転生したら天使に職業を選べと言われたので全部選んだら大変なことになりました

神王

第一章 一話 魔法を使ってみたら異常な火力でした。

「う……ん?」



目をさますと、空が広がっていた。



「あ、そういえば……」



俺は天国でのことを思い出し、ばさっと起き上がる。

異世界に飛ばされたんだったっけか。



「ここは……」



周りを見渡すと、草原が広がっていた。



「ん?」



右手からチクッとした感触が伝わってくる。



「なんだこれ」



その感触の正体を拾って見てみると、それは手紙用の封筒だった。



「天使からか?」



封筒を見ると天使よりと書いてあった。やはり天使が俺に送った手紙か。



手紙を読んでみる。



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[異世界での過ごし方ガイドッ!!]



まずこの世界では貴方は自分のステータスを見ることができます!



ステータスは職業に依存して決まるので貴方のステータスがどうなっているか

は見当がつきませんが……貴方が選んだどの職業も強いのできっと大丈夫です!



この世界には魔物が居て、それを倒す冒険者という仕事が存在します!

お金を稼ぎたいなら冒険者になるといいでしょう!



街は適当に会った人に聞けばどこかわかると思います!



この世界のお金はピリカという表し方をし、ちょうど1ピリカは1円と同程度の価値を持ちます!

通貨は銅貨、銀貨、金貨、白金貨で、石貨は10ピリカ、銅貨は100ピリカ、銀貨は1000ピリカ、金貨は10000ピリカで白金貨は100000ピリカです!



あと、職業やその魔法はこんな魔法を使いたいと思い浮かべるだけで自然と

頭の中に思い浮かぶようにしておきました!



目を覚ますまでに魔物に襲われると危ないので魔力を隠すペンダントを首に

かけておきますね!



それでは頑張って下さい!

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……なるほど。この世界はよくあるファンタジーRPGと同じような世界なのか。

できれば直接説明して欲しかったんだが、まあいい。



というかこの手紙、全体的に丁寧に見えるが所々雑だな。なんだよ適当にあった人に聞くって。まず街以外で人に会えんのかよ。

まあ手紙をくれただけかなり良心的か。

ピリカとやらが円と同じ尺度なのは助かる。



そういえばステータスはどのように見るのだろう。



ステータスウィンドウが出るよう念じ、ウィンドウが出て欲しい場所を覗くように見ると、見事にウィンドウが浮かび上がってきた。



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名前:タケル ミズタニ



種族:ハイヒューマン



年齢:17歳



使用可能属性:火属性、水属性、風属性、地属性、光属性、闇属性、時間属性、

空間属性、無属性、古代熱属性、古代氷属性、古代大気属性、古代生物属性、

古代神秘属性、古代死属性、精霊属性



魔術階位:30



職業:(職業の魔法を使用すると表示されます)



魔法:(魔法を使用すると表示されます)



レベル:1



HP:50671/50671



MP:156192/156192



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……あんま分からん。



名前はどうやらこの世界では英語のように表記するようだ。

使用可能属性がかなり多いのは職業が多いせいだろう。

魔術階位とやらはよく分からない。

職業と魔法は使わないと何も分からないのか。

レベルは1か…まあそりゃこの世界に来たばかりだものな。
                  HPやMPは他の人と比較しないと全く分かりそうにないな。

てか、ハイヒューマンてなんだよ。!!

とはいえ何もしなければ何も分からないからな。



「とりあえず行動してみるか!」



我ながら数年ぶりにわくわくしている。



とりあえず何かないかあたりを見渡す。



「ん?なんだあれ」



俺の目には、少し先にある虹色に輝く森が映っていた。



「なんか不思議な森があるな。行ってみるか」



俺は立ち上がり、森の方に歩いていく。









ザクッ、ザクッ。



なんだか森の地面の感覚が変になってきたな。



まるでカピカピになった枯葉を踏んづけているような、ガラス細工を踏んでいるような。



そう考えながら森に足を踏み込んだ瞬間、空気が急に変わった。

どうやらこの森は見た目通り特殊な森のようだ。



さっきまで鳴いていた鳥の声は聞こえない。



不思議な香りがして、方向感覚が狂いそうだ。



しばらく森の中を歩いていると、少し木々が無くなっている場所に出た。



「なんだ?このスペース…」



なぜここだけこんなに空いているのか考えていると、虹色の芝生に大きな黒い影が映った。



「ん?」





バサァッ!!!







突如強い風を感じ、周りの虹色の落ち葉が巻き上げられる。



まるでヘリコプターが降り立つ時の風のような……



上を見ると、そこには想像を絶するものがあった。というか居た。



そう、巨大な虹色に輝くーーーーーーー









ドラゴンである。



「グガァァァァァァァァァッッッ!!!」



どうやら俺に対してめちゃくちゃ怒っているようだ。



「まずい!!!いきなり初日で明らかに強そうな魔物と出会ってしまった!!!!」



これがその天使が言っていた魔物なのは一目瞭然だ。

明らかに俺を攻撃しようとしている。



俺が焦っていると、ドラゴンが口を開け、口の中にエネルギーを貯め始めた。



キュゥゥゥゥン、となにやらヤバそうな音を立てながらドラゴンの口にエネルギーが溜まっていく。



うん!やばいやつだこれ!!



あの攻撃を撃たれる前に倒すしかない!!



「くそっ!!なんか良い魔法はないのかっ!?」



確か使いたい魔法をイメージすると頭の中に浮かぶんだよな。



例えば狭い範囲に超火力を出せる魔法とか……

森林破壊はダメって前世で習ったしな……

そう頭に思い浮かんだ瞬間、急に頭の中に情報が伝わってきた。



ー終焉の魔術師・天滅 MP消費:110067ー



終焉の魔術師という職業に天滅とやらがあるのか。ほとんどの魔力を使ってしまうが仕方ない!



「天滅!!」



手を前に出し、そう唱えると、ドラゴンの足元に真っ白な魔法陣が現れる。



そして次の瞬間、轟音。









バァァァァァァァァンッッッッッッッッ!!!!!!!!!!









ドラゴンをすっぽり埋められるくらいの太さの真っ白な光の柱が目の前に現れ、凄まじい衝撃波と光が訪れる。



「一体何が……」



そう思わず言ってしまうような、これが自分が撃った魔法だと言うことを忘れるくらいの火力だった。



目が眩むような閃光が消えた後、ドラゴンが居た場所を見る。



すると、ドラゴンは跡形もなく消え去りそこには円形に真っ黒になった地面があった。                                                                                                                 皆さんこんにちは(こんばんは)、神王です。誤字脱字がありましたら、いってください。あと、お気に入りとハートをお願いします。これからも、転生したら職業を選べと言われたので全部選んだら大変なことになりました。をよろしくお願いします。

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