吸血鬼(始祖)の異世界建国記

河野原ぺこ@垢停止中

属性を分解!?

 俺は朝になり目を覚ました。俺は地球で毎朝鍛錬をしていたのでいつも午前5時に起きる事ができる。

「さて、そろそろ無属性魔法に属性を付与してみるか」

 俺はステータスの通り、無属性魔法以外でまだ【洗浄】しか覚えていないのだ。そもそも、無属性魔法以外の魔法は無属性魔法に属性を付与したものらしい。そして、ステータスの魔法の欄に載っているのは付与できる属性らしい。
 【洗浄】は身体が汚くなった時ように覚えておいた。

「とりあえず、【火球】」

 俺が【火球】の鍵言葉を唱えると魔法陣が現れ、半径2メートルぐらいの火の玉ができた。

「ちょ!ストップストップ!」

 あまりの大きさに驚いた俺はすぐさま【火球】の維持をしていた魔力を遮断する。

 やばいな。地下1階層は森だから燃えるし外でやるか。確か近くに草原があったはずだな。

 俺は【魔装】を使って森の外まで出た。

「えっ!?」

 外に出るとそこには既に1つの村ができていた。

 家作るの早すぎだろ。魔法がある世界だから早く作れるのは当たり前だけどここまで早いものなのか?
 あ、クラーマのやつ絶対に嘘ついたな。これだけ大量の家が半日で作れるならあいつの家も作れるだろ!帰ったら説教してやるか。

 俺はダンジョンと村から離れ近くにある草原に来た。俺は初級魔法の書の内容や魔法陣を暗記しているので本は持ってきていない。全てが日本語で書かれているのでとても分かりやすかった。

「さて、次は【水球】」

 これも、異常な大きさだ。多分、【魔力操作】のレベルをMAXにした事によって効率よく魔力を魔法にしているのだろう。

「【土球】【風球】【闇球】」

 俺は3つ同時に他の属性の魔法も唱えてみた。どうやら成功してらしい。

「【火装】」

 今度は身体強化魔法の【魔装】に火属性を付与してみた。どうやら身体の周りから火が出て身体強化が行われるらしい。

「【水装】、【土装】、【風装】、【闇装】」

 他の属性も成功だ。この中で一番面白かったのが【土装】だ。全身に土でできた鎧ができ、それを装備したのだ。

「ん、魔法陣をよく見ると法則性があるな」

 俺は魔法陣を見てそう呟く。魔法陣の大半は同じだが属性を表していると思われる所だけがそれぞれ違ったのだ。

「これが火でこれが水、なるほど」

 火には【酸素発生】【水素発生】【炭素発生】【燃焼】の4つが書かれていた。

 そのままの意味で燃やす為の属性みたいだ。

 水には【水素発生】【酸素発生】【酸化】【栄養素吸収】の4つが書かれていた。

 これは飲水を創る属性みたいだな。攻撃に特化するなら無駄な【栄養素吸収】を書かなくて良いと思うぞ。

 これって魔法陣を書き換えればもっと凄い魔法ができるんじゃないか?

 俺は試しに【酸素発生】【水素発生】【炭素発生】【瓦斯作製】【燃焼】を【魔球】魔法陣に書き込んでみた。試しに魔力を流して見ると青白い炎が発生した。

「おお!すげぇ」

 どうせなら鍵言葉も変えるか。【白炎】でいいかな。そういえば、新しい属性を作ったけどステータスはどうなるんだろう?

「【ステータス】」

トア・ヴァンピール 1歳 男
吸血鬼(始祖) Lv6
《称号》
始祖 ダンジョンマスター 転生者
《身体能力》
生命力125/125 体力104/104 魔力379/379 腕力46 脚力57 知力329
《ユニークスキル》
吸血 超回復 変幻自在 液体操作 血の契約 属性作製 特殊魔法
《パッシブスキル》
速読LvMAX
《アクティブスキル》
算術LvMAX 鑑定Lv3 魔力操作LvMAX 魔力感知Lv6 体術Lv8 細剣Lv7 長槍Lv5 長弓Lv6 魔法解体Lv1 魔法作製Lv1 無属性魔法LvMAX 火属性魔法Lv1 水属性魔法Lv3 風属性魔法Lv1 土属性魔法Lv1 闇属性魔法Lv1 空間魔法Lv1 回復魔法Lv1
《武技》
《魔法》
魔装 火装 水装 風装 土装 闇装 魔球 火球 水球 風球 土球 闇球 魔壁 洗浄 白炎

 【属性作製】【特殊魔法】【魔法解体】【魔法作製】の4つが手に入ってるな。それと、【空間魔法】と【回復魔法】は【特殊魔法】の分類に入るんじゃないか?まぁ、あの女神の思考が入っているから考えても無駄か。多分、かっこいいから別にしたとかで別々にしているんだろう。

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