転生したら天使に職業を選べと言われたので全部選んだら大変なことになりました

神王

第一章 三十八話 宿に戻りました。(2)


………………………



………!?!?!?!?!??!?!!?!??



「どうしてそうなった!?」



「だってえっと……そう!!なんか不公平じゃん!?」



「不公平???」



「ボクだけその一人で一つのベッド使うのがずるいっていうか……」



「それが普通なんだよなぁ……」



「でもやっぱね、なんかね……」



「今日は俺が床で寝るからいいだろ?」



「それなら私も床で寝るもん」



「じゃあボクも……」



いや意味ねえええええええ!!!!!!!!!!!



「二人はベッドでいいから俺は床でいいだろ」



「タケルは私と同じ場所じゃないとだめだよ?」



何故!?



「ボクも同じく」



何故!?!?!?!?!?



「お前ら二人ベッドじゃダメなのか?」



「だめ」



「だめだね」



「なんでぇ……」



「だって私とタケルは一緒に寝るんだもん」



「ボクも……」



一緒に寝るのってベッドが足りなかったからやむを得なくやったことじゃないのかよ。いつのまに前提条件になったし。



「ってことはあれなのか?もしかして三人で床か三人でベッドしかないのか?」



「「うん」」



いやまじかよ!?



「俺だけ床で許してくれ」



「それなら私も床で寝る!」



「ボクも!!」



「二人はベッドで寝てくれ!!」



「「やだ!」」



「なんでだよ!!」



「とにかくダメなの!」



「うんうん!」



「何故だあああああああああ!?!?!?!?!?!?」





ー10分後ー





……結論から言うと、俺はベッドで寝ている。



俺が床でというと二人も床だと言い、俺がベッドだと言うと二人もベッドだと言うからだ。

ちなみに左にエッシェルがいる。

そして右に、シエラがいる。

ちなみに理由は……



不明だ。



「……寝れねえ」



俺の右にいる方も左にいる方もかなりの美少女なわけでして……



しかも二人とも何故か俺の腕を抱えてるわけでして……



うん。寝れない。どうしよう。



左にいるエッシェルのさらに奥、もう一つのベッドを眺める。

ちなみにそのベッドには何もない。

何故ベッドが空いているのに三人でこっちに寝ているんだ……



確かに美少女に挟まれるのはすごく嬉しいところはあるんだがやはり緊張が……



「むにゃぁ」



エッシェルが突然俺の腕を深く抱く。



「…………」



無言でシエラが俺の腕にしがみつく。



ああああああああああああああああああ寝れねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!











約8時間後。



「…………」



俺は寝れずにいた。

いやまあ少しは寝れたんだが、決して深くは寝れなかった。



「ん、んん……今何時?」



シエラが起きた。



現在時刻:20時41分18秒



「今もうすぐ午後9時くらいだなーー」



右を見た瞬間、シエラと目が合う。



なんというか、近い。

顔の距離が5cmくらいだった。



「あっ……」



数秒間、沈黙が訪れる。



「ご、ごめん!!」



シエラがすぐに俺から離れ、起き上がった。



「いや、別にシエラは謝らなくていいんだが……」



「ん?今何時?」



エッシェルが起きた。



「もうすぐ午後9ーー」



今度はエッシェルと目が合う。



そしてまた数秒間沈黙が訪れる。



しかしエッシェルが起き上がることはなく、何故か目を瞑った。



「…………?」



「ね、ねえ……」



シエラが顔を赤くして言う。

何故だ?

