だからわたくしはデレたくないんです!
お仕事
わ、わ、わたくしは一体何を夢だと思ってたら、、
「てぃ、ティアラ!?」
こ、こうなっては仕方がありません!全力で寝た振りをしましょう。
「ん〜、むにゃむにゃ」
うぅ〜、ドキドキが止まりません。まだ感触が残ってます。寝ぼけていたとはいえ、なんてことを
「ね、寝ぼけていたんですか。いつか仕返ししましょう。まずい、このままじゃティアラに怪しまれる。ここは大人しくジェームズに任せるか」
そう言ってアレン様はどこかに行ってしまいます。
「朝からとても疲れてしまいました。倒れちゃいますし、ましてやき、キスなんて」
「お熱いですね〜奥様」
「ひゃあ!ゆ、ユニ?いつからいたのですか!」
「そりゃあもう一部始終。旦那様がいらっしゃったので邪魔しちゃいけないと思って」
「アレン様はどうですか?」
話は聞いていましたけど顔は見えていなかったので気になってユニに聞いてみます。
「照れてお顔が真っ赤でしたよ」
そのことを想像するとわたくしまで恥ずかしくなってきます。
「ど、どうしたらいいんでしょうか!これからアレン様と顔を合わせづらいです」
「それは奥様の余裕を見せるしかありません!あ、もう多分旦那様はお仕事に出かけているのでゆっくりしてて大丈夫ですよ」
そうなんですか、ちょっと寂しいような安心したような気持ちです。
「今日は結婚したので、パーティに出れなかった貴族からの手紙の整理ですね。アレン様だけに任せてられません。サンノット家と深い関わりがある家から順番に返事を書いておきましょう」
仕事をすれば少しは気が楽になりそうですし。
「奥様、もうよろしいのでしょうか」
「わたくしは大丈夫です。少し倒れてしまいましたが、、そこは申し訳ありません」
「いえいえ、謝らないでください。それで?わたくしめにお願いとは?」
ジェームズに手紙について聞きます。アレン様は騎士のお仕事で忙しそうにしてるので、家の仕事はわたくしがなんとかしないとです。
「左様でございますか、ですが、それらは」
む、舐められていますね、わたくしがそこらの令嬢とは違うことを教えて差し上げましょう!
「いいから、わたくしに任せてもらえませんか?」
「そこまで仰るならわたくしが止めることは出来ません」
手紙の書き方や、作法は既に勉強しています!というかお母様に
「ティアラ、手紙は大事な情報源よ、それに情報をまとめてあげるだけでもとても楽になります。話のタネにもなるでしょう。ちゃんと書けるようにしておきますよ」
と言われていたので、
まぁ極秘(王からの勅命とか)なものには特別な処置がされているのでわかりやすいですし、わたくしが扱えないものはジェームズとかに預けておけばいいですね。
「うーんっと、まずは手紙の整理ですね、家紋事にわけて、、うーん、量が量なのである程度にしておきますか。それにしても、アレン様は忙しくてあまりこういうことは手が回らないのでしょうね。ジェームズだって他の仕事もあるだろうし、、やっぱりわたくしがやってよかったです」
こういう作業は苦にならないので張り切って頑張りましょうか。それにアレン様に褒められるかもしれませんし、はっ!わたくしは何を、、不純な理由でもやる気があることはいいことです。
「ふぅ……大体片付きましたね。さて、中身を確認してそれぞれの返信をしなくては」
わたくしは定型文を頭に入れておいて、結婚に関する手紙の返信をササッと書きます。
「やはり一番多かったですね。まだ終わってませんが、それは明日にまわしましょう。ちょっと休憩して他のもやってみますか」
期間は特に決まってませんからね。急ぐ必要はありません。
紅茶とお菓子をとって、休憩してわたくしでも出来そうな手紙を読んでいきます。
えーっと次は、、いかにもな恋文ですね。
「わたくしとアレン様が結婚しているというのに、、妾としてでも嫌ですよ」
これはアレン様と一緒に考えるのがいいでしょう。
