メイドAは何も知らない。
メイドの知らない彼の決意。 4
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警邏官や近所の人達がいなくなった後、グレンはチェイスに睨まれながら、またリリアの前のソファーに腰掛ける。
突拍子もない発想の甲斐あってか、リリアはもうグレンやチェイスの一挙手一投足で、極端にビクつくこともなくなっていた。
「さてっと。もう大丈夫かな? リリアちゃん」
「は、はい」
それでも少し緊張してしまうのは仕方がないことだろうと苦笑して、グレンが「それじゃあ」と、本題に入る。
「まず君がアミリスさんを見つけた時の状況だけど、君が書斎に入った時、既にアミリスさんは床に倒れた状態で、彼女が突き倒される瞬間は目にしていないと。これは間違いない?」
「はい」
「うん、じゃあ次ね。気が動転してた君が不審者の存在に気づいたのはアミリスさんに近寄った後で、それまでは全く気付かなかった?」
「ごめんなさい……」
「あぁ、うん。責めてるわけじゃなくてね……んー、じゃあね、気づいた時は書斎のベランダにいた? それともベランダに出る直前だった?」
「多分出る直前……で、出た後? あの、一瞬だったので……ごめんなさい」
「そっか、じゃあ、やっぱり不審者の顔は見てないかな?」
「……ごめんなさい」
しょんぼりと項垂れていくリリアに、グレンが「気にしないで」と苦笑する。
アミリス以外の第三者に気付かないくらい気が動転していたくらいだから、細かい状況を憶えていないのも無理はないだろう。
チェイスはまたリリアが萎縮してしまうのを危惧し、グレンに首を振って合図を送ったが、グレンは少し考えた後、更にリリアに質問をする。
「うーん、じゃあなんか不審者を見た時に印象に残ってる所とかないかな? 服装が汚かったとか、物凄く背が高かったとか、身体のどこかしらに傷があったとか」
「服装……」
質問の仕方を変えてみたのが良かったのか、リリアはそこで少し何かを思い出すように考え込む。
一生懸命思案するその様子を見て、グレンがチェイスに目線を送り、チェイスは頷いてグレンに促す。
「何か気になるところがあった?」
決して急かさないように、落ち着いた声音でグレンが尋ねると、リリアは少しだけ自信なさげに頷いた。
「えっと、見た目は普通だったんですけど……その、外套の生地が……」
「生地?」
「た、多分なんですけど、ビロードのじゃないかと……」
「ビロードの外套?」
ビロードと言えば、主に海向こうの帝国の方で生産されている希少性の高い最高級品だ。
それを纏っていたとなると、少なくとも犯人が一般市民とは考えにくい。
これは凄く重要な情報なのではないかと、グレンとチェイスは言葉なしに目配せをする。
「間違いない?」
「たっ、多分。色付きの……あ、濃い黒か紫みたいな色で、光っていたから……」
他に光沢がある生地と言えば絹も当てはまるだろうが、どちらにしても高級だし、外套の様に大きな物になれば、一般的な労働者が購入できない事には変わりないだろう。
チェイスが先ほど書斎で見つけた物と、これまでのリリアの証言を照らし合わせて考えると、その不審者が、チェイス達がずっと追っている真犯人本人である可能性がやはり高い。
「そう。他には何か気づいた事ある? 例えば、肌の色とか髪の色とか」
「肌は多分白くて、髪は、濃い色だったと思います。その、陰にいたので……」
「そっか。うん。ありがとう。僕の方はもういいかな。チェイス、君は他に聞きたい事ある?」
「そうだな……」
犯人についてこれ以上リリアに色々聞いても何か出てくるとは思えない。
ただ、少しだけ気になった所は確かにある。
チェイスが思案顔でじっとリリアを見つめると、リリアは緊張した様子で身を引いてしまう。
その姿を見て、また少しだけ胸に刺す様な痛みを感じたが、チェイスはそれを誤魔化す様に胸元で腕を組み、リリアに向かって質問をする。
「洗濯屋のアミリスと別れて、彼女の悲鳴が聞こえるまでどれ位の間があったか判るか?」
「あ、そうだね。それ大事だね」
