吸血鬼(始祖)の異世界建国記
努力を侮辱するのは許さん!
「いきなりだけどどうやって空飛ぶんだ?」
俺は自分の羽根を見せてアクアに問う。
「本当にいきなりですね」
「【火竜】とか創った時に思ったんだよ。俺もドラゴンみたいに飛べるんじゃないか〜って」
「飛べますよ。【変幻自在】」
そう言うとアクアは背中からコウモリの黒い羽根と虫の半透明な羽根の中間な感じな羽根を出した。
「お前も羽根持っていたのか?今まで知らなかったぞ」
「いつもは【変幻自在】で消してましたからね。羽根って地上で生活するのに結構邪魔なんですよ。吸血鬼は勿論、精霊も羽根がある種類があります」
すっかり忘れてた。最初の時は動きやすいから使っていたけど今では普通に歩けるようになったから使ってなかった。それと精霊も羽根があるんだな。でも、精霊より妖精の方が羽根が合ってるような気がするんだが?まぁ、精霊の始祖が想像していたのがこんなふうになったから仕方ないな。考えは人それぞれだもんな。
「ちょっと俺に飛び方をレクチャーしてくれないか?」
「いいですよ。まず、羽根に魔力を流してください」
魔力ね。羽根だけに【魔装】を使う感じかな?
「次に羽根をパタパタさせてください」
パタパタって表現が可愛いな。それより、羽根をパタパタね。パタパタ。
羽根をパタパタさせると俺は天高く飛んで行った。
「ギャァァァァァァ!?」
俺は数秒で雲を突き抜けた。
「やばいやばい!魔力を流すのを止めよう」
俺は魔力を流すのを止めた。すると今度は重力に引っ張られて落ちて行った。
「やばいやばい!最悪、風属性魔法でなんとかするか!」
「その必要はないですよ」
俺が自由落下しているとアクアが飛んで俺を空中キャッチしてくれた。
「ナイスキャッチ」
「どういたしまして。それに飛び方をレクチャーしたのは私ですから私の責任です。では、今度は魔力を抑えてやってみましょう」
今度は空中で行うらしい。地上からは20mぐらい離れている。
「このぐらい?」
俺はまたしても自由落下した。なので、少しずつ流す魔力を多くしていく事にした。
「おお!飛べた飛べた!」
俺は空中で維持できる魔力量を見つけた。その状態での魔力量を変える事で加速減速ができるっぽい。
「おめでとうございます。それにしても感覚を掴むのが上手ですね」
「まぁ、少しずつ直していけば普通にできると思うが」
「その調整が難しいのですが、まぁ、【魔力操作】がカンストしているマスターですからね〜」
何だよ。まるで俺が化け物みたいな言い方は!俺は毎日毎日コツコツ【液体操作】で特訓したから【魔力操作】がカンストしているんだ。俺の努力の結晶を侮辱するのは許さん!
俺は名前を侮辱され続けた。そこで、沢山の努力をした。その影響で俺は努力を侮辱する事が嫌いになったっぽい。
俺は赤い瞳を輝かせながらアクアの方へ飛んで行く。
「マスター!怖いです!あの••••••その〜。褒めたんですよ!だからこっちにそんな怖い顔で来ないでください!」
アクアは怯えながら全力で飛んで逃げた。それを俺が全力で追いかける。100mぐらい飛んだ所でアクアの羽根を掴んだ。
「ギャァァァァァァ!なんでそんなに上手になっているんですか!」
「いや、慣れたからな。それより、さっきの事はなんだ?俺ってそんなに化け物じみてるかぁ?」
俺はアクアの顔を近づける。そして、アクアを思いっきり睨んだ。
「ひぃぃぃ!すみません!すみません!ちょっと調子に乗りました!ごめんなさい!」
「はぁ。素直に謝ればすぐに許したのにな。それと俺の嫌いな事は努力を侮辱される事だ。今回は飛び方を教えてくれたからこれぐらいで済んだが今後は覚悟しろよ」
「はぃ。分かりました」
ちゃんと反省してるようなので羽根を離してやる。
「うぅ。まだ羽根が痛い」
アクアがダンジョンに戻っている途中で呟いた。
「はぁ、しゃあないな。【治癒】。これでいいか?」
俺はアクアに【回復魔法】の【治癒】を使ってあげた。【治癒】は身体の傷や痛みを癒やす魔法だ。その代わり病気などには一切効かないらしい。
「これで大丈夫だろ?」
「うぅ、マスターがやったのに何故かありがたみを感じてしまう••••••」
元はお前が俺を怒らせたのがいけないんだろうが。
俺等は歩きながらダンジョンの近くにできた吸血鬼達の町に着いた。
俺は自分の羽根を見せてアクアに問う。
「本当にいきなりですね」
「【火竜】とか創った時に思ったんだよ。俺もドラゴンみたいに飛べるんじゃないか〜って」
「飛べますよ。【変幻自在】」
そう言うとアクアは背中からコウモリの黒い羽根と虫の半透明な羽根の中間な感じな羽根を出した。
「お前も羽根持っていたのか?今まで知らなかったぞ」
「いつもは【変幻自在】で消してましたからね。羽根って地上で生活するのに結構邪魔なんですよ。吸血鬼は勿論、精霊も羽根がある種類があります」
すっかり忘れてた。最初の時は動きやすいから使っていたけど今では普通に歩けるようになったから使ってなかった。それと精霊も羽根があるんだな。でも、精霊より妖精の方が羽根が合ってるような気がするんだが?まぁ、精霊の始祖が想像していたのがこんなふうになったから仕方ないな。考えは人それぞれだもんな。
「ちょっと俺に飛び方をレクチャーしてくれないか?」
「いいですよ。まず、羽根に魔力を流してください」
魔力ね。羽根だけに【魔装】を使う感じかな?
