伝説となった狩人達

さいぞう

九話

アアアアア…ゴボ…

アアァァァ…






俺の目を見つめ…

何か言いたげに呻くだけだった。






へへへ…アウウゥ……

ゴブォ……ゴボゴボ…







血を吐きながら、何かを言い残そうとする奴の言葉を…
俺は聞いた。







アアアアアァァァ!!


アアアアア……

ゴボゴボ… ブバァァァ……






人生たかだか80年。

お前は、もっともっと生きて行くんだ……


俺の死に際にも、つきあってけ…







そう言ってる気がしてならなかった。


俺は聞いたよ。


フリじゃなく…
最期の奴の話を。



いつも俺にする…
いつもの話を、俺は確かに聞いた。



友達というのによ。

一番憧れてたのは…


俺の友達だった。



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