〜雷撃爆伝〜祝福で決まる世界で大冒険

ガブさん愛好会会長

再開①

エピソード5 レオの呪い、運命の別れ




魔神を倒してから1週間。僕はマテアとクエストに行っていた。

「マテア、後ろッ!」

「わかってるよ!冷華鳳仙ッ!」

ギャァァァァァァァァ!

「はぁぁ!雷撃第1陣、落下雷山ッ!」

ドッカーンッ

「ふぅ。レアくんおつかれ!」

「うん!お疲れ様。」

僕はあの時わかった呪いのことをマテアに話していない…。でも今は一生懸命生きようと頑張っている。

「ねぇ、レアくん!もうすぐで私たち15歳になるでしょ?結婚もうすぐできるね!」

こんな笑顔されたらますます言えなくなってしまう…。

「そうだね!アビス達も誘う?」

「うん!勿論だよ!」

卒業以来アビス達に会っていない。アビス達はあの後パーティーを組んでSSSランクまで行ったらしいけど…。

「強くなってるかなぁ?」

「きっと強くなってるよ!さ、ギルドに報酬貰いに行こ!」

「うん!わかった!」

こんな未来があったらいいのに…。








「…報酬の金貨20枚です。今日もありがとうございます、レオさん、マインさん。」

「いえいえ。また来ますよ。」

「また今度来ますね!」

「ありがとうございました!」


「結構稼げたね!」

「そうだね!あんなにいたらあんな金額になるよね、そりゃ…。」

「おーい!レオ!」

「!アビス!みんな!」

「お久しぶりだね、レオ。レオからもらった弓大事に使わしてもらってるよ。」

「それはよかった!会ったついでに言っちゃうね。今度15歳になるから結婚式あげるんだけど来ない?」

「本当!?いくいく!いくよね?カムイちゃん、ラミアちゃん!」

「勿論行かせてもらうわ!」

「私も行くよ!」

「そういえばカサイルの姿が見えないんだけど…。」

「あぁ、カサイルは今EXランクの試験受けてるよ。これで15回目なのによく懲りないよね…。」

「え…、まじか。」

「うん。そういえばさ、レオとマインちゃんはDENGAランクに行ったんだよね?この前の魔神討伐で…。」

「ッ!うん。でも毎日街歩くだけでうるさいよね、周りが。ねぇマテア?」

「…。う、うん!」

「どうかしたの?」

「ううん。気のせいだから別に大丈夫!」

「そっか!カサイル来るまで待とうか!」

『うん!』

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