だからわたくしはデレたくないんです!
不意打ち
宝石屋さんの中はきらびやかでどれも高そうです。
うちの実家にも宝石の着いた装飾品はありましたけど、、基本は大事な時にしか付けませんでした。そのくらいしか持ってないってのもあったそうです。
ということでちょっと緊張してきました。わたくしも結婚の時くらいしかこんなの付けたことないですよ。あ、指輪はいつも付けてました。
「ティアラに前々からプレゼントしようと思ってまして、特注しておいたんですよ」
「え!?」
何も聞いてないんですけど!いや、サプライズというやつでしょう。
「きっとティアラに似合うはずです、付けてみていいですよ」
アレン様から綺麗な色のパールでしょうか?が使われたネックレスを受け取ります。緊張してしまいます。これ、いくらしたのでしょうか?もしつけて転んでもしたらと思うと………いや、この程度で怖気付いてては貴族として情けないですね。
「あ、あの、付けてもらってもいいですか?」
やっぱり怖いんです!それにこうやって付けてもらうのは合法的にアレン様に見てもらえるので、ってわたくしは何を思って!?
さっきのことで気が動転してるようですね。
「わ、わかりました」
わたくしは付けやすいように長い髪を肩の前に持っていきます。
「…………」
あ、あれ?ネックレス付けてくれないのですが………
「ど、どうしたんですか?」
「すみません、見とれてました」
「み、みとれ!?」
「すごい似合ってますよ、綺麗です」
いつの間にかネックレスを付けてたアレン様にまた改めて褒められる。うぅ、、アレン様ずるいです。
「あ、ありがとうございます。あの、アレン様、そのもしもがあるので預かってもらえますか?その、せっかくアレン様からもらったので大事にしたいんです」
はい、これでもわたくし小心者なんです。これ一つで財産と言える程するんじゃないんですか?そんなもの付けて歩くなんて、、わたくしには無理です。これくらいはデレとは言えないでしょう。
「そうですか、じゃあ何か今日付けていけそうな欲しいものありますか?それはまた夜会とかにでも付けてください」
ほ、欲しいものですか、、指輪は結婚指輪がありますし、イヤリングは付けたことないので無理そうですね。あっこれなんかよさそうですね。って、お値段がすごいですね。
「これが気になりますか?」
「あ、えと」
わたくしが見つけたのは綺麗な髪飾りです。これなら落としたり無くしたりしづらいですね。
「いいですよ、きっと似合います」
ここはせっかく買っていただけるので感謝ととびっきりの笑顔を!
「ありがとうございます」
「っ!」
アレン様の顔がかぁっと赤くなっていきます。そ、そんな素直に照れられるとこっちまで恥ずかしくなってきます。
宝石店を出て公園で休むことになりました。
「今日はどうでしたか?」
「とっても楽しかったですよ。王都は広いですね。まだまだまわりきれません」
しばらくは図書館通いになりそうですが
「次も考えておきますね」
「たまにはお家でゆっくりするというのもいいですけどね、休める時に休んで欲しいですから」
無理してる様子はないので一緒に出かけてますが疲れてそうなら休んで欲しいです。
「私はこうしてティアラと出かけるのが楽しみなんです」
ど、動揺するので急にそういうこと言うのやめてください!
