伝説となった狩人達

さいぞう

七話

二年ほどかの…

いろいろ行くうち、わかってきたよ。

狩人の仕事なんか、いろいろ勉強になった。


師匠はな。左手が満足に動かん。


体は竜の噛み跡…爪痕だらけ…

肋骨は二本抜けて、異様にへこんでるんじゃ。

こんなんでよく生きてんなと思ったもんじゃよ…



剣は…

あの悪名高き…悪鬼羅刹が持つと言う…
最重量にして…斬るより破壊力…


豪剣ジークムントを右手に担ぐ。







俺はな、ある竜を追ってる。

俺が唯一…臆した奴だ……


あんなキレた竜は…

他にはいねえ…


だが、お前の親父は奴を怯えさせた。

あの怪我はその時のもんだ。







焚火で飯の後…

そう語ってくれた…

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