伝説となった狩人達

さいぞう

二話


邪龍がいなくなったら、狩人やめて二人で商売でもするか~













うん!そうね!
















私は勘違いをしていました。

あの人は、自分で邪龍を殺しに行くつもりだったのです。


そんな…
いつもと違う、あの人の雰囲気を…

私は最期までわかりませんでした。



二人で商売を始めよう。
この言葉は、何より大事に私の心に残ったのです。


あの人は普通の狩人でした。


でも毎日毎日…
生きて帰ってくるのか、そんな心配ばかりしていた私は…

彼にとって足枷のようになっていたのかも知れません。


だから彼も、無難な狩りしか出来なかったのでしょう。



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