神様の旅路
第15話〜これから〜
私は今お茶を飲みながら明彦君の様子を見ている、私のいる異空間では特にすることがないのでこうやって見守ってあげているのだ
「あのカミラって子、気になるな〜」
私はそう呟く、彼女は明彦くんのことがステータス偽装していることに気付いている。私が偽装した物に気付くということはかなりのレベルだと思う
「もしくは……」
いや、この可能性は無いだろう。まだ情報が少ないから何とも言えないけど
「さて、これからも彼の事を見守らないと」
魔人の力を使った智也君と戦ってる時、明彦くんは五分全てを使い切った、ラウムツァイトがあったから何とかなったけど流石に心配だよ……
「まぁ、これからも頑張ってね」
そして私はお茶を一口飲んだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝、俺は目を覚ました。昨日はカミラと別れたあと少しご飯を食べてすぐに寝たので疲れは取れた
「朝ごはんでも食べにいくか」
そう呟き俺は移動する
食堂に着くともうすでに人が来ていた、俺は軽く部屋を見渡す。すると星光と智也が一緒にご飯を食べていた、とても楽しそうに食べている。俺は自分の分のご飯を貰って空いている席を取った、そしてゆっくりとご飯を食べている時突然扉が開きカミラとアルバートさんが現れた
「皆さん、お食事中すみません」
「いきなりどうしたんですか?カミラさん」
星光がそうカミラに言う
「皆さんに伝えたい事があって来たのです」
「何ですか?」
「はい、皆さんには1ヶ月後この国を出て行ってもらう予定なのです」
「「「は?」」」
皆んな訳がわからないという表情をしている
「だから、皆さんにはこの国から出て行ってもらう予定なのですよ」
「「「えぇーー!」」」
皆んなが一斉に叫んだ、カミラは笑顔を浮かべているアルバートさんは呆れたような、困ったような顔をしていた。
俺たちはカミラに言われて広場へ通された
「ねぇ、国を出てってもらうってどういう事かな?」
「私が知るわけないじゃん」
「とにかくついてこうよ」
などとさっきカミラが言った言葉についてみんな色々と話している
そして俺たちは広場へ着いた
「ごほん、皆んなカミラ様の言い方だと誤解している人もいるだろうが追放という意味ではないので安心してくれ」
そうアルバートさんが俺たちに伝える
「もぉ、なんで言っちゃうんですか?アルバート」
「そりゃ伝えますよ、ちゃんと王に言われた通りに伝えなければならないのですから」
「真面目ですね〜、まぁそこまで言うならちゃんと話しましょう」
そしてカミラは俺たちに話し出す
「まずこの国を出てってもらうということですが、少し言い方を変えましょう。先日皆様がダンジョンへ潜っている時、隣国であるナーチャ王国から使者が来ました。この世界に来た勇者様方を国に招きたいとのことです、なので貴方達には大体1ヶ月後位にナーチャ王国へ向かって欲しいのです、星光さんは既に知っているのですよね?」
「はい、でも俺が聞いたのはダンジョンを攻略してほしいということだったのですが」
「それもありますが、ナーチャ王国へ向かうのが優先です。さてはお父様肝心なこと伝え忘れてましたね」
カミラは呆れたような表情を浮かべる
「分かりました」
星光が頷く
「ちなみに全員で行くわけではありません、私の方でメンバーを決めましたのでその方達に向かってもらいます」
そう言ってカミラはナーチャ王国へ向かうメンバーを発表した
佐藤星光、赤城智也、上田香奈美、佐倉霞、渡辺裕人、佐々木智香
この6人だ
「あの、これはどのようにして決めたのですか?」
星光が気になったのかそうカミラに聞いた
「貴方たちのステータス、戦闘のセンス、度胸、チームバランス、訓練の様子等私は貴方達の事を色々観察していました、そして今発表したメンバーが一番バランスが取れていると判断したのです」
「最近はずっとメンバー決めをやっていたので寝不足ですよ〜」
そう言ってカミラは伸びをした
「さて、ではこれから1ヶ月皆さんには訓練に励んでもらいます。少しでもステータスをあげてください、それとダンジョンに行くのは良いですがミノタウロスの階層までは行かないでくださいね、次また助かる保証はありませんから」
「あの、カミラさん。メンバーじゃない俺たちはどうすれば良いのですか?」
「確かに」
「私たちは何もしなくて良いのかな?」
「どうなんだろ」
メンバーじゃないクラスの人がそう言った
「貴方達も訓練を受けてもらいますよ、誰一人暇な人なんて出しません」
「えぇ〜」
「楽できると思ったのに」
「ほんとそうだよ」
などとみんな不満を口にしている
「みんな、俺たちは勇者としてこの世界を救うために来たんだ。そんな不満を言っている場合じゃないだろ!」
星光がそう言う
「そうだな、俺たちは勇者だ」
「やろうぜ!」
「頑張ろ〜」
「よし、それじゃあ皆んなで頑張るぞ!」
「「「おぉ!」」」
みんなやる気になった、やっぱ星光はこういう時役に立つな
「それじゃあ早速訓練開始です!」
そして俺たちはそれぞれ自分が鍛えたいことを決めた
体術はアルバートさんや騎士団の人達に、魔術はカミラや王国魔術師と呼ばれる人達が面倒を見てくれるそうだ
