伝説となった狩人達

さいぞう

六話


城も街も…
前代未聞の大虐殺事件に遭遇する。


あの邪龍が襲って来たんじゃからのう。









いつまで飲んでんだ!

あんたも逃げろ!邪龍だぞ!!











ほろ酔いの息子は、気にもしてなかった…
むしろ、手間が省けるとさえ思っていたかも知れぬな。











俺が逃げるだと?

馬鹿か?お前。











勝手にしな!

ふん…
毎日毎日、酒飲んでよ。

強さを自慢してるが、嘘くせえもんだな。


倒してみろよ!
口だけじゃ無理だろうがよ!

馬鹿の相手はしてられねえ。
みんな早く逃げようぜ!













逃げ惑う人の中…
息子は嫌々…城の方に歩き出す…











俺が勝てない龍なんていねえよ…ヒック…

さっさと龍殺して、あの馬鹿親父どもに…

つうか…ヒック…城でも乗っ取るか…











城の屋根から、酒を飲みながらのう。


奴は兵隊達の戦い…
親父の戦いを観ておった。







酒の肴にの。


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