伝説となった狩人達

さいぞう

六話

少し一服ついた後…


先輩は俺にアドバイスっつうか、そんなのをゆっくり話してくれたよ…






お前はまだ若い竜人だ。
俺でさえ、じいさん達からすると若造だからな…

だがな、人間達はその短い人生を俺達の何百……
いや何千倍の勢いで生きてる。



意味分かるか?


奴と組んだ時、俺も初めて分かったよ。

永い寿命にな、俺達竜人は甘えてんだ。


命を持て余すカスがよ…
人間に到底、勝てるわけがねえ。







お前…

友達作るのヘタクソそうだしなあ……

俺がなってやるよ。







友達?何だそりゃ…







いいもんだ。

ただ…いいもんだよ…






この時から、俺の80年間はよ。


いつも、毎日でも誇れる…

そんな瞬間になったんだよ。



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