「えっと、ナナリーさんが邸を出てから、ほんの数分位かと。お野菜を洗い始めたばかりだったので……」
「そうか」
キッチン前にある、使用人専用の扉付きのドアを通り、そのまま迷わず書斎まで行ったと仮定すると、やはりさして時間は経っていなかっただろうとチェイスは算段する。
不審者はリリアが書斎から出て、アミリスがリリアの代わりに入っていくまでの僅かな間に忍びこんだ筈だ。
そうするとあらかじめ邸の庭か、隣の部屋のベランダ辺りに隠れていたのではないかと推測するのが妥当だろう。
あるいは……と、チェイスは暫し思案する。
「今日ここに君を訪ねにきたのは、洗濯屋とパン屋の二人だけか?」
「いえ、お二人がお見えになる前に、その、御用聞きのラルフさんが……」
「ふむ。他には誰かいなかったか? 例えば……婚約者、とか」
「え?」
「あ、いや。その三人以外には誰もいないんだな?」
うっかりずっと気になっていた事を口にしてしまい、チェイスは慌ててそれを誤魔化す。
幸いリリアは聞き逃したらしく、チェイスの再確認に素直にコクリと頷いた。
横でグレンが面白そうに目を輝かせているのは、気のせいだということにしておく。
(……御用聞きのラルフか)
この界隈で御用聞きといえば、どこかの店専属の雇われ御用聞きではなく、自主的に家々を回り歩いている野良の御用聞きが主である。
今から探して話を聞こうにも、居場所を知るのにかなり時間が掛かってしまう。
「その御用聞きは毎日来ているのか?」
「はい。あの、ナナリーさんに、紹介して下さって。いつも、お世話に……」
「そうか」
ならば予め来る時間帯を抑えて、明日は邸で待機していた方が今から探すよりは効率的だろう。
そうなるといよいよあの事をリリアに打ち明けなければならないだろう。
チェイスは用意されていたお茶を手に取り、器の中に視線を落とす。
情けないくらい鼓動は早く、平静を装おうとしても指先は小刻みに揺れている。
グッと眉間に力を入れ、チェイスはお茶を一気に飲み干す。
少しばかり咳き込みながら、カップをテーブルに戻すと、不安そうにこちらを見つめるリリアの視線から目を逸らさないように顔を上げた。
「実は君にーー」
「あ、チェイス君。ちょぉっと待った」
また唐突に、ハイッ!と、片手を上げて、グレンがチェイスの心を挫くように水を差す。
なんだ? と、目元を染めて睨みつけるチェイスの気持ちも無視して、グレンはリリアに向きなおり、膝に手をついて深々とお辞儀をして言った。
「ずっと言わなきゃって思ってたんだけどさ、ごめんねリリアちゃん。実は君の尋問や、チェイスがこれから話そうとしてる事、僕がチェイスに無理やりやらせたものなんだ。僕もチェイスもちょっとばかり特殊な環境にいたお陰で、女性だからと油断する訳にも行かなかったし、悪気は無かったんだよ。って、これは言い訳になっちゃうか。でも、彼の名誉のためにこれだけは言わせて欲しいんだけど、チェイスって、見た目通り普段は無表情で奥手だし、貴族の癖に口は悪いし、僕や自分の兄君には容赦ないけど、ホントは物凄く思いやりがあって、とにかくバカ真面目で、責任感強いし、案外傷つきやすかったりするんだよね。だから、僕の事は許せなくっても、彼の事は出来る限り許してあげて欲しいんだ。無理かな?」
「………」
「えっと……」
話の流れが掴めないリリアは、案の定グレンとチェイスを見比べて困惑する。
複雑に顔を顰めるチェイスと、至極真剣な面持ちでこちらを見つめてくるグレンの視線に、なんとなく彼等なりにずっと気にしていた事だけは伝わり、リリアは暫くして、恐る恐る頷いて見せた。
それを見たグレンは、嬉しそうに満面の笑みを浮かべる。
そして嬉しそうにリリアの両手をがっちり掴み、ブンブンと大振りにリリアと握手を交わした。
「よかった!! いや、ホントに! じゃあこれでもう何も問題は無くなったね。チェイス、君の番だよ! さぁ、思う存分懺悔するといいよ!」
「できるかっ!!」
バシリッとグレンの後頭部を思い切り叩き、チェイスは真っ赤になって憤慨する。
そしてまたしてもチェイスの勢いで身を竦めてしまったリリアと視線が合うと、この空気でどう説明すればいいんだと、チェイスはガックリと頭を抱えた。
