Piece full Story 【Season1】
#10 零の最初のえげつい伝言
ポチ、
通知のベルマークを押せば、
『新着メッセージがあります』
の表示がされた。
送信主不明のメッセージを開くと動画が一つだけあり、凛華はすぐさま再生した。
『おー!!凛華か!!会いたかったぞー我が分身よ!!』
「えっコイツが私の兄なの?」
「さぁ、見たことがないので分かりかねますね」
『ひでえな!凛華、今目の前にいるのは紛れもなくお前の兄(笑)石渡レイだぜ』
画面に映るレイはニヤリと笑った。
「これ録画よね」
「そうですね、少なくともメッセージボックスに入ってるデータですし」
『お前がこの星に来るまで、ざっと2ヶ月ぐらいと言ったところか?まあ俺なら2秒も掛からんけどな!』
「凄いですね、だいたいあってますよ」
「バカなの?私たちが乗ってきた船はレイが残した物よ?」
「そうでしたね」
『正確には、俺のパートナーが設計したものだがな!』
「…」
「…本当に録画なんでしょうか?」
『さあな、まぁ俺は少なくともお前らよりも賢いからな、予測することなんざ訳ないってか』
「…ッ!?」
レイは指を使ってなにかサインを出しているのがわかるが、何を意味しているか分からない。
『まぁせっかく来たんだ、おそらくシェルナリビア大森林に落ちたんだろ?なら近くに町があるはずだ、確か南の方だな、そこで沢山休んだらいい、お前にはこの世界での権限を全て許可してるからお金の心配もしなくていいはずだ』
権限…意味がよく分からない…けど
シーラの事を知っているのは確実か…まぁ最初から分かってはいたけど
『俺が今言えることはこれだけだな、チェックポイントに着き次第新しい通知が来るはずだ…じゃあな!』
動画が終わり、凛華は一息ついた。
・・・
「ねぇシーラ、零…私の兄は、180年ほど前…核実験で死んだのよね」
通知のベルマークを押せば、
『新着メッセージがあります』
の表示がされた。
送信主不明のメッセージを開くと動画が一つだけあり、凛華はすぐさま再生した。
『おー!!凛華か!!会いたかったぞー我が分身よ!!』
「えっコイツが私の兄なの?」
「さぁ、見たことがないので分かりかねますね」
『ひでえな!凛華、今目の前にいるのは紛れもなくお前の兄(笑)石渡レイだぜ』
画面に映るレイはニヤリと笑った。
「これ録画よね」
「そうですね、少なくともメッセージボックスに入ってるデータですし」
『お前がこの星に来るまで、ざっと2ヶ月ぐらいと言ったところか?まあ俺なら2秒も掛からんけどな!』
「凄いですね、だいたいあってますよ」
「バカなの?私たちが乗ってきた船はレイが残した物よ?」
「そうでしたね」
『正確には、俺のパートナーが設計したものだがな!』
「…」
「…本当に録画なんでしょうか?」
『さあな、まぁ俺は少なくともお前らよりも賢いからな、予測することなんざ訳ないってか』
「…ッ!?」
レイは指を使ってなにかサインを出しているのがわかるが、何を意味しているか分からない。
『まぁせっかく来たんだ、おそらくシェルナリビア大森林に落ちたんだろ?なら近くに町があるはずだ、確か南の方だな、そこで沢山休んだらいい、お前にはこの世界での権限を全て許可してるからお金の心配もしなくていいはずだ』
権限…意味がよく分からない…けど
シーラの事を知っているのは確実か…まぁ最初から分かってはいたけど
『俺が今言えることはこれだけだな、チェックポイントに着き次第新しい通知が来るはずだ…じゃあな!』
動画が終わり、凛華は一息ついた。
・・・
「ねぇシーラ、零…私の兄は、180年ほど前…核実験で死んだのよね」
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