おまえら幾らなんでも喚びすぎだ! ~何でもかんでも願いが叶うと思うなよ~
エピローグ
本文
1
「――ふざけんなよ」
流行りのスニーカーを足でトントンし、玄関開けた結果がこれだ。
目の前にはいつもの風景でなく、果てしなく広がる草原だった。
悪態の一つもつきたくなる。
学校へ行こうとしたら訳のわからない場所にいました、なんて常識的にありえない。
自分の正気を疑ったほうが遥かにマシだろう。
だが自分には、非常に不本意であるが、これが初めてではない。そう正気を疑う前に、ある出来事が鮮烈に甦る。
異世界召還。
自分にとってこれは二度目だ。
ついこの間帰ってきたばかりだというのに。
またか。
うんざりだ。
ロクなもんじゃない。
一通り悪態が尽きるまでつく。
そのおかげで心持ちすっきりとした。
辺りを見回す余裕もでてきた。草原であるのは間違いない。恒星は一つで頭上にある。昼か。
動いているのは、どうやら自分だけらしい。今得られる情報はこんなところだろう。
無闇に動くのはマズいが、それは救助が期待できる場合のみ。今は自ら動かないと詰むだろう。何せ、水や食料がない。
通学用の鞄をもっていたのだがない。回りにもない。
探してもムダだな。
…もって3日か。
経験からこのタイムリミットをはじきだす。
時間をムダにしたくないので、とりあえず直進する。
ガサガサと草を分け進む。
景色を楽しむ余裕なんてもんはない。命がけなんだ、余程の楽天家でもない限り無理だろう。
自分はムリだ。
しばらく歩いたが、まだ疲れはない。スタート地点はもう視界には入らない。
見渡す限り草原だ。これ何の説明もなく、いきなりスタートとかムリゲーもいいところだ。
喚んだやつ無能すぎるだろ。
だが、逆にふるい落とす意味ではありなのかもしれない。
あいつのような性格なら、この状況も納得できてしまう。
ギリッと奥歯が鳴る。
知らず、噛み締めていたようだ。
あいつのことを思うと心臓が高鳴り、体がカッと熱くなる。汗がにじみ、呼吸が荒くなっていく。
自分が思っている以上に精神的負荷が大きいのだろう。
ついこの間まで味わっていた挫折とか焦燥とか、そんなごちゃ混ぜの感情。
視線をあげる。
まだ、視界には草原以外に映らない。
辺りの警戒を怠らず、時間だけはあるので記憶の中に意識を埋没させていく。
初の異世界召還の記憶、地獄のような日々だったその中へ。
2
「おお! 異世界の人よ! 喚びかけに応じたこと、感謝する! さぁ、名を聞かせてくれ」
ん? 何言ってんだ? この状況はどうなってんだ?
疑問が湧いて尽きることがない。
目の前に煌びやかな衣装に身を包んだおっさんが喋っている。
その後ろにはこれまた銀の西洋風鎧を身に纏った者たちがズラリと取り囲むように整列していた。
広い豪奢な間なのに、こんなやつらがいるせいで圧迫感が半端ではない。
「さぁ、どうした、異世界の人よ、名を聞かせてくれ」
おっさんが催促してくる。
しつこいね、とりあえず状況を説明してくれよ。話はそれからだろ。
「王が問うておる! さぁ、応えぬか、異世界人よ!」
高圧的な態度でまくし立てるのは、ぶよぶよ腹をつきだしたおっさんだった。脂ぎった顔は怒りで赤く染まっている。
なぜ、怒鳴れなければならない? 何怒ってんだかさっぱりだな。この脂ぎったおっさんは無視することにした。こういう手合いは話を聞かないってのが相場だからな。
「まずはここどこなんだ? なぜ、こんなところにいるんだ?」
最後の記憶は学校が終わり、教室から出ようと扉を開いた瞬間までだ。何度思い返してもそこで途切れている。
「質問を質問で返すか、痴れ者め―」
「よい、異世界の人に現状況を知らせろ」
脂ぎったおっさんのセリフを遮り王と言われたおっさんが告げる。
「…は、それでは私めが説明いたしまする」
声が震えている。赤い顔が益々赤く湯だっていく。
怒ったり服従したりやることが多い。
大きく息を吸い込むと
「ここ、へイシスソロクロトス国にあるアニオイ城内である。そして、ここにおわすはへイシスソロクロトス国アレクポリス国王殿下である!」
大声で言い切った。頭が高い、とか宣いそうだな。いや実際宣っているな、この感じだと。
それにしても、国の名前長すぎだろ。覚えさせる気ねぇな。まぁ、覚える気もないけど。