「次に羽根をパタパタさせてください」
パタパタって表現が可愛いな。それより、羽根をパタパタね。パタパタ。
羽根をパタパタさせると俺は天高く飛んで行った。
「ギャァァァァァァ!?」
俺は数秒で雲を突き抜けた。
「やばいやばい!魔力を流すのを止めよう」
俺は魔力を流すのを止めた。すると今度は重力に引っ張られて落ちて行った。
「やばいやばい!最悪、風属性魔法でなんとかするか!」
「その必要はないですよ」
俺が自由落下しているとアクアが飛んで俺を空中キャッチしてくれた。
「ナイスキャッチ」
「どういたしまして。それに飛び方をレクチャーしたのは私ですから私の責任です。では、今度は魔力を抑えてやってみましょう」
今度は空中で行うらしい。地上からは20mぐらい離れている。
「このぐらい?」
俺はまたしても自由落下した。なので、少しずつ流す魔力を多くしていく事にした。
「おお!飛べた飛べた!」
俺は空中で維持できる魔力量を見つけた。その状態での魔力量を変える事で加速減速ができるっぽい。
「おめでとうございます。それにしても感覚を掴むのが上手ですね」
「まぁ、少しずつ直していけば普通にできると思うが」
「その調整が難しいのですが、まぁ、【魔力操作】がカンストしているマスターですからね〜」
何だよ。まるで俺が化け物みたいな言い方は!俺は毎日毎日コツコツ【液体操作】で特訓したから【魔力操作】がカンストしているんだ。俺の努力の結晶を侮辱するのは許さん!
俺は名前を侮辱され続けた。そこで、沢山の努力をした。その影響で俺は努力を侮辱する事が嫌いになったっぽい。
俺は赤い瞳を輝かせながらアクアの方へ飛んで行く。
「マスター!怖いです!あの••••••その〜。褒めたんですよ!だからこっちにそんな怖い顔で来ないでください!」
アクアは怯えながら全力で飛んで逃げた。それを俺が全力で追いかける。100mぐらい飛んだ所でアクアの羽根を掴んだ。
「ギャァァァァァァ!なんでそんなに上手になっているんですか!」
「いや、慣れたからな。それより、さっきの事はなんだ?俺ってそんなに化け物じみてるかぁ?」
俺はアクアの顔を近づける。そして、アクアを思いっきり睨んだ。
「ひぃぃぃ!すみません!すみません!ちょっと調子に乗りました!ごめんなさい!」
「はぁ。素直に謝ればすぐに許したのにな。それと俺の嫌いな事は努力を侮辱される事だ。今回は飛び方を教えてくれたからこれぐらいで済んだが今後は覚悟しろよ」
「はぃ。分かりました」
ちゃんと反省してるようなので羽根を離してやる。
「うぅ。まだ羽根が痛い」
アクアがダンジョンに戻っている途中で呟いた。
「はぁ、しゃあないな。【治癒】。これでいいか?」
俺はアクアに【回復魔法】の【治癒】を使ってあげた。【治癒】は身体の傷や痛みを癒やす魔法だ。その代わり病気などには一切効かないらしい。
「これで大丈夫だろ?」
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