泣き虫なこもりうた。

流維

偽りの愛 本当の愛

ひとつ雫が落ちていく
頰に伝った悲しみに
気付く者は誰もいない。

ふたつ心が軋んでく。
締め付けられる思いに
声を殺して我慢した。

甘い囁きに酔っていて、
本当の意図も気づかないで。
自分は幸せ者なのだと
疑いもしないで。

みっつ幸せを願っていた
あの日 あの時 あの場所で。
よっつの想いを打ち明けて、
心を見せれば笑われた。

いつつ むっつ ななつ目に
見せられた心は真っ黒で、
偽りの愛を知ったのは
ここのつの日の雨の中。

本当の愛を忘れたとき。
ふと思い出すあの唄は、
一体誰の唄だっただろう。

あぁ、そうだ。
一緒にとおと数えてくれた
優しい母の温もりを。
母の子守唄とともに。
雫を拭ってくれた人。

心が弱くて泣き虫でも。
ずっと味方でいてくれる。
愛情の深さ、絶対の愛情。
そんな母のように、
なりたいんだ。

たとえ泣き虫でも。

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