「突然のことで戸惑いをおぼえているのは重々承知している。追々、これからのことを話すとして、まずは名前を教えてはくださらぬか、異世界の人よ」
名前くらい教えても差し支えないだろ、異世界人、異世界人、なんて事あるごとに言われるのもウザったいしな。
「永井 央路だ」
「ナガイナカミチか、よい名だ」
おっさん王が言い終わると同時に体が光に包まれる。
「うおっ、なん、何だこれ!」
「落ち着かれよ、これはこちらの世界に認識されたという証。いわば、祝福のようなものだ。へイシスソロクロトス国王として、ナガイナカミチを歓迎する!」
鳴り響くファンファーレと壮大な音楽。大掛かりな演出。
気圧されていると、視界の端にあのぶよぶよ腹のおっさんが映った。
薄笑いを浮かべている。先程はあんな真っ赤にして怒っていたのに、今は薄笑いだ。妙に気になる。
しばらく見ていると目が合う。すると弾かれたように退出。
何だったんだろうな。
疑問に思うが、おっさん王からの一方的な口上が始まってしまった。いつの間にか記憶からこぼれ落ち、再び思い出すことはなかった。
長過ぎる口上が終わり、ようやくお開きとなった。
城の一室に通され、文官らしき人から詳しい説明を受ける。
まず、ここは日本でなく、地球という惑星でもない。
紛れもなく異世界だ。
文化や技術は最先端を誇っており、列強国の一つであるらしい、ヘイ何とか王国は。
魔法があり、しょっちゅう戦争しているみたいで、今は魔族と絶賛戦争中。
人族には強くても、種族が違えるとまるで歯が立たないとのこと。
なら、なんで戦争してんだよ、という質問には言葉を濁された。
よくわからない、大人の事情というやつか。
劣勢にさらされている今、いわゆる勇者の力が必要らしい。
何ともテンプレな展開だな。そもそも異世界から召還できる技術があるのに、得体の知れない者に頼る気がしれない。
ましてや国の命運を託すなど、ありえないだろう。
文官の話だと、早速明日から勇者としての訓練が始まるそうだ。随分と手際がいいなと問うと以前にもあったので、という答えが返ってきた。
以前にも、ね。
だとしたら魔王と戦うことをこの世界の住人は放棄していることになる。
召還する技術を確立させてしまったことで、停滞しているのか。まだ来たばかりで、判断を下すのは早いか。
「大事なことを聞き忘れていた。元の世界には戻れるんだろう?」
「ええ、戻る方法は幾つかあります。事が終わり次第、帰還して頂く予定です」
あるのか、てっきりないものと思っていた。テンプレだと様々な理由で帰れないのだが。
何はともあれ、一つ心配事が減った。これはよいことだ。
気が楽になる。
ただ帰還条件は魔王を討伐、もしくは戦闘継戦能力が著しく失われた時。
ぶっちゃけ使い回して使えなくなったら、はいお疲れさんと元の世界へ送還。魔王倒せたらラッキーってことだろう。
諸々の説明を受け文官は通常業務に戻っていった。
正直わからないことだらけだ。説明されても実感が伴わないので、知識としてはいってこない。
これからどうするべきか思案する。当然、いい案なんてでるわけがない。
気分を切り替えるため、バルコニーへとでる。
もう夜だった。
月はない。
地球サイズの惑星があんな大きな衛星を持つのは普通ではありえないそうだ。実際、太陽系では地球だけ。
その月が生物にとってとても大切な存在だった。地球の重力に捕まった石から身を呈して守ってくれたし、潮汐で変化に富んだ地形をもたらしてくれた。
物理的にも精神的にもなくてはならないものが月。
それがない。
今まであったものや事がないのは、どうにも落ち着かない。
前人者はどうしていたのだろうか。
元の世界に未練がない人はよいのだろうが、自分は違う。不満はなかったし、それなりに上手くやっていた。
学校も大して面白いと思ったことはなかったが、居場所はあった。
それが突然断絶された。それは自分の意思ではない。第三者の思惑によって、しかも命を賭して目的達成しろと言われる。
普通ならふざけんな、と憤慨するだろう。
それなら自分で帰還方法を調べる必要がある。全ての言葉を信じるのは危険だな。
まずは、自分の行動範囲を広げるために実力をつける。
どうなるか、まだわからないがやることは決まった。
明日から始まる訓練をなるべく短期間で修了する。それからまた考えればいい。
こうして異世界に来て初めての一日が終わる。
月はやはりない。
