最強職は勇者?いいえ、武器職人です
1章王国編 1話 プロローグ...?
 それは、戦いなんてものではなかった。
 一方的な蹂躙劇。僕が見せられているのは
まさしくそれだった。
 彼が動けば周囲3m以内の敵は意思無き肉塊になり
言葉を紡げば大災害が引き起こる。
 戦で個人が与える影響は微々たるもの?
 そんな訳がない。いや、実際はそうなのかも
しれないが今の光景を見た僕にはそんな言葉は
嘘だとしかおもえない。
 これが、神の使徒?勇者?絶対に違う。
 彼は...いや、こいつは、死神だ。
 突然戦場に現れ、敵味方関係なく死の審判を下す。
 こういった存在が死神でなくてなんという。
 濃密な血臭が漂う中、舞う様に死を量産する死神を
見続けた。
それが、変わり果てた親友の姿だと体が心が
認めないまま。
 勇者達の初陣、
第1次人魔大戦は1人のイレギュラーに
よって王国軍が優勢に進め、
あっさりと決着がつく
ハズだった....
 聖魔暦294年
 世界に魔王という異次元の存在が突如出現。
 魔族の動きが活性化し、魔族、人族間の
小競り合いが頻発。
 聖魔暦302年
 
 魔王直属幹部 七魔 が1人、神雷のライラが
突如として人族領レール平野に魔王軍600を率いて
出現。
 
 アース大陸最大国家であるアルハード王国が
兵2000と三聖を派遣。
 魔王軍は大半を失い潰走、
神雷のライラにも深手を負わせることに成功。
 聖魔暦305年
 アクア大陸他三大大陸最大国家へ緊急要請を
飛ばし、急遽四大大陸連合軍が結成。
 魔王軍をアース大陸最東端の位置まで押し込むことに成功する。
 
 聖魔暦306年
 魔王が七魔を率い、自ら戦場に乗り込む。
 浮き足だっていた連合軍は10万近かった人数を
半数以下まで減らし遁走。
 連合軍は大打撃を受け、戦況は聖魔暦294年と
同じ状況に戻る。
「ふー」
本を閉じながらため息をつく。
「何かわかったかい?」
親友の大宮たかしが訊ねてくる。
「んーまあ、俺たちがこっちに来た(本当の)理由は
なんとなくな」
そういって、本を本棚に戻す。
「でもまあ、多少はスッキリしたか?」
「ああ、すっごくスッキリしたさ」
 理由がわかっただけでもこれからの身の振り方
とかを考えれるわけだからな。
「そうか、んじゃ訓練行こうぜー」
「ん?もうそんな時間か」
「今日からスキルの使い方とか教えてくれんだろ?
めっちゃ楽しそうだよなー」
親友の言葉に適当に反応しながら
あの日のことを思い出していた。
そう、俺たちが召喚された日の事を...
 一方的な蹂躙劇。僕が見せられているのは
まさしくそれだった。
 彼が動けば周囲3m以内の敵は意思無き肉塊になり
言葉を紡げば大災害が引き起こる。
 戦で個人が与える影響は微々たるもの?
 そんな訳がない。いや、実際はそうなのかも
しれないが今の光景を見た僕にはそんな言葉は
嘘だとしかおもえない。
 これが、神の使徒?勇者?絶対に違う。
 彼は...いや、こいつは、死神だ。
 突然戦場に現れ、敵味方関係なく死の審判を下す。
 こういった存在が死神でなくてなんという。
 濃密な血臭が漂う中、舞う様に死を量産する死神を
見続けた。
それが、変わり果てた親友の姿だと体が心が
認めないまま。
 勇者達の初陣、
第1次人魔大戦は1人のイレギュラーに
よって王国軍が優勢に進め、
あっさりと決着がつく
ハズだった....
 聖魔暦294年
 世界に魔王という異次元の存在が突如出現。
 魔族の動きが活性化し、魔族、人族間の
小競り合いが頻発。
 聖魔暦302年
 
 魔王直属幹部 七魔 が1人、神雷のライラが
突如として人族領レール平野に魔王軍600を率いて
出現。
 
 アース大陸最大国家であるアルハード王国が
兵2000と三聖を派遣。
 魔王軍は大半を失い潰走、
神雷のライラにも深手を負わせることに成功。
 聖魔暦305年
 アクア大陸他三大大陸最大国家へ緊急要請を
飛ばし、急遽四大大陸連合軍が結成。
 魔王軍をアース大陸最東端の位置まで押し込むことに成功する。
 
 聖魔暦306年
 魔王が七魔を率い、自ら戦場に乗り込む。
 浮き足だっていた連合軍は10万近かった人数を
半数以下まで減らし遁走。
 連合軍は大打撃を受け、戦況は聖魔暦294年と
同じ状況に戻る。
「ふー」
本を閉じながらため息をつく。
「何かわかったかい?」
親友の大宮たかしが訊ねてくる。
「んーまあ、俺たちがこっちに来た(本当の)理由は
なんとなくな」
そういって、本を本棚に戻す。
「でもまあ、多少はスッキリしたか?」
「ああ、すっごくスッキリしたさ」
 理由がわかっただけでもこれからの身の振り方
とかを考えれるわけだからな。
「そうか、んじゃ訓練行こうぜー」
「ん?もうそんな時間か」
「今日からスキルの使い方とか教えてくれんだろ?
めっちゃ楽しそうだよなー」
親友の言葉に適当に反応しながら
あの日のことを思い出していた。
そう、俺たちが召喚された日の事を...
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