「そ、そうですか」
少し気まづくて目を逸らすと子供が遊んでるのが見える。
「ねぇティアラ、私達の子供は元気に育つだろうか」
こ、子供!?い、いえ、跡継ぎが必要なのは当然です、覚悟もできていますが、まだ実感は湧きませんね。アレン様との子供……
「きっと健やかに育ってくれますよ。そうでなければ困ります」
お母様は男は子供に対して不器用になりがちだからそこはしっかり手伝ってあげなさい。
それに、子供を作るのは当然なのでそのせいで弱い立場になることはないのよ。むしろ捨てられることが無くなるわ。
人数は自分の身体に相談して、、多ければ愛されてる証拠よ。と仰っていました。
「私はどんな子が産まれても愛します。ティアラとの大切なものだから」
不安がないと言えば嘘になります。今だってアレン様に求められれば断れません。多分アレン様はわたくしを思って待ってくれてるのでしょう。
覚悟はできてても踏ん切りはできてないんです。
「ごめんなさいアレン様、、わたくし」
「今はまだ私も忙しいからティアラが気にかけることはないですよ」
「………………」
「………………」
また気まづくなってしまいました。話題、話題……あ!そうでした。
「そういえば今度王家のもようしものがあるみたいですよ、招待状らしき手紙もありました」
「この時期だと王女様の生誕祭ですね。ティアラは昔こういったパーティには参加してたのですか?」
小さい頃は何回か参加したことがありますが、いつもお兄様が一緒でしたね。お友達は特にいなかったので大きなパーティの時くらいでしょうか?お母様に連れられてお茶会に参加したこともありましたね。
「大きなパーティと親戚のパーティくらいしかないですね、わたくし達が婚約してからは少し大変でしたが」
アレン様は公爵家だけあって出席するパーティが多く、、わたくしが行けそうな時は行かなくてはなりませんでしたから。
「あはは、すみません、多分これからも大変かと思います」
「今は同じ家にいるのでそう大変じゃないですよ」
確か前は隙を見せないようにあまり喋らないようにしてましたっけ?嬉しすぎて浮かれないように頑張ってたら周りからの嫉妬の視線も気になりませんでした。
さすがに結婚したのでもう大丈夫ですよね??あ、でも妾の申し込みは多いですし、結局嫉妬されそうですね………
「大丈夫、何があっても君を離さない」
顔に出ていたのか心配されてしまいました。
か、顔が近いです、、そんな真剣な目で見つめられて………き、キスですか?!
はわわわっ
「んっちゅっんんっ……はぁ…らぁアレンさまぁ?」
「ごめん、ティアラ、、我慢、出来なくて」
ドキドキが止まりません、顔も熱い。頭がぐるぐるしてきました
「はうぅぅ〜」
そしてわたくしは気絶してしまいました。
うちの実家にも宝石の着いた装飾品はありましたけど、、基本は大事な時にしか付けませんでした。そのくらいしか持ってないってのもあったそうです。
ということでちょっと緊張してきました。わたくしも結婚の時くらいしかこんなの付けたことないですよ。あ、指輪はいつも付けてました。
「ティアラに前々からプレゼントしようと思ってまして、特注しておいたんですよ」
「え!?」
何も聞いてないんですけど!いや、サプライズというやつでしょう。
「きっとティアラに似合うはずです、付けてみていいですよ」
アレン様から綺麗な色のパールでしょうか?が使われたネックレスを受け取ります。緊張してしまいます。これ、いくらしたのでしょうか?もしつけて転んでもしたらと思うと………いや、この程度で怖気付いてては貴族として情けないですね。
「あ、あの、付けてもらってもいいですか?」
やっぱり怖いんです!それにこうやって付けてもらうのは合法的にアレン様に見てもらえるので、ってわたくしは何を思って!?
さっきのことで気が動転してるようですね。
「わ、わかりました」
わたくしは付けやすいように長い髪を肩の前に持っていきます。
「…………」
あ、あれ?ネックレス付けてくれないのですが………
「ど、どうしたんですか?」
「すみません、見とれてました」
「み、みとれ!?」
「すごい似合ってますよ、綺麗です」
いつの間にかネックレスを付けてたアレン様にまた改めて褒められる。うぅ、、アレン様ずるいです。
「あ、ありがとうございます。あの、アレン様、そのもしもがあるので預かってもらえますか?その、せっかくアレン様からもらったので大事にしたいんです」
はい、これでもわたくし小心者なんです。これ一つで財産と言える程するんじゃないんですか?そんなもの付けて歩くなんて、、わたくしには無理です。これくらいはデレとは言えないでしょう。
「そうですか、じゃあ何か今日付けていけそうな欲しいものありますか?それはまた夜会とかにでも付けてください」
ほ、欲しいものですか、、指輪は結婚指輪がありますし、イヤリングは付けたことないので無理そうですね。あっこれなんかよさそうですね。って、お値段がすごいですね。
「これが気になりますか?」
「あ、えと」
わたくしが見つけたのは綺麗な髪飾りです。これなら落としたり無くしたりしづらいですね。
「いいですよ、きっと似合います」
ここはせっかく買っていただけるので感謝ととびっきりの笑顔を!
