現代社会にモンスターが湧いた件〜生き残るために強くなります〜
13話 食料調達 後編
俺たちはゴブリンに遭遇したあとも、少しだけモンスターに遭遇したが、特に苦戦もせずに倒していき、なんの問題も無く近くのコンビニまで行けた。
しかし、俺がモンスターを倒してから周りのヤツらが妙に馴れ馴れしいのだ.......何故だ?
「なぁ佐藤、武術を習っていたんだろう?俺に剣術を教えてくれないか?」
「体育館に帰ったあとな」
「そ、空くん.......ぼ、僕にも体術を教えてくれると嬉しいな.......」
「ぜんぜん構いませんよ。体育館に戻ったあと藤原と一緒に教えます」
「空先輩!このポテチ美味いっすよ!たくさん持って帰って一緒に食いませんか!?」
「お、おう.......帰ったらな?」
「なぁ!なぁ!空っち!あそこにナイフがあったよ!」
「.......危ないから気を付けて扱えよ」
マジでカオス.......右を向いても左を向いても、どんどん話しかけてくるから食べ物を全く集められない.......別に悪意があって話しかけてきてるわけじゃないし、むしろ好意が伝わってくるから、余計に邪険にしにくい。
「うふふ、空さんが困っていますよ。まずは食料を集めてください」
まじ生徒会長女神っす!腹黒とか心の中て思ったりしてすんません!.......あれ?目からハイライトが消えてるけど.......何か怖いんですけど!
生徒会長の笑っているが、目が笑っていないのを感じ取って、藤原、影山、井嶋、中野は、冷や汗をかきながら自分の仕事をやりに行った。
「すみません.......助かりました」
「いえいえ、私のオモチャ、コホン、じゃなくて空さんが困っていたので当然のことをしたまでです」
「え?.......今オモチャっていいました?」
「気のせいです」
「いや、でも.......」
「気のせいです」
今、俺オモチャ扱いされたよな?少し本性が出てるし、何か「うふふ」て微笑んでるのに目が全く笑ってないのですが.......まじで怖いっす.......。
と、こんな感じで、生徒会長や仲間たちとの距離が一気に近づき、それぞれ食料や武器になりそうな物を集めた。
10分後くらいには食料や武器になりそうな物が集め終わり、コンビニの入口に集合した。
「目的は達成できたので、そろそろ帰りましょう」
生徒会長の言葉と同時に、全員「はーい」と緩く返事をした。
もう、生徒会長と俺以外みんな遠足気分だ。
ここにはモンスターがいるから、もう少し警戒はした方が良いと思うけど、ここに来るまで何度がモンスターに遭遇して戦ったが、たいして苦戦もしてないし、あとは帰りだけだから大丈夫か。
「ここから学校まで約300メートルほど距離があります。皆さん、気を引き締めて帰りましょう」
そして俺たちは、カートに食料や武器を乗せて体育館に向かった。
◇
俺たちは、できるだけ音を立てないようにカートを押しながら帰っている。
モンスターにバレないようにするためだ。
「空先輩.......何か血の臭いがするんですが気のせいですかね?」
「ここら辺は俺たちがモンスターと戦った場所だから臭いがするのは当然じゃないのか?」
「いや、何か違和感があるんすよ.......」
「龍っちは大袈裟なんだよ〜。何にもいないって!いたとしても私たちがやっつけちゃうんだから!」
井嶋は何か嫌な予感がするのか、ずっとソワソワしていて落ち着かないようだ。
その様子を見て、先程までヘラヘラしていた中野も少し顔を引き締めた。
「い、いや.......俺の気のせいだと思うんすけどね」
と言いながら、井嶋は頭をかいて「へへっ」と笑った。
50メートルほど進んだら、赤黒く濁った小さな丸っこいスライムを見つけた。
「なんでしょうかアレは.......何度かスライムは見ていますが、あんな色のスライムは見たことないですね.......」
「な、何か不気味だね.......」
生徒会長は目を鋭くさせて、全員に警戒を促し、影山は少し震えていた。
俺も、何か嫌な予感がしてきたので、腰に引っ掛けているナイフを手に持って構えた。
もちろん、コンビニで拝借したナイフだ。
しばらく、俺たちはスライムと見つめ合っていた。
しかし、スライムが膨らみ始めた。
「.......!?あのスライム何かします!」
生徒会長は何か危険を察知したのか、全員に警戒するように促した。
 — ピギャーーーーーー!!!!
生徒会長に警戒するように言われ、全員が周りを見渡しながら警戒度を最大まで上げたが、予想以上に最悪の出来事が起きた。
突然、スライムが叫び始めたのである。
そして、数秒したら、その叫び声を聞いた近くにいるモンスターたちが大勢集まってきたのだった。
パーティメンバー
・佐藤 空
・西城 凛
・藤原 健斗
・影山 颯太
・井嶋 龍
・中野 千夏
しかし、俺がモンスターを倒してから周りのヤツらが妙に馴れ馴れしいのだ.......何故だ?
