だからわたくしはデレたくないんです!
不意打ち
わたくしの粗相は何事もなかったようになってしまいました。わたくしとしてもその方が助かりますが、、やっぱり幻滅されたのでしょうか。
着替えて、夕飯を食べにリビングに向かいます。
「あ、奥様、ご夕飯の支度は出来てますよ。旦那様もお待ちです」
う、ちょっと顔を合わせづらいです。
「さっきはありがとうございました。そして、申し訳ありませんでした」
「さっきも言いましたけど、気にする必要はありませんよ。それよりも、ありがとうございます!手紙のこと聞きましたよ」
本当に気にしていないみたいですね。そうです!よかったんです。今思うとアレン様あの時もさらっと恥ずかしいこと言ってましたね。
「はい、わたくしのやることなんてお勉強かお料理とかなので、、今日はせっかくなのでアレン様の力になりたくて、、じゃなくて!つ、妻として当然の仕事をしたまでです。わたくしももう立派なサンノット家の一員ですから」
危ない、結婚したからと言って、デレではいけません!あくまで立場ということを強調します。
「そうですか、偉いですね。何かお礼をさせてください」
お、お礼??そんなのもうもらってますよ。アレン様に褒められて、感謝されるだけでにやけが止まらなくなりそうなんですから。
「あ、あの、では、その、聞きたいことがあるのですが」
「ん?なんですか?」
「アレン様は妾をとるんですか?」
「っ!?ゴホッゴホッめ、妾ですか?」
「はい、それの申し込みと見られる手紙を見つけたので、これはわたくしにも関係しているので話しておこうと思いまして」
正直怖いです。でもわたくしがアレン様の気持ちを妨げることは出来ません。
「はぁ、、それはありえません。全て断ってます」
「わかりました。では容赦なく断りのお返事を書いておきますね。ふふ」
だ、ダメ、にやけが止まりません。
「あ、アレン様のご友人からのお手紙も来てるようでしたよ、中身は見てませんがまとめておいたので時間があれば」
「最近はゴタゴタしてしまっていたからな、今度返事を書くとしよう」
他にもアレン様の役にたてることってあるのでしょうか、、よ、夜のお相手、、とか。ってわたくしは何を考えて!?それはアレン様から求められるまで待ちましょう。
あとは、アレン様はわたくしのために動いてくれることが多いので単純に喜びを表現、、それはデレていることになるのでしょうか。
無難にまたお料理したりしましょうか。今日みたいなことがあるといけないので手紙のことは程々にしておきましょう。積み重ねが大事です。
あれこれ考えるより本人に聞いた方が早いですね。
「アレン様、何かわたくしにして欲しいことってありますか?」
「じゃあ、また笑ってくれませんか?」
「え?」
「ティアラの笑顔を見るだけで明日も頑張れます」
っ!?〜〜〜〜〜〜///
「にゃ、にゃにいってりゅんでしゅか!」
ま、また恥ずかしいことを、、こうなったらお望み通り悩殺してやります!
「コホン、、(にこっ!)こ、これで、明日も頑張れますか?か、勘違いしないでくださいね?わたくしはただ、、うぅ〜〜」
全力の笑顔をします。が、恥ずかしくなって顔が熱くなります。
「あ、アレン様?」
なんだか様子がおかしいと思ってアレン様の方を見てみると。アレン様も顔が赤くなり、目を逸らしてました。その事でさらに意識してしまいます。
「き、今日はもう休みますね」
そう言ってアレン様は部屋に戻ってしまいます。
「わたくしももう休みましょうか、、結婚してもこの状況って、まぁ人はそんなすぐ変われるものではありませんよね。わたくしもまだ慣れません」
そういえば今日の朝アレン様は何か言おうとしていたような。まぁ大事なことならまた言ってくれるでしょう。
わたくしは部屋に行って、今日のことを考えます。
今日はとっても長いような短いような1日でした。というか、キスしたり、おもらししてしまったり振り返るとすごいですね。
いっぱい褒められましたし、感謝もされました!それに、、妾も全部断るって、えへへ。
一応この国ではいわゆる側室というのは認められています。跡取りがいない場合の処置やわたくし達のような政略結婚に不満があったりする時に使えるそうです。ただし、全員養わくてはならなくて、中には争いごとの元になったりするので普通は推奨はされませんね。
行く宛のない貴族子女の次女、三女となると嫁にもらう貴族も少なく、平民となって働くか貴族の妾になったりするそうです。わたくしは長女ですし、伯爵令嬢ということもあって縁談にすごい恵まれてましたね。
アレン様は引く手数多なのに、どうしてわたくしを選んでくれたのでしょうか。いくらお母様と公爵夫人、、今は義理のお母様ですね、が仲良くて会う機会もあったとはいえ、他にもパーティや縁談はあったと思うのに。
わたくしのように一目惚れとかでしょうか。態度からしてわたくしのことは好き?少なくとも気にはかけてくれてます。あと、ちょくちょく胸元を見られます。あれは誘惑する前からですけど、、そんなに気になるものなのでしょうか。
もし、もしアレン様がわたくしに素直に好きと告げたら、わたくしはどう答えるのでしょうか。
夢のようにわたくしも素直に答えられるのでしょうか。
………………
………
…
気づいたら眠っていたみたいです。夢も見ないような熟睡でした。っとまだ空が薄暗いですね。また寝るのはあれですし、着替えて誰かに飲み物を用意させましょうか。
早いと言ってもメイド達はいつもこのくらいには起きてるそうです。ユニがよく愚痴をこぼしていたので、、
「おはようございます奥様、今日はどうかされました?」
「たまたま早くに目が覚めてしまって、何か温かいものをちょうだい」
「かしこまりました」
思っていたとおりリビングにいたのであったかい紅茶を飲む。
あ、そうだ!せっかく早くに起きたのだし、アレン様を起こしにいってみましょうか!