「ありがとうございます」
「っ!」
アレン様の顔がかぁっと赤くなっていきます。そ、そんな素直に照れられるとこっちまで恥ずかしくなってきます。
宝石店を出て公園で休むことになりました。
「今日はどうでしたか?」
「とっても楽しかったですよ。王都は広いですね。まだまだまわりきれません」
しばらくは図書館通いになりそうですが
「次も考えておきますね」
「たまにはお家でゆっくりするというのもいいですけどね、休める時に休んで欲しいですから」
無理してる様子はないので一緒に出かけてますが疲れてそうなら休んで欲しいです。
「私はこうしてティアラと出かけるのが楽しみなんです」
ど、動揺するので急にそういうこと言うのやめてください!
「そ、そうですか」
少し気まづくて目を逸らすと子供が遊んでるのが見える。
「ねぇティアラ、私達の子供は元気に育つだろうか」
こ、子供!?い、いえ、跡継ぎが必要なのは当然です、覚悟もできていますが、まだ実感は湧きませんね。アレン様との子供……
「きっと健やかに育ってくれますよ。そうでなければ困ります」
お母様は男は子供に対して不器用になりがちだからそこはしっかり手伝ってあげなさい。
それに、子供を作るのは当然なのでそのせいで弱い立場になることはないのよ。むしろ捨てられることが無くなるわ。
人数は自分の身体に相談して、、多ければ愛されてる証拠よ。と仰っていました。
「私はどんな子が産まれても愛します。ティアラとの大切なものだから」
不安がないと言えば嘘になります。今だってアレン様に求められれば断れません。多分アレン様はわたくしを思って待ってくれてるのでしょう。
覚悟はできてても踏ん切りはできてないんです。
「ごめんなさいアレン様、、わたくし」
「今はまだ私も忙しいからティアラが気にかけることはないですよ」
「………………」
「………………」
また気まづくなってしまいました。話題、話題……あ!そうでした。
「そういえば今度王家のもようしものがあるみたいですよ、招待状らしき手紙もありました」
「この時期だと王女様の生誕祭ですね。ティアラは昔こういったパーティには参加してたのですか?」
小さい頃は何回か参加したことがありますが、いつもお兄様が一緒でしたね。お友達は特にいなかったので大きなパーティの時くらいでしょうか?お母様に連れられてお茶会に参加したこともありましたね。
「大きなパーティと親戚のパーティくらいしかないですね、わたくし達が婚約してからは少し大変でしたが」
アレン様は公爵家だけあって出席するパーティが多く、、わたくしが行けそうな時は行かなくてはなりませんでしたから。
「あはは、すみません、多分これからも大変かと思います」
「今は同じ家にいるのでそう大変じゃないですよ」
確か前は隙を見せないようにあまり喋らないようにしてましたっけ?嬉しすぎて浮かれないように頑張ってたら周りからの嫉妬の視線も気になりませんでした。
さすがに結婚したのでもう大丈夫ですよね??あ、でも妾の申し込みは多いですし、結局嫉妬されそうですね………
「大丈夫、何があっても君を離さない」
顔に出ていたのか心配されてしまいました。
か、顔が近いです、、そんな真剣な目で見つめられて………き、キスですか?!
はわわわっ
「んっちゅっんんっ……はぁ…らぁアレンさまぁ?」
「ごめん、ティアラ、、我慢、出来なくて」
ドキドキが止まりません、顔も熱い。頭がぐるぐるしてきました
「はうぅぅ〜」
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