〜雷撃爆伝〜祝福で決まる世界で大冒険

ガブさん愛好会会長

〜技量試験〜①

「ねぇ、マテア?技量試験って明後日からだよね?」

「うん!次の学年に上がるための試験でしょ?先輩達の情報によると、合格するまで帰らせてくれないから、ここを退学する人も多いんだって。」

そうなのか。でも恐らく僕とマテアは大丈夫だろう。

「さっきからお熱いですねぇ。2人とも。」

「うわぁ!アビス!ナタリア!」

まじでビックリしたな。これいつかやり返そ...

「2人も熱いのに何言ってるの?ちなみに私はレアくんが無理したからこうしてるだけ!好きだからのもあるけど...。ともかく!今度やり返しするからね、2人とも!」

マテア、すごく僕が言いたいこと言ってくれるな...。感心するよ。うん。

「僕もやり返ししよっと。」

「な!?酷いぞ!」

「ボクは別に構わないよ〜♪」

「ナタリア...。」

改めてもう一度思う、そっちもお熱いじゃないか。

「おーい!みんな!」

「ヤッホー!」

「おはよう。アレク、ラミア。」

「おはよー!アレクくん、ラミちゃん。」

あれ?カサイルとカムイはどこにいるんだろう?

「そういやさ、カサイルとカムイはどこ行ったの?」

「あいつらは今特訓してるよ。全く、レオとマインがどんどん強くなってるっていうことで追いつきたい一心で努力してるらしいぞ。」

まじか。なんか僕たちのせいみたいだな..。

「まぁ、次の授業の時会えるか。」

「うん!そうだね。じゃぁ追いつかれないようにレアくんと一緒に努力しちゃおっかなー。」

「放課後やろっか。特訓。」

「うん!もっと強くなろうね〜!」

「これ以上強くなったら私達全員君たちのペアに勝てそうにないよぉ〜。」

「勝てそうにないじゃなくて、勝てないの間違いでしょ。」

凄く過大評価だな...

「そろそろ授業だから行こっかみんな。」

『うん!』

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