っとその前にいつも何時にアレン様が起きているのかを聞く必要がありますね。
「ちょっといいですか?その、アレン様はいつも何時に起きているのですか?」
知っていそうなメイドに聞いてみます。
「もうそろそろのはずなんですが、、起きてきませんね、誰かが起こしに行かないと」
それはちょうどいいですね!
「わたくしに任せてください!」
「奥様が?いいのですか?」
「構いませんよ。妻として当然です」
わたくしは自然と顔が緩んでいました。
アレン様の部屋の前で立ち止まります。勝手に入るわけですが、だ、大丈夫です。大義名分はありますから。
恐る恐るドアを開けて中に入ります。
「失礼します。アレン様、もう起きる時間ですよ」
ベッドを見るとすやすやと心地よさそうに寝ているアレン様がいます。寝顔まで素敵ですね。起こすのが申し訳ないです。
「アレン様?起きてください、朝ですよ」
「ん〜、ティアラ〜、あいしてる」
「!!??にゃ、なんですか急に!」
ね、寝言?寝言ですか?わたくしの驚いた声が大きかったのか、アレン様が起きてくれます。
「?、、、!ティアラ?」
「おはようございますアレン様」
アレン様はすごい驚いた様子でした。
着替えて、夕飯を食べにリビングに向かいます。
「あ、奥様、ご夕飯の支度は出来てますよ。旦那様もお待ちです」
う、ちょっと顔を合わせづらいです。
「さっきはありがとうございました。そして、申し訳ありませんでした」
「さっきも言いましたけど、気にする必要はありませんよ。それよりも、ありがとうございます!手紙のこと聞きましたよ」
本当に気にしていないみたいですね。そうです!よかったんです。今思うとアレン様あの時もさらっと恥ずかしいこと言ってましたね。
「はい、わたくしのやることなんてお勉強かお料理とかなので、、今日はせっかくなのでアレン様の力になりたくて、、じゃなくて!つ、妻として当然の仕事をしたまでです。わたくしももう立派なサンノット家の一員ですから」
危ない、結婚したからと言って、デレではいけません!あくまで立場ということを強調します。
「そうですか、偉いですね。何かお礼をさせてください」
お、お礼??そんなのもうもらってますよ。アレン様に褒められて、感謝されるだけでにやけが止まらなくなりそうなんですから。
「あ、あの、では、その、聞きたいことがあるのですが」
「ん?なんですか?」
「アレン様は妾をとるんですか?」
「っ!?ゴホッゴホッめ、妾ですか?」
「はい、それの申し込みと見られる手紙を見つけたので、これはわたくしにも関係しているので話しておこうと思いまして」
正直怖いです。でもわたくしがアレン様の気持ちを妨げることは出来ません。
「はぁ、、それはありえません。全て断ってます」
「わかりました。では容赦なく断りのお返事を書いておきますね。ふふ」
だ、ダメ、にやけが止まりません。
「あ、アレン様のご友人からのお手紙も来てるようでしたよ、中身は見てませんがまとめておいたので時間があれば」
「最近はゴタゴタしてしまっていたからな、今度返事を書くとしよう」
他にもアレン様の役にたてることってあるのでしょうか、、よ、夜のお相手、、とか。ってわたくしは何を考えて!?それはアレン様から求められるまで待ちましょう。
あとは、アレン様はわたくしのために動いてくれることが多いので単純に喜びを表現、、それはデレていることになるのでしょうか。
無難にまたお料理したりしましょうか。今日みたいなことがあるといけないので手紙のことは程々にしておきましょう。積み重ねが大事です。
あれこれ考えるより本人に聞いた方が早いですね。
「アレン様、何かわたくしにして欲しいことってありますか?」
「じゃあ、また笑ってくれませんか?」
「え?」
「ティアラの笑顔を見るだけで明日も頑張れます」
っ!?〜〜〜〜〜〜///
「にゃ、にゃにいってりゅんでしゅか!」
ま、また恥ずかしいことを、、こうなったらお望み通り悩殺してやります!
