転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)
運命という世界線を壊せ 365
顔の仮面を剥がし出した敵を待ってる必要ってあるだろうか? こう言うのって前々から思ってたが、何かをやる前に攻撃したら……どうなるのか……うずうずして止まらなかった。
「何をしようとしてるのか知らないが、やらせると思ったか?」
自分は聖剣にその力をたぎらせる。光を強く出し、吹きすさぶ風が激しくこの場を通り過ぎる。やばいと感じたんだろう。仮面を取ろうとしてる奴の空いてる手に武器が出る。そしてそれをなげてきた。自分は避けるなんて事はしなかった。ただ、聖剣を振って投げられた武器ごと、大きくなった聖剣の光でひねり潰そうとした。
それが出来ると踏んでたからだ。そしてそれはその通りで、聖剣の光はいともたやすく投げられた武器を覆い焼き付くし、更にその後方の奴自身へと迫る。そしてその光が奴を包み込み消滅……させたとおもった。
「なに?」
なんと自分が放った聖剣の光がなぜか直角に曲がってる。なにをした? と思ってると、どうやら奴は剥がした仮面を此方に向けてるみたいだ。何その仮面? どんだけ表面つるつるなんだよ……ってそうじゃないか。そんな事よりも仮面を取った顔の方がトリックの種なのかもしれない。
まあ実際、ここから見る限り目とかがあるわけじゃない。ただ仮面で隠れてた下には何やら傷? いや、跡? それとも何かの模様? といえば良いのか、なんかヘビがぐちゃって潰されたかのような……そんなのがあった。
とりあえず一旦僕は攻撃を収めた。なにせ聖剣の光がそらされてるからな。無駄なエネルギーの放出に他ならない。別に全体量からしたら微々たる物だが、どこで足下をすくわれるかはわからない。自分はどんな相手にだろうが、油断なんてしない。
だからまずは見極めよう。奴が何をするのか。実際ヤバそうなら変化がある前に叩き潰すつもりだったが、案外その変化が早かった。
『必要な力に変化を』
そんなことを奴はつぶやいた。その間にも此方に次々と武器を出して投げてくる。それを全て弾いてる訳だが、今のところ別に仮面を取っただけで変化はない。
でも確かに奴は自分の聖剣の攻撃をそらした。何かがあったとは思う……てかいつの間にか取ったはずの仮面が消えてないか? その手に持ってたはずだが……
(狙うとしたらあの仮面を取った顔の部分……それか違う動きをしてる二本の腕か?)
武器を投げ続けてくる腕とは違って、仮面を剥がした腕だけはなぜか違う動きをしてるんだよな。なぜか上に手を向けてそしてその腕は次第に変色してた。なにか内部が透けて緑色のどろっとした物が見えるような……どうなってるんだ一体? とりあえず変化があるところを狙ってみる。
その場で攻撃をいなしてたが動いて、一気に近づいた。奴だってこの程度の攻撃で自分を止められるなんて思ってなかったはず。なにせこれまで奴が向けてきた武器で自分を傷つけた武器なんてないんだ。
でも接近にしてきた自分に対して、奴はその変化した腕で武器を掴んで振るってくる。別にスピードは変わらない。ただ、なにか武器自身がぶくぶくとなって緑色の液体をまき散らしだしたくらいの変化。弾き飛ばすか、破壊するか……それに変化なんてないと思ったが、なんと聖剣とぶつかった瞬間、向こうの武器の刀身の半ばまで聖剣が食い込んでそして止まった。
さらに聖剣や……いや自分自身を飲み込むように、その緑色の部分が膨張しだした。
「何をしようとしてるのか知らないが、やらせると思ったか?」
自分は聖剣にその力をたぎらせる。光を強く出し、吹きすさぶ風が激しくこの場を通り過ぎる。やばいと感じたんだろう。仮面を取ろうとしてる奴の空いてる手に武器が出る。そしてそれをなげてきた。自分は避けるなんて事はしなかった。ただ、聖剣を振って投げられた武器ごと、大きくなった聖剣の光でひねり潰そうとした。
それが出来ると踏んでたからだ。そしてそれはその通りで、聖剣の光はいともたやすく投げられた武器を覆い焼き付くし、更にその後方の奴自身へと迫る。そしてその光が奴を包み込み消滅……させたとおもった。
「なに?」
なんと自分が放った聖剣の光がなぜか直角に曲がってる。なにをした? と思ってると、どうやら奴は剥がした仮面を此方に向けてるみたいだ。何その仮面? どんだけ表面つるつるなんだよ……ってそうじゃないか。そんな事よりも仮面を取った顔の方がトリックの種なのかもしれない。
まあ実際、ここから見る限り目とかがあるわけじゃない。ただ仮面で隠れてた下には何やら傷? いや、跡? それとも何かの模様? といえば良いのか、なんかヘビがぐちゃって潰されたかのような……そんなのがあった。
とりあえず一旦僕は攻撃を収めた。なにせ聖剣の光がそらされてるからな。無駄なエネルギーの放出に他ならない。別に全体量からしたら微々たる物だが、どこで足下をすくわれるかはわからない。自分はどんな相手にだろうが、油断なんてしない。
だからまずは見極めよう。奴が何をするのか。実際ヤバそうなら変化がある前に叩き潰すつもりだったが、案外その変化が早かった。
『必要な力に変化を』
そんなことを奴はつぶやいた。その間にも此方に次々と武器を出して投げてくる。それを全て弾いてる訳だが、今のところ別に仮面を取っただけで変化はない。
でも確かに奴は自分の聖剣の攻撃をそらした。何かがあったとは思う……てかいつの間にか取ったはずの仮面が消えてないか? その手に持ってたはずだが……
(狙うとしたらあの仮面を取った顔の部分……それか違う動きをしてる二本の腕か?)
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その場で攻撃をいなしてたが動いて、一気に近づいた。奴だってこの程度の攻撃で自分を止められるなんて思ってなかったはず。なにせこれまで奴が向けてきた武器で自分を傷つけた武器なんてないんだ。
でも接近にしてきた自分に対して、奴はその変化した腕で武器を掴んで振るってくる。別にスピードは変わらない。ただ、なにか武器自身がぶくぶくとなって緑色の液体をまき散らしだしたくらいの変化。弾き飛ばすか、破壊するか……それに変化なんてないと思ったが、なんと聖剣とぶつかった瞬間、向こうの武器の刀身の半ばまで聖剣が食い込んでそして止まった。
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