ファウスト−FAUST−

藤田 吾郎

第2話 風の堕天使−人間ノ血コソ切リ札ノ鍵−

今、俺がここに居るのはは優菜の家。俺も昔は小学校の帰りによく寄り道しておじさんとおばさんに御飯やおやつを作って貰ってたくさん食べたもんだな。


「いつも全部美味しそうに食べるから、おばさん作りがいがあるわぁ。」

「大翔君。たくさん食べていきなさい。」

と言う、おじさんとおばさんに俺を挟むように両脇には優梨と優菜がいた。


そんな風に……

「マスター。ぼーっとして大丈夫ですか?」

「おわっ!ビックリさせんなよダビデ!」

タビデが急に俺の顔に近付いてきてビックリした。

「いえ、早急からお呼びしているのですが……」

「で?話ってなんだ?」

少し怪訝そうに言う俺。タビデは真剣そうな顔っていうより声で話す。

「えぇベリアルについて付け足そうと思いまして……」

「まだ何かあるのか?」


「はい。実はベリアルの中にも階級と言うのがありまして。」

「階級?」

「階級というのはそのベリアルの強さによって与えられる称号と言った方が言いと思います。」

「やっぱりベリアルにも強さの違いがあるもんだな。」

「はい、下の階級から順に精霊族、獣族、魔族、神族、鬼神族、そしてベリアルの統率する三幻魔です。」

「結構いるもんだな。」

「先日マスターが倒したサラマンダーは精霊族です。」

「アイツよりももっと強いのがいるのかよ。」

「大丈夫です。マスター。マスターならきっとベリアルを全員倒せるはずです。
マスターにはファウストの力があります。ファウストはゼウス様がお造りになった力です。ベリアルが強いと言ってもゼウス様に一度は負けた負け犬です。だから安心して下さい。」

「そうか、ありがとうダビデ。少し自信がついたよ。」

タビデの言葉で元気が出たな。まだ出会って日にちは浅いがダビデの言葉は重くずっしりとしていて信用ができる。
「ダビデ。」

「何でしょうか?マスター。」

「一応2人っきり以外の時は携帯のまんまでいてくれ。だって携帯が話すって聞いた事ないだろ?みんなビックリするし。」


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