警邏官や近所の人達がいなくなった後、グレンはチェイスに睨まれながら、またリリアの前のソファーに腰掛ける。
突拍子もない発想の甲斐あってか、リリアはもうグレンやチェイスの一挙手一投足で、極端にビクつくこともなくなっていた。
「さてっと。もう大丈夫かな? リリアちゃん」
「は、はい」
それでも少し緊張してしまうのは仕方がないことだろうと苦笑して、グレンが「それじゃあ」と、本題に入る。
「まず君がアミリスさんを見つけた時の状況だけど、君が書斎に入った時、既にアミリスさんは床に倒れた状態で、彼女が突き倒される瞬間は目にしていないと。これは間違いない?」
「はい」
「うん、じゃあ次ね。気が動転してた君が不審者の存在に気づいたのはアミリスさんに近寄った後で、それまでは全く気付かなかった?」
「ごめんなさい……」
「あぁ、うん。責めてるわけじゃなくてね……んー、じゃあね、気づいた時は書斎のベランダにいた? それともベランダに出る直前だった?」
「多分出る直前……で、出た後? あの、一瞬だったので……ごめんなさい」
「そっか、じゃあ、やっぱり不審者の顔は見てないかな?」
「……ごめんなさい」
しょんぼりと項垂れていくリリアに、グレンが「気にしないで」と苦笑する。
アミリス以外の第三者に気付かないくらい気が動転していたくらいだから、細かい状況を憶えていないのも無理はないだろう。
チェイスはまたリリアが萎縮してしまうのを危惧し、グレンに首を振って合図を送ったが、グレンは少し考えた後、更にリリアに質問をする。
「うーん、じゃあなんか不審者を見た時に印象に残ってる所とかないかな? 服装が汚かったとか、物凄く背が高かったとか、身体のどこかしらに傷があったとか」
「服装……」
質問の仕方を変えてみたのが良かったのか、リリアはそこで少し何かを思い出すように考え込む。
一生懸命思案するその様子を見て、グレンがチェイスに目線を送り、チェイスは頷いてグレンに促す。
「何か気になるところがあった?」
決して急かさないように、落ち着いた声音でグレンが尋ねると、リリアは少しだけ自信なさげに頷いた。
「えっと、見た目は普通だったんですけど……その、外套の生地が……」
「生地?」
「た、多分なんですけど、ビロードのじゃないかと……」
「ビロードの外套?」
ビロードと言えば、主に海向こうの帝国の方で生産されている希少性の高い最高級品だ。
それを纏っていたとなると、少なくとも犯人が一般市民とは考えにくい。
これは凄く重要な情報なのではないかと、グレンとチェイスは言葉なしに目配せをする。
「間違いない?」
「たっ、多分。色付きの……あ、濃い黒か紫みたいな色で、光っていたから……」
他に光沢がある生地と言えば絹も当てはまるだろうが、どちらにしても高級だし、外套の様に大きな物になれば、一般的な労働者が購入できない事には変わりないだろう。
チェイスが先ほど書斎で見つけた物と、これまでのリリアの証言を照らし合わせて考えると、その不審者が、チェイス達がずっと追っている真犯人本人である可能性がやはり高い。
「そう。他には何か気づいた事ある? 例えば、肌の色とか髪の色とか」
「肌は多分白くて、髪は、濃い色だったと思います。その、陰にいたので……」
「そっか。うん。ありがとう。僕の方はもういいかな。チェイス、君は他に聞きたい事ある?」
「そうだな……」
犯人についてこれ以上リリアに色々聞いても何か出てくるとは思えない。
ただ、少しだけ気になった所は確かにある。
チェイスが思案顔でじっとリリアを見つめると、リリアは緊張した様子で身を引いてしまう。
その姿を見て、また少しだけ胸に刺す様な痛みを感じたが、チェイスはそれを誤魔化す様に胸元で腕を組み、リリアに向かって質問をする。
「洗濯屋のアミリスと別れて、彼女の悲鳴が聞こえるまでどれ位の間があったか判るか?」
「あ、そうだね。それ大事だね」
「えっと、ナナリーさんが邸を出てから、ほんの数分位かと。お野菜を洗い始めたばかりだったので……」
「そうか」