これは、結婚に関する手紙にもあった貴族の家からですね。確かこの方はアレン様と仲がよかったですね。これは読まないでおきましょう。いくら妻でもこういうのは見ないのがマナーですね。なんでも把握してると引かれてしまいます。
わたくしはこうして、どんどん手紙を書いていきます。
「だいぶ書きましたね。このペースならあと何日かで終わりそうですけど、まだまだこれから手紙は来ますよね」
なかなか楽しいですが、さすがに疲れました。ってもうこんな時間!?集中すると時間の流れが早く感じます。
「あれ?奥様終わったんですか?」
「今日はね、まだまだ残ってますよ」
「お疲れ様です。お昼を食べないって言われた時はびっくりしましたよ」
確か熱中しすぎておなかがすいてなかったんですよね。
「!?ユニ、お、お手洗いに行きたくなりました」
忘れてた欲求が、一気に押し寄せてきます。紅茶飲みすぎました。
少し行儀が悪いですが、漏れてしまうよりは何倍もまじです。
「あ!奥様そっちは、、」
「えっ!?」
お手洗いに向かうと、アレン様が帰ってきていたようで、鉢合わせしてしまいます。
「アレン様!?きゃっ」
わたくしは驚いて転びそうになります。
「ティアラ?大丈夫ですか?」
あっ
「あっ、やっ、み、見ないで、見ないでください」
今の衝撃で、、最悪な自体になってしまいました。貴族失格です。しかもよりによってアレン様の前で、、あぁ、さすがに嫌われてしまいました。
「ティアラすぐ着替えを用意させますからね」
「アレン様?アレン様も汚れてしまいますよ!」
ショックで立てないわたくしを抱き上げてお風呂場まで連れて行ってくれます。
「ティアラが汚いわけがないですよ。それに困っていたらすぐにでも助けるのが普通です」
それはちょっと普通とはかけ離れてる気がします!
その後戻ったら何事もなかったようになってました。召使いも、アレン様も。気使いまで徹底してますね。
「てぃ、ティアラ!?」
こ、こうなっては仕方がありません!全力で寝た振りをしましょう。
「ん〜、むにゃむにゃ」
うぅ〜、ドキドキが止まりません。まだ感触が残ってます。寝ぼけていたとはいえ、なんてことを
「ね、寝ぼけていたんですか。いつか仕返ししましょう。まずい、このままじゃティアラに怪しまれる。ここは大人しくジェームズに任せるか」
そう言ってアレン様はどこかに行ってしまいます。
「朝からとても疲れてしまいました。倒れちゃいますし、ましてやき、キスなんて」
「お熱いですね〜奥様」
「ひゃあ!ゆ、ユニ?いつからいたのですか!」
「そりゃあもう一部始終。旦那様がいらっしゃったので邪魔しちゃいけないと思って」
「アレン様はどうですか?」
話は聞いていましたけど顔は見えていなかったので気になってユニに聞いてみます。
「照れてお顔が真っ赤でしたよ」
そのことを想像するとわたくしまで恥ずかしくなってきます。
「ど、どうしたらいいんでしょうか!これからアレン様と顔を合わせづらいです」
「それは奥様の余裕を見せるしかありません!あ、もう多分旦那様はお仕事に出かけているのでゆっくりしてて大丈夫ですよ」
そうなんですか、ちょっと寂しいような安心したような気持ちです。
「今日は結婚したので、パーティに出れなかった貴族からの手紙の整理ですね。アレン様だけに任せてられません。サンノット家と深い関わりがある家から順番に返事を書いておきましょう」
仕事をすれば少しは気が楽になりそうですし。
「奥様、もうよろしいのでしょうか」
「わたくしは大丈夫です。少し倒れてしまいましたが、、そこは申し訳ありません」
「いえいえ、謝らないでください。それで?わたくしめにお願いとは?」
ジェームズに手紙について聞きます。アレン様は騎士のお仕事で忙しそうにしてるので、家の仕事はわたくしがなんとかしないとです。
「左様でございますか、ですが、それらは」
む、舐められていますね、わたくしがそこらの令嬢とは違うことを教えて差し上げましょう!
