妖精の魔法で俺にモテ期到来!?

I.G

妖精現る 1

身長170センチ 体重60キロ
偏差値50 顔も平凡。


そんな絵にかいたようなザ・平凡男子
高校生、山崎駿(やまざき たかし)
という男がいた。


彼は勉強、運動全てにおいて平凡。
そんな彼が唯一他の男子と違うのが、
運がないのと、性格がひねくれている
という点のみだった。



これは、その彼の平凡で代わり映えの
しない日常が一変していくお話である。













憂鬱だ......。



駿は華やかに彩られた塀勤高校の
入門を通りながらそう思った。
桜が舞い、誰もが新たな生活に胸を
踊らせる日。そう、今日は入学式だった。
とはいえ、その主役は一年生であり、
駿は二年生になるので、いつもと
何も変わらない。
ただ、一つ変わるとすれば......


「あった...... やった!一緒じゃん。」


「よろしくな!」


クラス替えである。


ちなみに今喜んだのは、あかの他人で
あり、駿は舌打ちをしながら自分の教室へ
向かったのだった。










「はぁ......」


二年生の初日を終えた駿は
自分の家に帰るやいなや、
ため息をついた。


「あと二年もあんのかよ......」


元々、友達が少ない駿にとっては
クラス替えなど何一つとして
意味のない行事であるので、
ただ単に残りの高校生活を思い浮かべる
だけでため息が出る。


駿はもう一度ため息をしながら、
帰りに買ったコンビニ弁当を
一人で黙々と食べた。


つまんないな......。
今日は「かわいい動物ちゃん」やって
ないのか?


駿は箸を置いて、リモコンに手を
伸ばす。


その時


「あー!」


ついインスタント味噌汁を
こぼしてしまった。


「ちっ。」


駿は舌打ちをしながら、
台を拭き、代わりに飲み物がないか
冷蔵庫をあさる。


賞味期限切れかよ......


駿は雑に取り出した飲み物をゴミ箱に
捨てる。


「はあ......」



そして、外の自販機でジュースを
買い、再び家の中に入る。



「おかえりなのだ!」


「はぁ......?」


そこにいたのは、紫髪の
かわいらしい女の子だった。

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