だが、星々の煌めきは息をのむほど美しかった。
1
「――ふざけんなよ」
流行りのスニーカーを足でトントンし、玄関開けた結果がこれだ。
目の前にはいつもの風景でなく、果てしなく広がる草原だった。
悪態の一つもつきたくなる。
学校へ行こうとしたら訳のわからない場所にいました、なんて常識的にありえない。
自分の正気を疑ったほうが遥かにマシだろう。
だが自分には、非常に不本意であるが、これが初めてではない。そう正気を疑う前に、ある出来事が鮮烈に甦る。
異世界召還。
自分にとってこれは二度目だ。
ついこの間帰ってきたばかりだというのに。
またか。
うんざりだ。
ロクなもんじゃない。
一通り悪態が尽きるまでつく。
そのおかげで心持ちすっきりとした。
辺りを見回す余裕もでてきた。草原であるのは間違いない。恒星は一つで頭上にある。昼か。
動いているのは、どうやら自分だけらしい。今得られる情報はこんなところだろう。
無闇に動くのはマズいが、それは救助が期待できる場合のみ。今は自ら動かないと詰むだろう。何せ、水や食料がない。
通学用の鞄をもっていたのだがない。回りにもない。
探してもムダだな。
…もって3日か。
経験からこのタイムリミットをはじきだす。
時間をムダにしたくないので、とりあえず直進する。
ガサガサと草を分け進む。
景色を楽しむ余裕なんてもんはない。命がけなんだ、余程の楽天家でもない限り無理だろう。
自分はムリだ。
しばらく歩いたが、まだ疲れはない。スタート地点はもう視界には入らない。
見渡す限り草原だ。これ何の説明もなく、いきなりスタートとかムリゲーもいいところだ。
喚んだやつ無能すぎるだろ。
だが、逆にふるい落とす意味ではありなのかもしれない。
あいつのような性格なら、この状況も納得できてしまう。
ギリッと奥歯が鳴る。
知らず、噛み締めていたようだ。
あいつのことを思うと心臓が高鳴り、体がカッと熱くなる。汗がにじみ、呼吸が荒くなっていく。
自分が思っている以上に精神的負荷が大きいのだろう。
ついこの間まで味わっていた挫折とか焦燥とか、そんなごちゃ混ぜの感情。
視線をあげる。
まだ、視界には草原以外に映らない。
辺りの警戒を怠らず、時間だけはあるので記憶の中に意識を埋没させていく。
初の異世界召還の記憶、地獄のような日々だったその中へ。
2
「おお! 異世界の人よ! 喚びかけに応じたこと、感謝する! さぁ、名を聞かせてくれ」
ん? 何言ってんだ? この状況はどうなってんだ?
疑問が湧いて尽きることがない。
目の前に煌びやかな衣装に身を包んだおっさんが喋っている。
その後ろにはこれまた銀の西洋風鎧を身に纏った者たちがズラリと取り囲むように整列していた。
広い豪奢な間なのに、こんなやつらがいるせいで圧迫感が半端ではない。
「さぁ、どうした、異世界の人よ、名を聞かせてくれ」
おっさんが催促してくる。
しつこいね、とりあえず状況を説明してくれよ。話はそれからだろ。
「王が問うておる! さぁ、応えぬか、異世界人よ!」
高圧的な態度でまくし立てるのは、ぶよぶよ腹をつきだしたおっさんだった。脂ぎった顔は怒りで赤く染まっている。
なぜ、怒鳴れなければならない? 何怒ってんだかさっぱりだな。この脂ぎったおっさんは無視することにした。こういう手合いは話を聞かないってのが相場だからな。
「まずはここどこなんだ? なぜ、こんなところにいるんだ?」
最後の記憶は学校が終わり、教室から出ようと扉を開いた瞬間までだ。何度思い返してもそこで途切れている。
「質問を質問で返すか、痴れ者め―」
「よい、異世界の人に現状況を知らせろ」
脂ぎったおっさんのセリフを遮り王と言われたおっさんが告げる。
「…は、それでは私めが説明いたしまする」
声が震えている。赤い顔が益々赤く湯だっていく。
怒ったり服従したりやることが多い。
大きく息を吸い込むと
「ここ、へイシスソロクロトス国にあるアニオイ城内である。そして、ここにおわすはへイシスソロクロトス国アレクポリス国王殿下である!」
大声で言い切った。頭が高い、とか宣いそうだな。いや実際宣っているな、この感じだと。
それにしても、国の名前長すぎだろ。覚えさせる気ねぇな。まぁ、覚える気もないけど。
「突然のことで戸惑いをおぼえているのは重々承知している。追々、これからのことを話すとして、まずは名前を教えてはくださらぬか、異世界の人よ」
