伝説となった狩人達

さいぞう

五話


2人が13になった時。

親達や、その他の狩人達は決めてた。

13歳は、自分達が狩人になった歳だから…











おい!

お前の…

お前の、自分が面倒見てやってるっていう…

その顔がムカつくんだよ!

さっさとここから出て行け!










クソガキども!

毎日毎日!
世話されるのが…

うっとうしいんだよ!











そうだ!そうだ!

早く消えろ!










ほんと!早く消えて!











親父や、みんなにそう言われたよ。








そうか。

俺もこの前、似たような事を言われたな…








そんな事言いながら親父の野郎…

自分の大事な、大剣くれたよ。










俺もだ。

ハハハ…

みんな分かりやす過ぎるよなあ。










全くだ。










後にも先にも、喧嘩しなかったのはこの時だけだったわ。


ありったけの飯と薬草を置いて…

二人は村を出た。


二人とも泣く事はなかったよ。


親達の心を、もうすでにさ…
痛いほど心に刻んでるからね。



その後の親達の行動もなんとなく…

覚悟してたから。



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