伝説となった狩人達

さいぞう

五話


嘲笑いながら、倒れる狩人を持ち上げ……

勝利の美肉を喰らう寸前だった。








ギィィアアアアァ…








歴戦の歴戦による、男の躯に染み付く経験が…

期を逃すはずがない。


刀を頭に刺し込ませ、男はまた刀を抜く。

そしてまた刺し込む……



悔しさと怨みと無念に満ちた魔王の面は…

狩人にとっては心地よい眺めであった。



鼠を放り投げ…

魔王はさらに怒り…


狩人が横たわる場所へ天雷を降らせた。







ヴガアアアァァ!!







何十…何百と来る雷を、男は全て斬り裂き…


魔王へとまた、体を跳ばす……




コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品