名前くらい教えても差し支えないだろ、異世界人、異世界人、なんて事あるごとに言われるのもウザったいしな。
「永井 央路だ」
「ナガイナカミチか、よい名だ」
おっさん王が言い終わると同時に体が光に包まれる。
「うおっ、なん、何だこれ!」
「落ち着かれよ、これはこちらの世界に認識されたという証。いわば、祝福のようなものだ。へイシスソロクロトス国王として、ナガイナカミチを歓迎する!」
鳴り響くファンファーレと壮大な音楽。大掛かりな演出。
気圧されていると、視界の端にあのぶよぶよ腹のおっさんが映った。
薄笑いを浮かべている。先程はあんな真っ赤にして怒っていたのに、今は薄笑いだ。妙に気になる。
しばらく見ていると目が合う。すると弾かれたように退出。
何だったんだろうな。
疑問に思うが、おっさん王からの一方的な口上が始まってしまった。いつの間にか記憶からこぼれ落ち、再び思い出すことはなかった。
長過ぎる口上が終わり、ようやくお開きとなった。
城の一室に通され、文官らしき人から詳しい説明を受ける。
まず、ここは日本でなく、地球という惑星でもない。
紛れもなく異世界だ。
文化や技術は最先端を誇っており、列強国の一つであるらしい、ヘイ何とか王国は。
魔法があり、しょっちゅう戦争しているみたいで、今は魔族と絶賛戦争中。
人族には強くても、種族が違えるとまるで歯が立たないとのこと。
なら、なんで戦争してんだよ、という質問には言葉を濁された。
よくわからない、大人の事情というやつか。
劣勢にさらされている今、いわゆる勇者の力が必要らしい。
何ともテンプレな展開だな。そもそも異世界から召還できる技術があるのに、得体の知れない者に頼る気がしれない。
ましてや国の命運を託すなど、ありえないだろう。
文官の話だと、早速明日から勇者としての訓練が始まるそうだ。随分と手際がいいなと問うと以前にもあったので、という答えが返ってきた。
以前にも、ね。
だとしたら魔王と戦うことをこの世界の住人は放棄していることになる。
召還する技術を確立させてしまったことで、停滞しているのか。まだ来たばかりで、判断を下すのは早いか。
「大事なことを聞き忘れていた。元の世界には戻れるんだろう?」
「ええ、戻る方法は幾つかあります。事が終わり次第、帰還して頂く予定です」
あるのか、てっきりないものと思っていた。テンプレだと様々な理由で帰れないのだが。
何はともあれ、一つ心配事が減った。これはよいことだ。
気が楽になる。
ただ帰還条件は魔王を討伐、もしくは戦闘継戦能力が著しく失われた時。
ぶっちゃけ使い回して使えなくなったら、はいお疲れさんと元の世界へ送還。魔王倒せたらラッキーってことだろう。
諸々の説明を受け文官は通常業務に戻っていった。
正直わからないことだらけだ。説明されても実感が伴わないので、知識としてはいってこない。
これからどうするべきか思案する。当然、いい案なんてでるわけがない。
気分を切り替えるため、バルコニーへとでる。
もう夜だった。
月はない。
地球サイズの惑星があんな大きな衛星を持つのは普通ではありえないそうだ。実際、太陽系では地球だけ。
その月が生物にとってとても大切な存在だった。地球の重力に捕まった石から身を呈して守ってくれたし、潮汐で変化に富んだ地形をもたらしてくれた。
物理的にも精神的にもなくてはならないものが月。
それがない。
今まであったものや事がないのは、どうにも落ち着かない。
前人者はどうしていたのだろうか。
元の世界に未練がない人はよいのだろうが、自分は違う。不満はなかったし、それなりに上手くやっていた。
学校も大して面白いと思ったことはなかったが、居場所はあった。
それが突然断絶された。それは自分の意思ではない。第三者の思惑によって、しかも命を賭して目的達成しろと言われる。
普通ならふざけんな、と憤慨するだろう。
それなら自分で帰還方法を調べる必要がある。全ての言葉を信じるのは危険だな。
まずは、自分の行動範囲を広げるために実力をつける。
どうなるか、まだわからないがやることは決まった。
明日から始まる訓練をなるべく短期間で修了する。それからまた考えればいい。
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