目を瞑るのにどんな意味が……



あっ。



「いや違うから!!」



俺は勢いよく起き上がる。



「えー違うのー?」



エッシェルも起き上がる。



いやどうしてそんなに動じないんだよ。

全く、俺の寿命が縮まったらどうしてくれるんだ。



「そろそろ夕食の時間じゃない?」



シエラが言う。



確かにそうだな。

結局夕食の時間まで寝てたな。



「わーい!!行こ行こ!!」



エッシェルが急に元気になる。



「昼食後すぐに寝たのによくまた食べれるな……」



そして俺たちはすぐに食堂へ向かった。







昼間に比べて客の数が増えている。

他の客は食事目当てというよりも飲み会的な雰囲気だ。



「こんばんはにゃ!!」



猫耳娘が俺たちに声をかける。



「こんばんは!!」



エッシェルが元気に返事する。



「もう料理の準備はできてるにゃ!!」



まじか。それはありがたいな。



「あっちの空いてる席に座るといいにゃ!」



「おう、ありがとな」



俺たちは猫耳娘が指した席に座る。



それから数十秒後。



「持って来たにゃ!」



猫耳娘が料理を持って来た。



その料理は昼のよりもさらに量が多く、美味しそうだった。



「頑張って作ったにゃ!召し上がれにゃ!」



なんていい子なんだ……



「おいしー!!」



エッシェルはもう料理を食べ始めていた。



「食べ始めるの早いな。じゃあ俺も」



肉料理から口に運ぶ。



うん。かなり美味しい。



「確かに美味しいね!」



シエラの口にも合ったようだ。



結局、夕食も食べ終わるまで猫耳娘は笑顔でずっとこちらを見ていた。



決めた。もしまたこの街に来たらこの宿を使おう。

安い上にこのサービスだ。毎日使いたいくらいだ。









「ふあー!!いっぱい食べたー!!」



部屋に戻った後、エッシェルがベッドに倒れこむ。



「まさか今からまた寝るのか?」



「うん」



「よく寝れるな……」



「流石にボクは寝れるか心配だなー」



安心しろ。俺は寝れない。また違った理由で。







約10分後。



「寝れてるじゃねえか……」



俺はすぐ右でぐっすり寝ているシエラを見て言う。



ちなみに左のエッシェルは言うまでもなく、寝ている。



「そうだ」



せっかく寝れないならステータスでも見るか。

ちょうどレベルも上がってステータス変わってるからな。



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名前:タケル ミズタニ



種族:ヒューマン



年齢:17歳



使用可能属性:火属性、水属性、風属性、地属性、光属性、闇属性、時間属性、

空間属性、無属性、古代熱属性、古代氷属性、古代大気属性、古代生物属性、

古代神秘属性、古代死属性、精霊属性



魔術階位:30



職業:終焉の魔術師、賢者、上位魔術師、黄金剣士、音速剣士、白銀の射手、時間魔術師、

空間輸送人、錬金建築士、結界術師、魔法剣士、上位付与術師、支援特化魔術師、

極致の武闘家、精霊森の狩人、歴戦の斧使い、神殺し、極致の槍術士、勇者、

音響魔術師、始原の魔術師、etc...



魔法:天滅、火炎弾、収納空間、錬金建築、障壁、身体強化、耐久強化、攻撃強化、

対闇属性強化、超攻撃強化、超耐性強化、拡声、古代ノ瞋恚、etc...



スキル:自動翻訳(自動)、剣心(自動)、自動反撃(自動)、時の申し子(自動)、自動収納(自動)、

勇者の証(自動)、黄金の覇気(手動)、超突撃(手動)、強断(手動)、強突(手動)、

八連斬(手動)、瞬風(手動)、瞬斬(手動)、超加速(手動)、閃風矢(手動)、超集中(手動)、

超気功(手動)、瞬跳(手動)、戦闘態勢(手動)、筋強化(手動)、なぎ払い(手動)、

破神の精神(手動)、超投槍術(手動)、etc...



レベル:49



HP:810091/810091



MP:3118518/3118518



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うわ、めっちゃ上がってる。



MPの伸びがやけに激しいな。

確かレベル30から32になってた時にかなりHPが上がってたようだったが、レベルによって伸び具合が違うのか?



いや違うな。

レベル30から32に上がった時にはスキルを大量に使っていた。

それで32から49に上がった時には強大な魔法を使っていた。

もしかしたらレベルとは関係なしにスキルや魔法を使えばステータスが伸びるのか?

おそらくその線が有力だ。

おそらく魔物の倒し方に応じてステータスが伸びるのだろう。

それにしてもMP300万ってやべえな……

天滅を30回ほど撃てるぞ。

できることなら魔法の実験とかをしてみたいんだが、今はやめておこう。



それにしてもびっくりしたな。まさかレベルが上がっただけで視界が封じられるなんて。

いきなりウインドウに目の前が覆い隠されて……



「あ」



閃いた。

すごく画期的なアイデアが!!



この状況でも寝れる方法がある!

要はつまりシエラとエッシェルが見えなければおそらく寝れるくらいにはなるのだ。

つまり俺はアイマスクをすればいい!!

……とは言っても、アイマスクなんてない、普通だったらそう考えるだろう。

だがッ!!



俺は自分のステータスウィンドウを顔のすぐ前まで近づける。

するとウインドウの黒い部分が俺の視界を覆った。



ウインドウで目隠しすることによって落ち着いて寝れる!!!

まさに天才的発想ッ!!!



これなら今日はぐっすり寝れそうだ……



俺は顔面にステータスを貼り付けたまま、眠りに落ちた。











皆さんこんにちは(こんばんは)、神王です。誤字脱字がありましたらいってください。あとお気に入りとハートをよろしくお願いします。これからも転生したら天使に職業を選べと言われたので全部選んだら大変なことになりましたをよろしくお願いします。

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