転生したら天使に職業を選べと言われたので全部選んだら大変なことになりました

神王

第一章 四十一話 王都に向かいました(2)

「確かにそうだね!!私戦うこと以外に魔法使ったことなかったからそんなこと考えもしなかったよ!!」



「水属性魔法とかよく使ってるけど火属性魔法は危なくない?」



「そうだシエラ、お前魔法は使えるのか?」



「魔術師じゃないから威力はすごく落ちちゃうけど、一応使えるよ」



「本当か!?属性はなんだ!?」



「光属性だね」



「なるほど。ということは火属性が使えるのは俺とエッシェルということか」



「そうだね!!」



「錬金術!皿、牛肉!」



皿を十数個と牛肉を数個増やす。



「よし、それじゃあ牛肉を小分けにして少し実験するか」



「そうだね!!」



「当たり前のように増やすんだね……」



「じゃあ私から!!」



エッシェルが牛肉を手でちぎり、皿を持ち、その皿にちぎった牛肉を入れ、少し離れたところに置く。



「業火!」



ゴオオオオオオオッッッッッ!!!!



エッシェルが唱えると、牛肉を凄まじい炎が覆い尽くす。



そして炎が晴れると、牛肉が真っ黒になっていた。



「ちょっとやりすぎちゃったみたい……」



「うん。やっぱり加減が大切だな」



俺も牛肉をちぎり、焦げた牛肉の代わりにさらに置く。



「火炎弾」



俺は火炎弾の魔法を、牛肉の約15メートル後ろに撃つ。



「遠くに撃てばちょうどいい火力に……」



そう思った直後。

牛肉の奥から火が吹き上がったかと思うと、牛肉が俺めがけて飛んできた。



「うおっ!?!?」



生の牛肉が俺の顔に直撃する。



「爆風で牛肉飛んで焼けねえな……」



爆風がない魔法を使うしかないな……



「次は私ね!!」



エッシェルが牛肉を皿に置く。



「豪炎の剣!!」



エッシェルの手元に炎の剣が出てくる。



なるほど!剣を近付けて熱で焼く作戦か!!



「よいしょ……」



エッシェルがゆっくりと牛肉に剣を近付ける。



スパッ



ゆっくり剣を近付けたにも関わらず、突然牛肉と皿が真っ二つに割れた。



「だめだった……」



エッシェルが皿と牛肉をシエラがいる場所に戻す。

ちなみにシエラは少し呆れた顔で布の上に座りながら俺たちを眺めていた。



「こうなったら!錬金術、串!!」



俺の手の上に一本の木の串が出てくる。

ちなみにこの串はシエラと出会った日に買った焼き鳥の串だ。



「耐久強化!!」



魔人が出した魔物と戦った時に剣に使った魔法をかける。



そして、牛肉の切れ端を串の先に刺す。



要は、爆風がなく、範囲が限定されている魔法に一瞬牛肉をぶち込めばいいのだ。



「天滅!!」



ドゴオオオオオオオオン!!!!!!!



俺の目の前に凄まじい光の柱が現れる。



「ふっ!!」



0.1秒くらい牛肉を入れ、すぐに手を引く。



「これなら大丈ーー」



牛肉は消滅していた。



「天滅強すぎ……」



「今度こそ私が!!」



エッシェルが新しい皿の上に牛肉を置き、距離を置く。



「火弾!」



ゴウッ



小さな炎の弾が焼肉に飛んでいく。



「これならいけるんじゃないか!?」



その炎はかなり小さい。これなら程よく牛肉を焼けるかもしれない!!



ボワァァァァッといきなり球が弾ける。



牛肉が焦げた。



魔法としては弱くても、牛肉には強すぎたようだ。



「ダメだったー!!」



「よし、次こそ!!」



……ちなみに、シエラは呆れた顔で俺たちを見ていた。



要は牛肉の防御力を上げればいいのだ。

対闇属性強化があるなら、火属性に対する強化もあるはず!!



ー上位付与術師・対火属性強化ー



あった!!



「対火属性強化!!」



牛肉に火属性耐性をつける。



「エッシェル!!火弾だ!!」



「うん!火弾!」



ボワァッ



牛肉が一瞬燃えたかと思うと、すぐに火が消える。



そこには、生の牛肉があった。



「うーん、もう少し強い魔法を使ってくれ!!」



「分かった!強火弾!」



ボワアアッ!



「これならどうだ!?」



しかし、牛肉は焼けていなかった。



「豪炎弾!!」



今度は俺が牛肉に豪炎弾を撃つ。



ゴオオオオオオオッ!!!!!



牛肉が激しい炎に包まれる。



しかし、牛肉は無事だった。



「くそっ!天滅!」



ドガアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!



今度は皿ごと消滅してしまった。



思いの外強くなった牛肉に少しイラついてやってしまった。

そもそも天滅は光属性だったな。



「ね、ねえ……」



シエラが俺たちに声をかける。



「楽しんでるところ悪いんだけどさ、ボクその牛肉焼ける魔法使えるよ?」



「何!?光属性しか持ってないんじゃなかったのか!?」



「いや、光属性でも焼けるよ……」



あ、言われてみれば焼けそう……











結局シエラの魔法で牛肉を焼いて食べた。











皆さんこんにちは(こんばんは)、神王です。誤字脱字をよろしくお願いします。これからも転生したら天使に職業選んだら大変なことになりましたを越えましたお願いします。

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