神を凌駕する者

ぱぴこ

僕の《能力》

「アリザン君の《能力》は火魔法(Lv1)と剣術(Lv1)ですね。十分王宮聖騎士ロイヤルナイツを目指せますよ。」

僕はレクト。今、6歳になった時に受けるステータスを授かるための儀式を受けに神殿に来ている。僕の夢は王宮聖騎士ロイヤルナイツだ。そのためには強力な《能力》が必要だ。それに、僕は3歳くらいの時から努力を怠った事は一度もない。少々弱いスキルでも何とかなる……と信じたい。
あっ今、前のアリザン君?の儀式が終わったみたいだ。

「次の方は入ってきて下さい。」
「お願いします。」
「はい、ではここに手を置いて下さい。」

僕は言われたとおりに手を置いた。すると、2つの光が僕の中に入ってきた。

「はい、終わりましたよ。えーっと、レクト君の《能力》は〈反射〉と〈倍率操作(Lv1)〉ですね。うーん、これらの能力は見たことがありませんね。これから厳しいと思いますが、頑張って下さい。では、次の方どうぞ。」

僕はもらったステータスを見た。   

名前︰レクト・オペレイト
年齢︰6歳
職業︰(10歳の時の儀式にて獲得可能)

Lv1
生命︰50
魔力︰80
物攻︰45
魔攻︰50
敏捷︰60
防御︰15
知力︰140

《能力》
格闘技(Lv5)
身体強化(Lv3)
鑑定(Lv1)
反射
倍率操作(Lv1)          


うーん、知力が高いな。あと、格闘技も身体強化も日頃の努力の賜物だな。帰ったらいろいろ鑑定で調べてみるか。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

「ただいま。」
「おぉ、おかえり。ステータスはどうだった?」
「ちょっと自分で見てみるから、夕食の時に皆に見せるよ。」
「そうか。ゆっくり休めよ。」
「うん 」

うちは男爵で僕はそこの三男だ。
僕はいつもどおり、自分の部屋に戻った。

「じゃあ、〈反射〉と〈倍率操作(Lv1)〉を見てみるか。〈鑑定〉 」

すると、目の前に半透明の板が出てきた。

反射︰力の大小や種類を問わず本人が認可していない攻撃は全て反転し、「反射できる限界」は存在しない。

倍率操作︰倍率を操作できる。
     Lv1・0.1〜10倍

え、何これ………強そう。
あっそうだ 

「《倍率操作》。僕の成長速度を2倍にする。」

まぁ、実験なんだし、失敗してもいいん……

ーーーーー倍率操作がLv2になりました。

じゃあ、成長速度を10倍にしようか。出来るかな?

ーーーーー成長速度が10倍になりました。

出来ちゃったよ……。もしかしたら、〈反射〉と〈倍率操作(Lv1)〉を組み合わせれるかな。試すには……………ちょっと怖いけど、森に行くしかないか。  

こうして、レクトは森に向かったが、この後、自分の《能力》がいかに化け物じみているか知ることになる。       
                  

どうも、ぱぴこです。よろしくお願いします。

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