「なぁ佐藤、武術を習っていたんだろう?俺に剣術を教えてくれないか?」
「体育館に帰ったあとな」
「そ、空くん.......ぼ、僕にも体術を教えてくれると嬉しいな.......」
「ぜんぜん構いませんよ。体育館に戻ったあと藤原と一緒に教えます」
「空先輩!このポテチ美味いっすよ!たくさん持って帰って一緒に食いませんか!?」
「お、おう.......帰ったらな?」
「なぁ!なぁ!空っち!あそこにナイフがあったよ!」
「.......危ないから気を付けて扱えよ」
マジでカオス.......右を向いても左を向いても、どんどん話しかけてくるから食べ物を全く集められない.......別に悪意があって話しかけてきてるわけじゃないし、むしろ好意が伝わってくるから、余計に邪険にしにくい。
「うふふ、空さんが困っていますよ。まずは食料を集めてください」
まじ生徒会長女神っす!腹黒とか心の中て思ったりしてすんません!.......あれ?目からハイライトが消えてるけど.......何か怖いんですけど!
生徒会長の笑っているが、目が笑っていないのを感じ取って、藤原、影山、井嶋、中野は、冷や汗をかきながら自分の仕事をやりに行った。
「すみません.......助かりました」
「いえいえ、私のオモチャ、コホン、じゃなくて空さんが困っていたので当然のことをしたまでです」
「え?.......今オモチャっていいました?」
「気のせいです」
「いや、でも.......」
「気のせいです」
今、俺オモチャ扱いされたよな?少し本性が出てるし、何か「うふふ」て微笑んでるのに目が全く笑ってないのですが.......まじで怖いっす.......。
と、こんな感じで、生徒会長や仲間たちとの距離が一気に近づき、それぞれ食料や武器になりそうな物を集めた。
10分後くらいには食料や武器になりそうな物が集め終わり、コンビニの入口に集合した。
「目的は達成できたので、そろそろ帰りましょう」
生徒会長の言葉と同時に、全員「はーい」と緩く返事をした。
もう、生徒会長と俺以外みんな遠足気分だ。
ここにはモンスターがいるから、もう少し警戒はした方が良いと思うけど、ここに来るまで何度がモンスターに遭遇して戦ったが、たいして苦戦もしてないし、あとは帰りだけだから大丈夫か。
「ここから学校まで約300メートルほど距離があります。皆さん、気を引き締めて帰りましょう」
そして俺たちは、カートに食料や武器を乗せて体育館に向かった。
◇
俺たちは、できるだけ音を立てないようにカートを押しながら帰っている。
モンスターにバレないようにするためだ。
「空先輩.......何か血の臭いがするんですが気のせいですかね?」
「ここら辺は俺たちがモンスターと戦った場所だから臭いがするのは当然じゃないのか?」
「いや、何か違和感があるんすよ.......」
「龍っちは大袈裟なんだよ〜。何にもいないって!いたとしても私たちがやっつけちゃうんだから!」
井嶋は何か嫌な予感がするのか、ずっとソワソワしていて落ち着かないようだ。
その様子を見て、先程までヘラヘラしていた中野も少し顔を引き締めた。
「い、いや.......俺の気のせいだと思うんすけどね」
と言いながら、井嶋は頭をかいて「へへっ」と笑った。
50メートルほど進んだら、赤黒く濁った小さな丸っこいスライムを見つけた。
「なんでしょうかアレは.......何度かスライムは見ていますが、あんな色のスライムは見たことないですね.......」
「な、何か不気味だね.......」
生徒会長は目を鋭くさせて、全員に警戒を促し、影山は少し震えていた。
俺も、何か嫌な予感がしてきたので、腰に引っ掛けているナイフを手に持って構えた。
もちろん、コンビニで拝借したナイフだ。
しばらく、俺たちはスライムと見つめ合っていた。
しかし、スライムが膨らみ始めた。
「.......!?あのスライム何かします!」
生徒会長は何か危険を察知したのか、全員に警戒するように促した。
 — ピギャーーーーーー!!!!
生徒会長に警戒するように言われ、全員が周りを見渡しながら警戒度を最大まで上げたが、予想以上に最悪の出来事が起きた。
突然、スライムが叫び始めたのである。
そして、数秒したら、その叫び声を聞いた近くにいるモンスターたちが大勢集まってきたのだった。
パーティメンバー
・佐藤 空
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・藤原 健斗
・影山 颯太
・井嶋 龍
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