伝説となった狩人達

さいぞう

六話

六本腕は…

一本…また一本…

腕を無くし…


やがて全ての腕が地に落ちる。


あれだけの化け物も…

もう、もがくだけの只の岩のようなり。



鞘を持つ方の腕は、異様な動きをしているも…


もう一つの腕で化け物の息を止める鬼。


見事と言わんばかりの…
討ち方なり。




その後、その男…



もう使い物にならぬと、己の刀で左腕を落とし…


そして…

何事もないかの様相で、我の前を通り過ぎる。



我はそれを見…

豪の心を貫かんと欲する。







私も恥ずかしながら…

こういう豪の狩人に久しく会っていません。


皆は知りませんが…



やはり狩人は…

こう在って欲しいものですねえ…

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