ソルミア魔獣討伐記〜魔獣になった彼女と共に〜

流星群★

1話

 俺とメイがカップルになって2日目の朝。

 
 はっきりいって未だに信じられないし、昨日も全然眠れなかった。


 でも、俺の隣の存在が夢じゃないってことを教えてくれる。


 「ナオくん、いいの?このまま登校したらみんなにバレちゃうよ?」


 そうそう、メイは俺がメイと呼び始めたらナオくんって呼び始めた。恥ずかしいけど、それを言ってるメイが可愛すぎて一瞬で許した。別に惚気ではない。


 「う〜ん、それは困るな。クラスの奴らにはまだ知られたくないからな」


 「そうだよね〜」


 そう言いながらメイは少し寂しそうに俺から離れる。少しばかりの罪悪感を感じるが、まだまだ時間はある。クラスの奴らに知られて平和な時間を奪われるよりはいい。


 「ごめんな、メイ。帰りは待ち合わせして一緒に帰ろうな」


 「気にしなくていいよ、私も知られたくないし。でも帰りは一緒が良いかな?」


 「ありがとう。じゃ、また教室で」


 「うん!」


 パタパタと前を行くメイを見ながら、いつかはバレてもいいから一緒に登校しよう、と決意した俺だった。




 お互いがお互いを気にしながら一日を過ごし、迎えた放課後。俺は今日ばかりは部活を休んでいた。といっても文化部だし厳しくなんかない。


 なぜかというと、勿論メイと一緒に帰るためでもあるが、その後に想いが通じた記念として近くの喫茶店に行く事にしていたからだ。


 柄にもなく俺はそわそわして待ち合わせ場所の公園に向かう。傍から見たらすごい奇妙なのは分かっているが、それよりも緊張が抑えられない。


 なぜかって?それは俺が女子と待ち合わせするなんて初めてだからに決まっている。一緒に帰るだけでも俺には一大イベントなのだ。


 …しかもデートが待っていると来れば尚更だ。


 学校から5分ほどで到着したのは小さめの公園。この辺りは人も少ないため、待ち合わせするにはいいポイントかもしれない。


 そして目に入ったのは今日何回も話したはずなのに眩しく見えるメイ。


 やばい、可愛すぎる。


 「ふふっ、なんか新鮮だね。こうやって一緒に帰るなんて」


 「そうだな。最初だもんな」

 
 「でもホントに嬉しい。ずっと二人で帰ってみたかったんだ」


 「…俺もだよ」


 「良かった。あ〜デート楽しみだな〜」


 …っ!さらっと嬉しいことを言ってくるのは付き合う前からホントに変わらない。おかげでこっちが何度ときめかされたことか。


 「そうだな。今日は俺の奢りだからメイは好きなもの頼んでいいからね」


 「えっ、奢りなんて悪いよ。払うよ?」


 「…ありがとう、だけどそこは譲れないな。俺がメイに幸せにしてもらってる分、少しでも返したいからさ」


 あ〜可愛い。そこで遠慮してくる優しさもメイらしい。


 「…分かった。ありがとうナオくん。…だけど不意打ちはずるいよ…」


 不意打ち?俺がされてるほうだと思うんだけどな。


 「あの〜そこのお二人さん?イチャイチャしてるところ悪いけどちょっと良い?」


 その時だった。声のはずなのに、耳に響くような感覚が俺を襲い、俺は咄嗟に振り向いた。ていうかほんとに不意打ちだな、おい。メイとの時間を邪魔しやがって。


 だが振り向いた俺とメイは…絶句した。


 目の前に立っていたのはテレビとかゲームに出てくるドラキュラそのものだったのだから。






 どうも。作者です。
 拙い文章ですがここまで読んでくれてありがとうございます、、。
 投稿はのんびり行っていきたいので不定期です。ごめんなさい。
 次の話を楽しみにして頂ければ幸いです。
 では。
 
 ソルミアの夜と二人に幸あらんことを。

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