「いいから、わたくしに任せてもらえませんか?」
「そこまで仰るならわたくしが止めることは出来ません」
手紙の書き方や、作法は既に勉強しています!というかお母様に
「ティアラ、手紙は大事な情報源よ、それに情報をまとめてあげるだけでもとても楽になります。話のタネにもなるでしょう。ちゃんと書けるようにしておきますよ」
と言われていたので、
まぁ極秘(王からの勅命とか)なものには特別な処置がされているのでわかりやすいですし、わたくしが扱えないものはジェームズとかに預けておけばいいですね。
「うーんっと、まずは手紙の整理ですね、家紋事にわけて、、うーん、量が量なのである程度にしておきますか。それにしても、アレン様は忙しくてあまりこういうことは手が回らないのでしょうね。ジェームズだって他の仕事もあるだろうし、、やっぱりわたくしがやってよかったです」
こういう作業は苦にならないので張り切って頑張りましょうか。それにアレン様に褒められるかもしれませんし、はっ!わたくしは何を、、不純な理由でもやる気があることはいいことです。
「ふぅ……大体片付きましたね。さて、中身を確認してそれぞれの返信をしなくては」
わたくしは定型文を頭に入れておいて、結婚に関する手紙の返信をササッと書きます。
「やはり一番多かったですね。まだ終わってませんが、それは明日にまわしましょう。ちょっと休憩して他のもやってみますか」
期間は特に決まってませんからね。急ぐ必要はありません。
紅茶とお菓子をとって、休憩してわたくしでも出来そうな手紙を読んでいきます。
えーっと次は、、いかにもな恋文ですね。
「わたくしとアレン様が結婚しているというのに、、妾としてでも嫌ですよ」
これはアレン様と一緒に考えるのがいいでしょう。
これは、結婚に関する手紙にもあった貴族の家からですね。確かこの方はアレン様と仲がよかったですね。これは読まないでおきましょう。いくら妻でもこういうのは見ないのがマナーですね。なんでも把握してると引かれてしまいます。
わたくしはこうして、どんどん手紙を書いていきます。
「だいぶ書きましたね。このペースならあと何日かで終わりそうですけど、まだまだこれから手紙は来ますよね」
なかなか楽しいですが、さすがに疲れました。ってもうこんな時間!?集中すると時間の流れが早く感じます。
「あれ?奥様終わったんですか?」
「今日はね、まだまだ残ってますよ」
「お疲れ様です。お昼を食べないって言われた時はびっくりしましたよ」
確か熱中しすぎておなかがすいてなかったんですよね。
「!?ユニ、お、お手洗いに行きたくなりました」
忘れてた欲求が、一気に押し寄せてきます。紅茶飲みすぎました。
少し行儀が悪いですが、漏れてしまうよりは何倍もまじです。
「あ!奥様そっちは、、」
「えっ!?」
お手洗いに向かうと、アレン様が帰ってきていたようで、鉢合わせしてしまいます。
「アレン様!?きゃっ」
わたくしは驚いて転びそうになります。
「ティアラ?大丈夫ですか?」
あっ
「あっ、やっ、み、見ないで、見ないでください」
今の衝撃で、、最悪な自体になってしまいました。貴族失格です。しかもよりによってアレン様の前で、、あぁ、さすがに嫌われてしまいました。
「ティアラすぐ着替えを用意させますからね」
「アレン様?アレン様も汚れてしまいますよ!」
ショックで立てないわたくしを抱き上げてお風呂場まで連れて行ってくれます。
「ティアラが汚いわけがないですよ。それに困っていたらすぐにでも助けるのが普通です」
それはちょっと普通とはかけ離れてる気がします!
その後戻ったら何事もなかったようになってました。召使いも、アレン様も。気使いまで徹底してますね。
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