伝説となった狩人達

さいぞう

終話


これは…師匠の大切な…


伝説とも言われた双刃。

い…いいのですか…?










この剣は二つで一つ。

主らはあの一角を倒した。

双方一本ずつ托す。



もし…どちらかに何かあったならば…

双剣として使え。



簡単に言えばの。
どっちも死ねって事じゃよ。

ふぉ…ふぉ…




冗談じゃ!と言いたい所じゃが…

あながち嘘とも言えんのう。









どういう意味ですか?










オヌシ達の心をときほぐす者。


そんな奴が現れたなら、こんな剣など捨てるんじゃ。

伝説などでは幸せになれぬ。


誰かのために、一生生きて見るのもまた…

悪くないぞ?







それに…
お主らは互いに、幸せになって欲しいと思っておるな?


そのためなら…

自分が犠牲になると…





だから言ったまでじゃよ。



ふぉ…ふぉ…



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