伝説となった狩人達

さいぞう

七話


たかだか人間の人生なんてよ?

いいとこ80年!


お前は、まだまだ先が長えんだから…

俺につきあえ!













奴の口癖だった。

この頃は、嫌々聞いてたけどなあ。

んで、そこら中へ連れて行かされたよ…


そんなある日…
俺は気付いた。


奴と剣の話をしていた時だった。














お前のそれ…

あの砦蟹からしか造れないもんだろう?

一人で殺ったのか?












ああ。












軽く返事をする奴を見て、少しゾクッとしたよ…












ちょっと剣…交換してみるかあ。



ズシイィィ…












俺は、その剣を振り回す事すら出来なかった。

重量が半端じゃねえんだ。












お…お前…

こんな剣で俺と…












ハハハ。

お前のも重いぜ?













俺のはジークリンデ。

それを奴はクルクル回してたな…


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