転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
運命という世界線を壊せ 610
「こっちだ!」
そう言っておじさんが先行してドローンを案内してくれる。私たちはこのサーザインシャインインラの中央らへんにあった建物の地下から出た。実際、このサーザインシャインインラ。この世界には珍しく水の街だ。
そして中央のきれいな水色の宮殿は湖に囲まれてた。これってある意味でただきれいなだけじゃなく、防衛上もなかなかに有意義だったよね。なにせ湖の中に作ってあるから攻めづらい。そして自分たちのような侵入者も侵入しづらい。まあ難なく侵入した私が言っても説得力がないかもしれないけど、でもそのとおりである。
逃げ出しづらいし.ね。それを今感じてる。はっきり言って私だけ……いやドローンたちだけなら簡単だった。でもおじさんがいるからね。それが大変。まあ彼のおかけで、私が知らなかったルートとか見つけられたけどね。さすがはここに勤めてる人だけはある。
最悪ここの兵士たちのレベルは知れてるから、見つかりそうになったらその都度ドローンの電撃で気絶させてればいいかって思ってたんだけど、今のところ私が先にいる兵士たちを見つけてそれを報告。するとおじさんがいい感じのルートを選択するって感じで上手く宮殿からは脱出できた。まあけど……問題は湖から市街へと伸びる一直線の橋である。ドローンはそんなの関係なかったわけだけど……宮殿から伸びる二箇所の橋は見晴らしもいいし、もちろん見張りもいる。しかもそこそこに長いから中間地点にも塔があってそこにも兵がいる。
それに橋自体に中間まで交代で歩く見回りの兵士もいる。ここだけめっちゃ厳重だ。それに波が来るってことで今サーザインシャインインラの外にはたくさんの砂獣が集まってる。そういう訳で、この橋にもいつも以上の兵力が集められているらしい。
『でもそれなら、普通は町の外に集めませんか?」
「それはまとも人たちの思考だよ。ここの上の奴らは市民がどうなろうと自分たちが生き残ればいいと思ってる」
『うわぁー』
まあらしいけどね。おじさんの口から放たれた言葉に納得したよ。だってここの上層部は教会関係者とどっぷりなんだもんね。それは屑になる。まあ屑だからどっぷりなのか、どっぷりだから屑になるのかは分かんない。でもとりあえず、ここの上層部の連中は全くもって市民のことなんて考えてもないってことだね。
『それだけクズなら自分たちが逃げる道だって地下にあるんでは?』
そういうの絶対にありそうだよね。むしろないわけがない。そこを通れば見つからずに市街へと行けそうなんだけど。所謂脱出経路ってやつだ。これだけ自分たちが可愛い連中がそれを作ってない? ないない。
「あるにはある……が、それは通常の道じゃないんだ。私達が利用することはできない」
『どういうことですか?』
なんか興味が沸く言い方だよ。一体どんな道なのか……
「それは通常では使えない……魔法を使った道なんだ。扉は知ってるが、どうやって使うかは皆目見当もつかない」
『なるほど』
でもそれって私なら使えるんでは? と思わなくもないが、下手にそれを操作すると奴らに存在がバレそうでもある。やっばり普通にこの橋を通ったほうが良さそうだ。
そう言っておじさんが先行してドローンを案内してくれる。私たちはこのサーザインシャインインラの中央らへんにあった建物の地下から出た。実際、このサーザインシャインインラ。この世界には珍しく水の街だ。
そして中央のきれいな水色の宮殿は湖に囲まれてた。これってある意味でただきれいなだけじゃなく、防衛上もなかなかに有意義だったよね。なにせ湖の中に作ってあるから攻めづらい。そして自分たちのような侵入者も侵入しづらい。まあ難なく侵入した私が言っても説得力がないかもしれないけど、でもそのとおりである。
逃げ出しづらいし.ね。それを今感じてる。はっきり言って私だけ……いやドローンたちだけなら簡単だった。でもおじさんがいるからね。それが大変。まあ彼のおかけで、私が知らなかったルートとか見つけられたけどね。さすがはここに勤めてる人だけはある。
最悪ここの兵士たちのレベルは知れてるから、見つかりそうになったらその都度ドローンの電撃で気絶させてればいいかって思ってたんだけど、今のところ私が先にいる兵士たちを見つけてそれを報告。するとおじさんがいい感じのルートを選択するって感じで上手く宮殿からは脱出できた。まあけど……問題は湖から市街へと伸びる一直線の橋である。ドローンはそんなの関係なかったわけだけど……宮殿から伸びる二箇所の橋は見晴らしもいいし、もちろん見張りもいる。しかもそこそこに長いから中間地点にも塔があってそこにも兵がいる。
それに橋自体に中間まで交代で歩く見回りの兵士もいる。ここだけめっちゃ厳重だ。それに波が来るってことで今サーザインシャインインラの外にはたくさんの砂獣が集まってる。そういう訳で、この橋にもいつも以上の兵力が集められているらしい。
『でもそれなら、普通は町の外に集めませんか?」
「それはまとも人たちの思考だよ。ここの上の奴らは市民がどうなろうと自分たちが生き残ればいいと思ってる」
『うわぁー』
まあらしいけどね。おじさんの口から放たれた言葉に納得したよ。だってここの上層部は教会関係者とどっぷりなんだもんね。それは屑になる。まあ屑だからどっぷりなのか、どっぷりだから屑になるのかは分かんない。でもとりあえず、ここの上層部の連中は全くもって市民のことなんて考えてもないってことだね。
『それだけクズなら自分たちが逃げる道だって地下にあるんでは?』
そういうの絶対にありそうだよね。むしろないわけがない。そこを通れば見つからずに市街へと行けそうなんだけど。所謂脱出経路ってやつだ。これだけ自分たちが可愛い連中がそれを作ってない? ないない。
「あるにはある……が、それは通常の道じゃないんだ。私達が利用することはできない」
『どういうことですか?』
なんか興味が沸く言い方だよ。一体どんな道なのか……
「それは通常では使えない……魔法を使った道なんだ。扉は知ってるが、どうやって使うかは皆目見当もつかない」
『なるほど』
でもそれって私なら使えるんでは? と思わなくもないが、下手にそれを操作すると奴らに存在がバレそうでもある。やっばり普通にこの橋を通ったほうが良さそうだ。
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