これから1ヶ月の訓練が始まる
「あのカミラって子、気になるな〜」
私はそう呟く、彼女は明彦くんのことがステータス偽装していることに気付いている。私が偽装した物に気付くということはかなりのレベルだと思う
「もしくは……」
いや、この可能性は無いだろう。まだ情報が少ないから何とも言えないけど
「さて、これからも彼の事を見守らないと」
魔人の力を使った智也君と戦ってる時、明彦くんは五分全てを使い切った、ラウムツァイトがあったから何とかなったけど流石に心配だよ……
「まぁ、これからも頑張ってね」
そして私はお茶を一口飲んだ
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朝、俺は目を覚ました。昨日はカミラと別れたあと少しご飯を食べてすぐに寝たので疲れは取れた
「朝ごはんでも食べにいくか」
そう呟き俺は移動する
食堂に着くともうすでに人が来ていた、俺は軽く部屋を見渡す。すると星光と智也が一緒にご飯を食べていた、とても楽しそうに食べている。俺は自分の分のご飯を貰って空いている席を取った、そしてゆっくりとご飯を食べている時突然扉が開きカミラとアルバートさんが現れた
「皆さん、お食事中すみません」
「いきなりどうしたんですか?カミラさん」
星光がそうカミラに言う
「皆さんに伝えたい事があって来たのです」
「何ですか?」
「はい、皆さんには1ヶ月後この国を出て行ってもらう予定なのです」
「「「は?」」」
皆んな訳がわからないという表情をしている
「だから、皆さんにはこの国から出て行ってもらう予定なのですよ」
「「「えぇーー!」」」
皆んなが一斉に叫んだ、カミラは笑顔を浮かべているアルバートさんは呆れたような、困ったような顔をしていた。
俺たちはカミラに言われて広場へ通された
「ねぇ、国を出てってもらうってどういう事かな?」
「私が知るわけないじゃん」
「とにかくついてこうよ」
などとさっきカミラが言った言葉についてみんな色々と話している
そして俺たちは広場へ着いた
「ごほん、皆んなカミラ様の言い方だと誤解している人もいるだろうが追放という意味ではないので安心してくれ」
そうアルバートさんが俺たちに伝える
「もぉ、なんで言っちゃうんですか?アルバート」
「そりゃ伝えますよ、ちゃんと王に言われた通りに伝えなければならないのですから」
「真面目ですね〜、まぁそこまで言うならちゃんと話しましょう」
そしてカミラは俺たちに話し出す
「まずこの国を出てってもらうということですが、少し言い方を変えましょう。先日皆様がダンジョンへ潜っている時、隣国であるナーチャ王国から使者が来ました。この世界に来た勇者様方を国に招きたいとのことです、なので貴方達には大体1ヶ月後位にナーチャ王国へ向かって欲しいのです、星光さんは既に知っているのですよね?」
「はい、でも俺が聞いたのはダンジョンを攻略してほしいということだったのですが」
「それもありますが、ナーチャ王国へ向かうのが優先です。さてはお父様肝心なこと伝え忘れてましたね」
カミラは呆れたような表情を浮かべる
「分かりました」
星光が頷く
「ちなみに全員で行くわけではありません、私の方でメンバーを決めましたのでその方達に向かってもらいます」
そう言ってカミラはナーチャ王国へ向かうメンバーを発表した
佐藤星光、赤城智也、上田香奈美、佐倉霞、渡辺裕人、佐々木智香
この6人だ
「あの、これはどのようにして決めたのですか?」
星光が気になったのかそうカミラに聞いた
「貴方たちのステータス、戦闘のセンス、度胸、チームバランス、訓練の様子等私は貴方達の事を色々観察していました、そして今発表したメンバーが一番バランスが取れていると判断したのです」
「最近はずっとメンバー決めをやっていたので寝不足ですよ〜」
そう言ってカミラは伸びをした
「さて、ではこれから1ヶ月皆さんには訓練に励んでもらいます。少しでもステータスをあげてください、それとダンジョンに行くのは良いですがミノタウロスの階層までは行かないでくださいね、次また助かる保証はありませんから」
「あの、カミラさん。メンバーじゃない俺たちはどうすれば良いのですか?」
「確かに」
「私たちは何もしなくて良いのかな?」
「どうなんだろ」
メンバーじゃないクラスの人がそう言った
「貴方達も訓練を受けてもらいますよ、誰一人暇な人なんて出しません」
「えぇ〜」
「楽できると思ったのに」
「ほんとそうだよ」
などとみんな不満を口にしている
「みんな、俺たちは勇者としてこの世界を救うために来たんだ。そんな不満を言っている場合じゃないだろ!」
星光がそう言う
「そうだな、俺たちは勇者だ」
「やろうぜ!」
「頑張ろ〜」
「よし、それじゃあ皆んなで頑張るぞ!」
「「「おぉ!」」」
みんなやる気になった、やっぱ星光はこういう時役に立つな
「それじゃあ早速訓練開始です!」
そして俺たちはそれぞれ自分が鍛えたいことを決めた
体術はアルバートさんや騎士団の人達に、魔術はカミラや王国魔術師と呼ばれる人達が面倒を見てくれるそうだ
これから1ヶ月の訓練が始まる
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