キッチン前にある、使用人専用の扉付きのドアを通り、そのまま迷わず書斎まで行ったと仮定すると、やはりさして時間は経っていなかっただろうとチェイスは算段する。
不審者はリリアが書斎から出て、アミリスがリリアの代わりに入っていくまでの僅かな間に忍びこんだ筈だ。
そうするとあらかじめ邸の庭か、隣の部屋のベランダ辺りに隠れていたのではないかと推測するのが妥当だろう。
あるいは……と、チェイスは暫し思案する。
「今日ここに君を訪ねにきたのは、洗濯屋とパン屋の二人だけか?」
「いえ、お二人がお見えになる前に、その、御用聞きのラルフさんが……」
「ふむ。他には誰かいなかったか? 例えば……婚約者、とか」
「え?」
「あ、いや。その三人以外には誰もいないんだな?」
うっかりずっと気になっていた事を口にしてしまい、チェイスは慌ててそれを誤魔化す。
幸いリリアは聞き逃したらしく、チェイスの再確認に素直にコクリと頷いた。
横でグレンが面白そうに目を輝かせているのは、気のせいだということにしておく。
(……御用聞きのラルフか)
この界隈で御用聞きといえば、どこかの店専属の雇われ御用聞きではなく、自主的に家々を回り歩いている野良の御用聞きが主である。
今から探して話を聞こうにも、居場所を知るのにかなり時間が掛かってしまう。
「その御用聞きは毎日来ているのか?」
「はい。あの、ナナリーさんに、紹介して下さって。いつも、お世話に……」
「そうか」
ならば予め来る時間帯を抑えて、明日は邸で待機していた方が今から探すよりは効率的だろう。
そうなるといよいよあの事をリリアに打ち明けなければならないだろう。
チェイスは用意されていたお茶を手に取り、器の中に視線を落とす。
情けないくらい鼓動は早く、平静を装おうとしても指先は小刻みに揺れている。
グッと眉間に力を入れ、チェイスはお茶を一気に飲み干す。
少しばかり咳き込みながら、カップをテーブルに戻すと、不安そうにこちらを見つめるリリアの視線から目を逸らさないように顔を上げた。
「実は君にーー」
「あ、チェイス君。ちょぉっと待った」
また唐突に、ハイッ!と、片手を上げて、グレンがチェイスの心を挫くように水を差す。
なんだ? と、目元を染めて睨みつけるチェイスの気持ちも無視して、グレンはリリアに向きなおり、膝に手をついて深々とお辞儀をして言った。
「ずっと言わなきゃって思ってたんだけどさ、ごめんねリリアちゃん。実は君の尋問や、チェイスがこれから話そうとしてる事、僕がチェイスに無理やりやらせたものなんだ。僕もチェイスもちょっとばかり特殊な環境にいたお陰で、女性だからと油断する訳にも行かなかったし、悪気は無かったんだよ。って、これは言い訳になっちゃうか。でも、彼の名誉のためにこれだけは言わせて欲しいんだけど、チェイスって、見た目通り普段は無表情で奥手だし、貴族の癖に口は悪いし、僕や自分の兄君には容赦ないけど、ホントは物凄く思いやりがあって、とにかくバカ真面目で、責任感強いし、案外傷つきやすかったりするんだよね。だから、僕の事は許せなくっても、彼の事は出来る限り許してあげて欲しいんだ。無理かな?」
「………」
「えっと……」
話の流れが掴めないリリアは、案の定グレンとチェイスを見比べて困惑する。
複雑に顔を顰めるチェイスと、至極真剣な面持ちでこちらを見つめてくるグレンの視線に、なんとなく彼等なりにずっと気にしていた事だけは伝わり、リリアは暫くして、恐る恐る頷いて見せた。
それを見たグレンは、嬉しそうに満面の笑みを浮かべる。
そして嬉しそうにリリアの両手をがっちり掴み、ブンブンと大振りにリリアと握手を交わした。
「よかった!! いや、ホントに! じゃあこれでもう何も問題は無くなったね。チェイス、君の番だよ! さぁ、思う存分懺悔するといいよ!」
「できるかっ!!」
バシリッとグレンの後頭部を思い切り叩き、チェイスは真っ赤になって憤慨する。
そしてまたしてもチェイスの勢いで身を竦めてしまったリリアと視線が合うと、この空気でどう説明すればいいんだと、チェイスはガックリと頭を抱えた。
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