないので酷く不格好ながら少しだけ彼女の髪を束ねて挿し入れた。
正にその瞬間――。
「イサ、ク……イサクッ!!」
サユキは目に光を取り戻し、悲しみとは違う涙を浮かべながら抱き着いてきた。
同時に俺の頬や体の末端の凍結は解け、左手を覆っていた氷も砕けて自由になる。
その左手で、俺は彼女のひんやりした背中を撫でた。
「会いたかった! 会いだがっだよぉ!!」
涙でぐちゃぐちゃの顔を肩に押しつけてくるサユキ。
しかし、もはや怒りも悲しみも恐怖もその表情にはない。
泣き顔ではあっても、そこに滲むのは喜びの感情だけだった。
そんな彼女の様子に安堵しつつ、しっかり離さないようにより強く抱き締め返す。
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