伝説となった狩人達

さいぞう

六話


天下の大罪人から、いきなり狩人になったんじゃ。

よく思わぬ者も出てくるわい。




特に…
狩人の下層級はコツコツ努力しておる…


その努力を繰り返し、やっと中層級になった者…

しかもこの街は、狩人そのもののレベルが断トツに高い。


この事件は…


ふぉ…ふぉ…
見ておって楽しかったのう。

ふぉ…











あいつだぜ。
大長老のツテで上層入ったのってよ。











大罪人?
お偉いさんの身内かなんかだろ。

そういう馬鹿は幸せだよなあ!











おいおい…
聞こえるぜ?
もっとデケエ声で言わねえとなあ!











カスどもが…










それを聞いて怒ったのは意外にも…
離れて飲んでいた、上層の狩人だったんじゃよ。











お前ら…
その馬鹿にしている、あいつと喧嘩してこい。


断ったら殺す。
負けても殺すぞ?











ふぉ…ふぉ…
その中層級の奴らは、慌てて逃げたわい。



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