転生したら天使に職業を選べと言われたので全部選んだら大変なことになりました

神王

第一章 二十六話 強い魔物と戦いました。

俺たちは順調に魔物を倒してゆく。
時々魔物達が連携を取ることがあったが、俺たちも連携を取って倒せている。
魔物の数自体は相当多く、全方位囲まれているとはいえ俺たちは未だにまともな攻撃を受けていない。

「はああっ!!」

シエラが魔物を斬る。

「やあっ!!」

エッシェルが魔物を斬る。

「おらっ!!」

俺も魔物を斬る。

「グルアアアアッ!!」

三体まとめて俺に飛びかかって来る。

ー黄金剣士・自動反撃ー

まとめて斬り倒す。

「はあっ!」

シエラもまとめて何体か倒す。

「やっ!はっ!やぁっ!!」

エッシェルが連続で魔物を倒していく。

この調子なら簡単に全部倒せそうだが……

おかしい。
何かがおかしい。
魔人は今日のこの襲撃に随分と自信があるようだったが、こんなにあっさり倒してしまっていいのか……?
魔物を倒し始めて数分後。俺はだんだん心に違和感を覚え始める。

「タケル!右!」

「おう!」

再び魔物を斬る。

「後ろ!!」

「おう!!」

確かに昨日の魔物よりは強いとおもうが、身体強化で十分追いついている。
これ以上の強化は弊害が出そうだからやらないが、このくらいの強化でも十分倒せるな。

「グルアアアアッ!!」

魔物が後ろからシエラに飛びかかる。

「危ない!」

俺が魔物を横から斬り、防ぐ。

「ありがとう!」

確かに魔物達の攻撃が弱い、穏やかと言ったら全くの嘘になる。
実際魔物の牙や爪と剣を合わせれば火花だって散るし、かなりの衝撃が来る。

それでも本当にこの程度なのか……?

そう思いながらも魔物を倒していく。



それから数分後。
俺たちは順調に魔物を倒していた。

「グルアアアアッ!!」

「おらあっ!!」

「グアアアッ!!」

「やぁっ!!」

「グアアアアアアアア!」

「はあっ!!」

「グアアアッ!!」

「おらっ!!」

俺たちは順調に魔物を倒している。
もうそろそろ半分くらい倒せるだろう。

「はあっ!!」

「やっ!!」

「グアアアア!」

「やぁっ!!」

しかし何かがおかしい。何か足りないと言うか……

「……!!」

俺はふと気がつき、魔人を見る。


魔人がさっきから何も言っていないのだ。
昨日まであんなにいちいち反応していた魔人が何も言わないでただ見ているなんておかしい。

俺は横目で魔人を見る。

すると、魔人は邪悪な笑みを浮かべていた。


一体何故笑っている……?


俺は考え始める。
自分が作った魔物を倒されてなぜあんな笑みを浮かべるのだろう。
そして、ふとある一説が頭をよぎる。


ーーーまさか、魔人の考え通り動かされている……?


こんなにバサバサ魔物が倒されてもただ笑っている……
ということは魔物が倒されても問題がないから……?
だとしたら何故ーー

「タケル!!!!」

エッシェルの声が突然聞こえる。

「どうした!」

すぐに返事する。

「あれ!!!!」

エッシェルの指差す先には。

魔物の死体。いや、霧になっている途中の
・・・・・・・・・・
魔物の死体があった。

魔物は死んだ時にあんな消え方はしないはず……

「まさか!!」

俺は魔人の方を見る。
すると、魔人は先程の邪悪な笑みをさらに色濃く浮かべていた。

間違い無い。これはあの魔人の仕業だ。

「霧が!」

エッシェルがまた霧になった魔物の死体を指差す。
すると、その霧がみるみる他の魔物に吸い込まれていく。

「一体何が……」

「グルッ、グルルル……」

魔物が霧にまとわれた瞬間、雰囲気が急変する。

「はあああっ!!」

シエラが霧をまとっている魔物に斬りかかる。

「グガアアアアアアアアアッ!!!!!!」

突然霧が消えたかと思うと、魔物が一回り大きくなり、凶暴さを増していた。

「グアアア!!」

ギイン!!

シエラの斬撃が爪で防がれる。

「まさか倒されれば倒されるほど、残りの魔物が強くなるのか……?」

俺は魔人の方を見る。

「フフフフ……フハハハハハハハ!!!!」
「そうさ!!倒されれば倒されるほど魔物が強くなるのに、そうとも知らずいい顔して魔物を倒してるのを見て笑いをこらえるのが大変だったぜ!!!」

魔人が言う。やはりそうだったか。

「爆炎光線!!!」

俺は少し離れたところに立っている魔人に光線を飛ばす。

こういう時は魔人を攻撃するのが手っ取り早い。

しかし。

なんと、魔法がすり抜けた。

「残念だったな!!本物の俺はここにはいねえ!!だから俺に直接攻撃は当てられないんだよ!!」

なるほど、ホログラフィー的なあれだったか。いけると思ったんだけどな。

「まあ、せいぜい街を守るために頑張りな!ヒューマン供!!」

そう言うと、魔人が少し離れた木の上に座る。
座ると言ってもおそらく座ったように見せているだけなのだろうが。

「やあっ!!」

エッシェルが、ちょうどエッシェルの身長くらいの高さになった魔物を斬りつける。

確かにダメージは通っていたが、浅い。

「グアアアアアッ!!」

すかさず魔物が反撃する。

その攻撃速度は、最初の状態よりも数段上がっていた。
そのせいで、エッシェルの反応が遅れる。

「きゃあっ!!」

エッシェルが少し吹っ飛ばされる。

「大丈夫か!」

「うん!」

身体強化のおかげかなんとか大丈夫なようだ。

「はあっ!!」

シエラが光の刃を飛ばす。

「グアアッ!!」

魔物に直撃した。

かなりのダメージを受けたみたいだが、魔物はまだ立っている。

「グアアアアアッ!!」

魔物が3体、多勢の魔物の中から飛び出て俺に向かって来る。

ー音速剣士・瞬斬ー

スキルを使って魔物を斬る。

しかし、魔物はまだ耐えていた。

「グアアアアッ!!」

すかさず襲いかかって来る。

ー黄金剣士・自動反撃ー

なんとか魔物を斬る。
しかし3体のうち1体はまだ生きている。

「グアアアッ!!」

「おらあっ!!」

魔物を切りつける。

なんとか3体目も倒せた。

そして周りを見渡す。

すると、すべての魔物が霧をまとって強化されていた。

その数は最初の約半数。

「グアアアアアッ!!!」

魔物達が一気に俺たちに向かってくる。
俺たちはすぐに応戦する。

だがその魔物達は全て最初の状態よりもかなり強くなっていた。

















皆さんこんにちは(こんばんは)、神王です。誤字脱字がありましたら、いってください。あと、お気に入りとハートをお願いします。これからも、転生したら職業を選べと言われたので全部選んだら大変なことになりました。をよろしくお願いします。

「転生したら天使に職業を選べと言われたので全部選んだら大変なことになりました」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く