「コホン、、(にこっ!)こ、これで、明日も頑張れますか?か、勘違いしないでくださいね?わたくしはただ、、うぅ〜〜」
全力の笑顔をします。が、恥ずかしくなって顔が熱くなります。
「あ、アレン様?」
なんだか様子がおかしいと思ってアレン様の方を見てみると。アレン様も顔が赤くなり、目を逸らしてました。その事でさらに意識してしまいます。
「き、今日はもう休みますね」
そう言ってアレン様は部屋に戻ってしまいます。
「わたくしももう休みましょうか、、結婚してもこの状況って、まぁ人はそんなすぐ変われるものではありませんよね。わたくしもまだ慣れません」
そういえば今日の朝アレン様は何か言おうとしていたような。まぁ大事なことならまた言ってくれるでしょう。
わたくしは部屋に行って、今日のことを考えます。
今日はとっても長いような短いような1日でした。というか、キスしたり、おもらししてしまったり振り返るとすごいですね。
いっぱい褒められましたし、感謝もされました!それに、、妾も全部断るって、えへへ。
一応この国ではいわゆる側室というのは認められています。跡取りがいない場合の処置やわたくし達のような政略結婚に不満があったりする時に使えるそうです。ただし、全員養わくてはならなくて、中には争いごとの元になったりするので普通は推奨はされませんね。
行く宛のない貴族子女の次女、三女となると嫁にもらう貴族も少なく、平民となって働くか貴族の妾になったりするそうです。わたくしは長女ですし、伯爵令嬢ということもあって縁談にすごい恵まれてましたね。
アレン様は引く手数多なのに、どうしてわたくしを選んでくれたのでしょうか。いくらお母様と公爵夫人、、今は義理のお母様ですね、が仲良くて会う機会もあったとはいえ、他にもパーティや縁談はあったと思うのに。
わたくしのように一目惚れとかでしょうか。態度からしてわたくしのことは好き?少なくとも気にはかけてくれてます。あと、ちょくちょく胸元を見られます。あれは誘惑する前からですけど、、そんなに気になるものなのでしょうか。
もし、もしアレン様がわたくしに素直に好きと告げたら、わたくしはどう答えるのでしょうか。
夢のようにわたくしも素直に答えられるのでしょうか。
………………
………
…
気づいたら眠っていたみたいです。夢も見ないような熟睡でした。っとまだ空が薄暗いですね。また寝るのはあれですし、着替えて誰かに飲み物を用意させましょうか。
早いと言ってもメイド達はいつもこのくらいには起きてるそうです。ユニがよく愚痴をこぼしていたので、、
「おはようございます奥様、今日はどうかされました?」
「たまたま早くに目が覚めてしまって、何か温かいものをちょうだい」
「かしこまりました」
思っていたとおりリビングにいたのであったかい紅茶を飲む。
あ、そうだ!せっかく早くに起きたのだし、アレン様を起こしにいってみましょうか!
っとその前にいつも何時にアレン様が起きているのかを聞く必要がありますね。
「ちょっといいですか?その、アレン様はいつも何時に起きているのですか?」
知っていそうなメイドに聞いてみます。
「もうそろそろのはずなんですが、、起きてきませんね、誰かが起こしに行かないと」
それはちょうどいいですね!
「わたくしに任せてください!」
「奥様が?いいのですか?」
「構いませんよ。妻として当然です」
わたくしは自然と顔が緩んでいました。
アレン様の部屋の前で立ち止まります。勝手に入るわけですが、だ、大丈夫です。大義名分はありますから。
恐る恐るドアを開けて中に入ります。
「失礼します。アレン様、もう起きる時間ですよ」
ベッドを見るとすやすやと心地よさそうに寝ているアレン様がいます。寝顔まで素敵ですね。起こすのが申し訳ないです。
「アレン様?起きてください、朝ですよ」
「ん〜、ティアラ〜、あいしてる」
「!!??にゃ、なんですか急に!」
ね、寝言?寝言ですか?わたくしの驚いた声が大きかったのか、アレン様が起きてくれます。
「?、、、!ティアラ?」
「おはようございますアレン様」
アレン様はすごい驚いた様子でした。
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