無属性魔法を極めた俺は異世界最強!?
13話
ギルドは宿から五分くらいのところにあって結構近かった。
「ここだな」
住宅とはまた違う空気を醸し出している木造の建物に俺たちは入って行った。
ギルドの中は宿屋と似た様な感じで正面に受付、左側に酒場がある。違うところといえば掲示板に依頼の用紙が貼られている事だろう。
俺たちは真っ直ぐ、三つある受付の内真ん中の窓口に行った。
これもテンプレと言うべきか、受付の女性は超がつくほどの美人だ。やっぱり見た目って大切だもんな。ギルドも表側は花で飾りたいのだろう。
「あの、すみません。ギルドに会員登録したいんですけど」
岡村、じゃなくて真一が受付の女性に会員登録を申し込むと
「ギルド会員登録ですね。ではこの球に手をかざして下さい。」
受付の女性は緑色の球を差し出しながらそう言った。
うわぁ、その球には良い記憶が無いんだよな。
無能判定された時の記憶が蘇る。
しかし今の俺は違うんだ。レベルは15も上がったし魔力も感知出来るんだぞ。(残念ながら未だに魔法は使えない)
少し躊躇しながらも俺は緑色の球に手をかざした。だがステータス画面が表示される事はなく、代わりに隣に置かれたカードにステータスが記入されていった。
記入が終わるとカードを渡されてそれについての説明がされた。
どうやらこのカードはギルドカードと言うらしくギルド会員の証らしい。またこのカードが無ければ依頼を受ける事は出来ず、再発行には500ゴールドかかる。大切にしなきゃ。
全員のカード発行が終わると次に俺たちは冒険者についての説明を受けた。
冒険者には階級がFからSまであり、階級が上がるごとに難易度が高い代わりに高報酬の依頼が受けられるらしい。それに伴って立入禁止区域にも入れるようになるらしい。
まぁここらへんはテンプレどうりって感じかな。
説明を受け終えた俺たちは早速Fランクの依頼を受ける事にした。
「ここは無難に薬草採取だな」
大量に依頼が貼ってある掲示板の前で真一が呟いた。
「僕も今日はそれで良いと思う」
それに玄太が賛成した。
もちろん俺も賛成だ。初日から癖の強い依頼を受ける必要は無い。
だけど念のためと言う事でゴブリンの討伐依頼も取っておいた。
□
城下町の郊外である森の中、気配を殺し颯爽と草むらを走り抜けていく・・・・・・・・・・
「おいユウ、ただの薬草採取なのにそんなにはしゃぐなよ」
言われてしまった。でも今日は朝から力が有り余ってじっとして居られないんだ。
どうにかしてこの溢れ出す力を発散したいと思っていると
「あ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛」
奥の方から聞き覚えのある唸り声が聞こえてきた。
「ゴブリンか」
真一がめんどくさそうに呟いた。玄太も敵の出現に渋い顔をしている。が、俺はこれを好機に取った。
「悪いけどここは俺にやらせてくれ」
「分かったよ、レベル15の実力を見せてくれよ?」
俺の我がままに真一が許しを出した。
「あぁ」
俺は二人の期待を裏切るまいと走り出した。
身体中を力が駆け巡る。
もっと、もっとだ!俺は溢れ出す力に拍車をかけた。
そして極限まで力が溜められたところでここに来る前に購入しておいた剣の柄に手をかける。
剣を三振りも購入したせいで俺たちは金欠なんだ!お前には犠牲になってもらうゴブリン!!
一気にゴブリンとの距離を詰めた俺は剣を鞘から抜き出し、思い切り横に一閃した。
「ここだな」
住宅とはまた違う空気を醸し出している木造の建物に俺たちは入って行った。
ギルドの中は宿屋と似た様な感じで正面に受付、左側に酒場がある。違うところといえば掲示板に依頼の用紙が貼られている事だろう。
俺たちは真っ直ぐ、三つある受付の内真ん中の窓口に行った。
これもテンプレと言うべきか、受付の女性は超がつくほどの美人だ。やっぱり見た目って大切だもんな。ギルドも表側は花で飾りたいのだろう。
「あの、すみません。ギルドに会員登録したいんですけど」
岡村、じゃなくて真一が受付の女性に会員登録を申し込むと
「ギルド会員登録ですね。ではこの球に手をかざして下さい。」
受付の女性は緑色の球を差し出しながらそう言った。
うわぁ、その球には良い記憶が無いんだよな。
無能判定された時の記憶が蘇る。
しかし今の俺は違うんだ。レベルは15も上がったし魔力も感知出来るんだぞ。(残念ながら未だに魔法は使えない)
少し躊躇しながらも俺は緑色の球に手をかざした。だがステータス画面が表示される事はなく、代わりに隣に置かれたカードにステータスが記入されていった。
記入が終わるとカードを渡されてそれについての説明がされた。
どうやらこのカードはギルドカードと言うらしくギルド会員の証らしい。またこのカードが無ければ依頼を受ける事は出来ず、再発行には500ゴールドかかる。大切にしなきゃ。
全員のカード発行が終わると次に俺たちは冒険者についての説明を受けた。
冒険者には階級がFからSまであり、階級が上がるごとに難易度が高い代わりに高報酬の依頼が受けられるらしい。それに伴って立入禁止区域にも入れるようになるらしい。
まぁここらへんはテンプレどうりって感じかな。
説明を受け終えた俺たちは早速Fランクの依頼を受ける事にした。
「ここは無難に薬草採取だな」
大量に依頼が貼ってある掲示板の前で真一が呟いた。
「僕も今日はそれで良いと思う」
それに玄太が賛成した。
もちろん俺も賛成だ。初日から癖の強い依頼を受ける必要は無い。
だけど念のためと言う事でゴブリンの討伐依頼も取っておいた。
□
城下町の郊外である森の中、気配を殺し颯爽と草むらを走り抜けていく・・・・・・・・・・
「おいユウ、ただの薬草採取なのにそんなにはしゃぐなよ」
言われてしまった。でも今日は朝から力が有り余ってじっとして居られないんだ。
どうにかしてこの溢れ出す力を発散したいと思っていると
「あ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛」
奥の方から聞き覚えのある唸り声が聞こえてきた。
「ゴブリンか」
真一がめんどくさそうに呟いた。玄太も敵の出現に渋い顔をしている。が、俺はこれを好機に取った。
「悪いけどここは俺にやらせてくれ」
「分かったよ、レベル15の実力を見せてくれよ?」
俺の我がままに真一が許しを出した。
「あぁ」
俺は二人の期待を裏切るまいと走り出した。
身体中を力が駆け巡る。
もっと、もっとだ!俺は溢れ出す力に拍車をかけた。
そして極限まで力が溜められたところでここに来る前に購入しておいた剣の柄に手をかける。
剣を三振りも購入したせいで俺たちは金欠なんだ!お前には犠牲になってもらうゴブリン!!
一気にゴブリンとの距離を詰めた俺は剣を鞘から抜き出し、思い切り横に一閃した。
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