邪神さーん、お仕事でーす

(笑)

ようこそ天界へ、そして転生

「貴方は死にました」
そう言われた瞬間何も考えれなくなった
「え?嘘…だろ?」 
「嘘ではありません」
綺麗な女性がOLが叱ってるみたいに
「しかも運の悪い事に貴方は無かった事にされています、つまり貴方の人間としてのデータが消えています。貴方の記憶は全くと言っていいほど消えています、ほら名前も思い出せないでしょ?
データが無いと転生が出来ないのです」
え…?今なんて…?
「転生が…出来ない…?」
「そうです、出来ません」
嘘だ!じゃあどうすればいいんだよ!
「それで貴方には選択肢があります。
1.今ここで存在ごと消える
2.天界で働き位をあげる
さあどっち?」
こんなの実質一択じゃないか…
「働くよ!働いて位をあげてやるよ!」
「はい、天界へようこそ」
こうして僕は天界の一員になった

「貴方はこれから「天界奉仕生物」という名の雑用係よ。よろしくね」



僕は頑張った!死ぬ程頑張った!呼び方なんて無い、だから「おい」とか「お前」とか「No.4001 」とかで言われてた
そして念願の位があがる瞬間
『No.4001は下級天使に昇格です。
No.4001にな個体名が授けられます
個体名[バナリエル]です。神格になればまた名前が変わりますので頑張ってください』
無機質な声がそう言った。
「やった…やったぞ!これで…権限が使える!」
下級天使の権限 [天界奉仕生物に指示ができる]
「今の権限はそんなもんだが、上級天使や神格、邪神になるともっと俺らにはわからねぇ事があるからよ!お互い頑張ろうや!な?バナリエル!」
天使の先輩から貰った言葉だ
初めて名前を呼んでもらって心から「嬉しい」と感じた



「(((((っ・ω・)っトウッ」 
「ごはっ!」
「(✌'ω' ✌)」
「ゴッホゴッホ…」
「おい…ナサリエル…今夢で懐かしい思い出を見てたんだよ…」
「┏○ペコ」
「はぁ…まぁいいよ」
「✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿」
「はいはい」
ナサリエルは俺が神格になった時に拾った上級天使だ、顔に紙が貼ってあり顔文字で喜怒哀楽を表現してる
(はぁ…ここ、飽きてきたなぁ…)
俺は天界で何兆も生活している。だから位も邪神になった
おっと誤解しないように言っておくが邪神は列記とした位だ、因みに位は
天界奉仕生物→→下級天使→中級天使→上級天使→→→→下級神→中級神→上級神→→→→→創造神→創世神→理屈神→全神→邪神となっている。
だから悪い……よし、あれやろ
「ぷるぷる、僕は悪い邪神じゃないよ」
「What?(  ͡° ͜ʖ ͡° )」
やめろ…ナサリエル…心にくる…そんな顔文字で見るな…
……まぁ兎に角俺は悪い神ではない、「邪な神」
ではあるが悪くはない、悪いのは「悪神」だ
「邪神」の主な仕事は見回りや極稀に来る書類だ書類と言っても数枚程度、だからつまらなくなって業務中にゲームをやり出す神が居るから邪神となった。つまらん名前の由来だろ?
全神に言って転生しようかな…
でも、俺のデータが無いんだよな…
「あ、作れるんじゃね?」
「(?_?)」
「あ、声にでてた」
カタカタカタカタ パチンッ
「よし、出来た!」
天界での仕事はパソコンでやる
最初は意外だった、まぁ今となっては普通だがな
「おし!これを全神の野郎に届けてやれば…」
転生ができるって言う魂胆だ
ナサリエルとお別れなのは辛いがな…
「(。・A・´∩はい!!」
「ん?どした?」
ナサリエルが1枚の書類を渡してくる
「…ナサリエルの書類か?」
「(((uдu*)ゥンゥン」
首がもぎ取れるんじゃないかって程振ってる
「おうおう、わかったわかった、でこれがどうした?」
「ε-ε-(*ノᗜノ)いくー!!」
「ん?俺の転生に着いてくるってか?」
「(・ω・(ヾ)YES」
「……え?マジで?」
「( 'ω'o[マジです]o」
うーん、これじゃあ計画が…
「( இ﹏இ )」
「あーわかった、わかったよ…」
「全神に頼んでみる…」
渋々もってった
「え?ケアルさん転生すんの?え?マジ?え?僕の仕事増えるだけなんだけど…」
「じゃ、そういう事で」
「ちょちょちょちょ、待って待って」
「んぉ?どした?」
「いや、なにが どした? ですか!」
「えー?何がー?」
「あぁこの邪神ウゼェ…」
「お?そんなこと言うなら戦闘デュエルだな」
「ちょケアルさんとの戦闘はだるいんです!やめてください!」
「ちぇーつれねぇな…」
「なんで僕ばっかなんですか!」
「面白そうだったから」 
「はぁ…まぁ取り敢えずわかりました、受理しときます、ではまた会う日まで」
「おう、グッドラック」

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品