私は普通の子になりたい!!

マリネ

入学式だ!!

                                     ~自室~
「やっぱり、廊下長い…」
 と、言いながらも私は何年もあの廊下を走って
 いるから慣れてるんだけど(笑)
「あ~やばいやばい、こんなこと考えてる
 暇はないのに!」
 ……ガシャン!! と鞄を置きポーチと筆箱を詰めて…
 よし!準備オーケー!!
 
                                  ~正面玄関~
 正面玄関に到着するともう執事とメイドが揃っていた、さすがだなと内心思った。
「それじゃあ、行ってきます」
「行ってらっしゃいませ」
 
  家から出た私は、ウキウキとした気持ちが
 足取りに出ていて見て分かるように嬉しいのだ!
「これからはきっと楽しくなるんだろうなぁ…!」
 と言った瞬間、同じ制服の子を見つけて
 私は、とっさに声をかけた。
「おーい!如月高校の新入生ですか??」
 私がいきなり声をかけた為、一瞬びっくりした
ようだが、すぐに素敵な笑顔で
「うん!そうだよ、あなたも新入生なの?」
さっそく、仲間がいたわ!
「うん♪さっそくなんだけど一緒に行かない?」
 そう言った直後、彼女の目がキランとなって
「うん、行く行く!!」

                                 ~如月高校~
彼女と喋っているうちにあっという間に着いてしまった、話している内に打ち解けてきて今では
良き喋り相手だ!
「あ、もう着いちゃったね…まだユメちゃんと話したかったのにな…」
「私だって、もっとゆきみちゃんと話したかったよ」
 そう、彼女はゆきみという明るい女学生!
まぁたまに発揮するおっちょこちょいが可愛い♪
「まぁでもクラスで一緒になるかもだし!
ひとまず体育館急ご?」
 すると、ゆきみちゃんは広場にある時計台を指差した……あ!ヤバいあと5分で9時だ!?
 私は、頷いて急いで体育館に行った……

                                   ~体育館~
「ふぅ、間に合った~」
何とかギリギリで間に合ったけど席が埋まっていて
戸惑っていた所、ゆきみちゃんが
「こっちの席が空いてるよ」
 と一番左の端っこがちょうど二席空いていた!
 私達は急いで席に座った……

 そして1分後位に式が始まった
 最初は学校の決まり事や授業の進む早さなどの
基本的なことを聞かされた。
 いよいよ最後の項目、校長先生の話だ…
きっと長いんだろうな…
「えー皆さん今回は我が高校に来て頂きありがとうございます。えーこの学校は皆さんが楽しんで頂けるように部活動なども自由に入れます、ついでに言うと皆さんの青春を応援できるよう過ごしやすくしているので、皆さん楽しんで下さいね…!
 では、これでわたくしの話を終わります」
パチパチパチパチと拍手があり
 私は驚いた、あんなに校長先生の話が短いなんて
 思っても見なかった、お嬢様学校ではだいたい
45分ぐらいまで話されていて毎回腰が悲鳴を上げていたのに…いろいろな意味でこの学校好きだな…♪

    「それでは皆さんクラス分けをします」

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