転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
運命という世界線を壊せ 435
「ボガアアアアアアアアアア!!」
そんな声を出していきなり鬼が反応した。何を? と思ったら、なんか私が攻撃してる角が光り始めてる。黒い角が青白い光りを放ってやたらと綺麗に見える。
けどのんきにそれに見とれてるわけには行かない。なぜなら、メッチャ高エネルギーが検出されてるからだ。
「何する気?」
ビームでも放つ? それって結構確率的に高そうな気がする。だってこれだけのエネルギーの収束だ。あり得る。でもここで引いたらきっと駄目だ。
『離れてください! ここまでのエネルギーの攻撃を食らうとG-01でも耐えられません!』
「そんなのわかってるわよ! でも――」
でもここで引いたら負けな気がする。そして事実ここで引いたら多分もうチャンスない。鬼達にとっては私なんて存在は塵芥と変わらないだろうけど、それが常に顔の周りで飛び回ってたらやっぱりうざいじゃん。
それを自覚されたら今度からは払いのけられるよ。何も動かなかったから角に僅かでも傷を与えられて、そしてそこに刃をねじ込むことが出来たんだ。
鬼達は簡単に砂獣を作ったり直したりする。それが自分自身に適用されないって考えるのは都合の良い考えだと思う。つまりはここで離れたら、この膨大なエネルギーの一部でも使って簡単に角を再生できるんじゃないかって事だ。
こっちの決死の攻撃でようやく僅かに入れた傷。それがあっという間になくなったらちょっとショックだよ。だから私は逃げないよ。AIには悪いけどね。
「――ある意味丁度良いじゃん! これだけのエネルギーが詰まった角を手に入れられるって考えなさい!!」
『無謀すぎます!!』
「そんなの百も承知してるよ!!」
でも私は離れたりなんかしない。更に奥へもっと力を込める!! でも角の中心付近まで行った時点で進まなくなった。多分だけど、中心には更に堅い素材というか密度になってるみたいだ。今の私にはそれを傷つけるだけの力がない。
「こんのおおおおおおお!!」
横に進路を変えるって事も考えたけど、それは無理だ。なんとか剣を差し込めたのは僅かでもあらかじめ亀裂を入れてたから。万全な状態の角部分に滑らせた瞬間に、きっとこの刃は折れるだろう。だから選択肢はなかった。
私は自身で右手の刃を折って、その場に置いた。そして自身は離脱する。これが精一杯だ。今回ではその角を得ることは出来なかったけど次来るときはこの個体を見つけて今度こそその角をもらい受ける――そういう気持ちだった。けど……角に集まった超エネルギーがなんか不安定だ。
ものすごい光が放たれてるが、なんか鬼が頭に手を置いてオロオロとしてるように見える。そして青かった光りは白くなり、太い一本の線と細い線が放たれた。
その最中にも鬼は上体を揺らしてるせいで、他の鬼がその光りに巻き込まれて体をなくしてた。ヤバい奴だあれは。私は必死にそれを回避する。太い光が多分通常出るはずだった攻撃なんだろう。けどじゃあもう一つのそれこそ角の側面から漏れ出てるような光りは何か……それは多分私の刃が残ってる場所だ。そこからも別に力か漏れてる。
そして何がどうなったのかわかんないけど、光りは突如やみ、甲高い音を響かせたと思ったら、なんか角が折れた。私はそれを見た瞬間に動き出した。
そんな声を出していきなり鬼が反応した。何を? と思ったら、なんか私が攻撃してる角が光り始めてる。黒い角が青白い光りを放ってやたらと綺麗に見える。
けどのんきにそれに見とれてるわけには行かない。なぜなら、メッチャ高エネルギーが検出されてるからだ。
「何する気?」
ビームでも放つ? それって結構確率的に高そうな気がする。だってこれだけのエネルギーの収束だ。あり得る。でもここで引いたらきっと駄目だ。
『離れてください! ここまでのエネルギーの攻撃を食らうとG-01でも耐えられません!』
「そんなのわかってるわよ! でも――」
でもここで引いたら負けな気がする。そして事実ここで引いたら多分もうチャンスない。鬼達にとっては私なんて存在は塵芥と変わらないだろうけど、それが常に顔の周りで飛び回ってたらやっぱりうざいじゃん。
それを自覚されたら今度からは払いのけられるよ。何も動かなかったから角に僅かでも傷を与えられて、そしてそこに刃をねじ込むことが出来たんだ。
鬼達は簡単に砂獣を作ったり直したりする。それが自分自身に適用されないって考えるのは都合の良い考えだと思う。つまりはここで離れたら、この膨大なエネルギーの一部でも使って簡単に角を再生できるんじゃないかって事だ。
こっちの決死の攻撃でようやく僅かに入れた傷。それがあっという間になくなったらちょっとショックだよ。だから私は逃げないよ。AIには悪いけどね。
「――ある意味丁度良いじゃん! これだけのエネルギーが詰まった角を手に入れられるって考えなさい!!」
『無謀すぎます!!』
「そんなの百も承知してるよ!!」
でも私は離れたりなんかしない。更に奥へもっと力を込める!! でも角の中心付近まで行った時点で進まなくなった。多分だけど、中心には更に堅い素材というか密度になってるみたいだ。今の私にはそれを傷つけるだけの力がない。
「こんのおおおおおおお!!」
横に進路を変えるって事も考えたけど、それは無理だ。なんとか剣を差し込めたのは僅かでもあらかじめ亀裂を入れてたから。万全な状態の角部分に滑らせた瞬間に、きっとこの刃は折れるだろう。だから選択肢はなかった。
私は自身で右手の刃を折って、その場に置いた。そして自身は離脱する。これが精一杯だ。今回ではその角を得ることは出来なかったけど次来るときはこの個体を見つけて今度こそその角をもらい受ける――そういう気持ちだった。けど……角に集まった超エネルギーがなんか不安定だ。
ものすごい光が放たれてるが、なんか鬼が頭に手を置いてオロオロとしてるように見える。そして青かった光りは白くなり、太い一本の線と細い線が放たれた。
その最中にも鬼は上体を揺らしてるせいで、他の鬼がその光りに巻き込まれて体をなくしてた。ヤバい奴だあれは。私は必死にそれを回避する。太い光が多分通常出るはずだった攻撃なんだろう。けどじゃあもう一つのそれこそ角の側面から漏れ出てるような光りは何か……それは多分私の刃が残ってる場所だ。そこからも別に力か漏れてる。
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